過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

歴史

マスコミが取り上げない大きな問題がある。それは、創価学会と公明党のこと

世をあげて統一教会問題を取り上げている。日本の政府が、一つの宗教団体によって、いかにその影響と支配を受けてきたかがわかる。 背景にGHQの占領政策がある。そして、いまだにその絆を断ち切ることができていない。----------------さて、マスコミが取り…

日本の民主主義についての擬制

こんなことは常識かもしれないが、日本の民主主義についての擬制(実質は違うのに、そう見なす(見せかける)こと)についてまとめてみた。------------------「擬制の背景:「無条件降伏」のショック」 ①7月26日ポツダム宣言。軍国主義の除去。日本本土の占…

戦争の本質とは

①戦争は他国からの攻撃・侵略に対して、純粋に国を守る行為、という面はもちろんある。しかしその本質は経済だろう。 ②経済の市場をもとめて、あるいは資源を求めて他国を侵略していくところに要因がある。さらには、国と国を戦わせて、互いに殺し合いをさせ…

戦後の占領政策と創価

「池谷さん、いま統一教会が話題になっているんだけど、いちばんこわいのは創価学会と思う」と。昨日、四万十の山奥に住む友人とやりとりした。うん、たしかに、創価学会こそあなどれない。ぼくはやがて創価学会が天下を取るんじゃないかと思うほど。 なにし…

書い叩かれる安い国、日本になっていく。

円安。そして30年、給与水準は上がらず。書い叩かれる安い国、日本になっていく。 ①中国はここ10年で賃金が10倍。人件費が高くなったので、日本で製造したほうが効率がいい。真面目な労働者で品質も安定。 今後は外国企業が日本に工場つくっていく、ある…

岸信介と創価学会について

統一教会と自民党、安倍晋三元総理との癒着が話題になっているが、ここで創価学会との関係についても見てみたい。 背景として、占領軍が日本を「反共の防波堤」としたことにある。以下、きわめてざっくりとまとめてみた。 ①日本は敗戦によって連合国による「…

信仰とフィクション、客観的な事実についての考察──日蓮正宗と創価の本尊について

信仰とフィクション、客観的な事実についての考察──日蓮正宗と創価の本尊について かつての創価学会は、日蓮があらわしたという本尊(本門の本尊 通称:板本尊、板曼荼羅)こそが究極の真実である。それを伝持しているゆえに日蓮正宗が正しい。日蓮正宗を外…

観察と探求あるところに人生の至福ありと

①経済大国でブイブイいわせていた日本の凋落、甚だしい。さらにこのまま堕ちていく予感。なにより、国民の政治的無関心と無力感、だめだなあ感、いちじるしい。 ②なにしろ大東亜戦争に惨敗して、ポツダム宣言を受諾して、「無条件」降伏したんだもの。占領軍…

同時代の宗教家

宮沢賢治さんが自分のオペラを見てくれた。「あはれマドロス 田谷力三は」と、賢治の日記か手紙に残っている。 その話を、田谷力三(たやりきぞう:浅草オペラのテノール歌手)の講演会で聞いたことがあった。有名な「ディアボロー」という歌をうたってくれ…

生徒にとって悲劇は、先生を選べないこと

学校の悲しさ。生徒にとって悲劇は、先生を選べないこと。 能力のない先生、指導力のない先生、そして、えこひいきする先生もいる。あかりの幼稚園の先生はとってもいい先生で、あかりは幼稚園を楽しんでる。それだけでも、ほんとうに宝だと思う。 ---------…

浮かれて足元を救われて、坂道を転がるように落ちていく日本

①なにがなんでもオリンピックやるんだろうなあ……。もうそういう利権構造に組み込まれてしまっているみたい。動かしがたい段取りができてしまっていて、他に選択肢がない。責任の所在は曖昧だから、失敗しても誰も責任を取らない。為政者は、国民は馬鹿だから…

72年前のノート 恩師たちの寄せ書き

これは、72年前のノートだ。うちの利用者さんのMさん(86歳)が中学を卒業する時に、先生たちに書いてもらったノートの一部。先生たちの熱い心が、息づかいが伝わってくる。中学生だった頃のMさんの一途なひたむきな向学心が感じられる。 Mさんの時代は、…

郷土史研究の語り合い

郷土の歴史について、郷土史家の木下恒雄さんを、森町の村松達夫さんと訪ねる。初対面だが、挨拶抜き。いきなりトップスピードの語り合い。--------------------気田(けた)の町のできた背景にある王子製紙の設立、それをつくった渋沢栄一。小俣の山林を王…

「水師営」と「君死にたまふことなかれ」

「水師営」。乃木大将とロシアの将軍ステッセルとの会談の歌。80歳以上の人は、この歌をよく知っている。尋常小学校で盛んに歌われていた。おなじ時代の歌で、「桜井の訣別」(大楠公の歌)も、みなさん歌える。なので、施設ではよく歌のリードをする。きょ…

郷土史研究家の木下さんから和文タイプライターなど

" data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">「終活なんだ。もらってくれんか。昭和史を研究している人はいないか。『昭和天皇実録』60巻がある。高松宮日記(全8巻)もあるぞ。それから、静岡県史(通史編全6巻、資料編全26巻、別編全3巻)もあ…

「鞠と殿さま」大名行列

「鞠と殿さま」作詞:西条八十/作曲:中山晋平 このコンビに「東京音頭」がある。 うたっていて気持ちがいい。軽快だ。テンポもメロディもいい。歌が物語になっていて楽しい。 女の子が鞠つきしていて、鞠がとんでった。さがしてもみつからない。大名行列に…

薪を燃やしながら、戦後の流れをざっくりと考えた

露天風呂で薪を燃やしながら、戦後の流れをざっくりと考えた。頭の整理のために書いてみた。 ①日本は戦争に負けた。連合国に無条件降伏した。 ②アメリカが日本占領統治した。アメリカは、野蛮で卑劣(お互いがそのように思い込んでいた)な日本の牙を抜いて…

とんとん とんからりと 隣組

利用者さんから、「隣組」の歌を歌ってほしいと言われて、メロディーと歌詞を覚えた。なかなかいい歌なんだけど……。 1. とんとん とんからりと 隣組 格子こうしを開ければ 顔馴染み 廻して頂戴ちょうだい 回覧板 知らせられたり 知らせたり 2. とんとん とん…

「時代が、国がどうなっていくのか、見届けて死んでいかねば」という思いはある

政治については、もうどうしようもなく。 最悪のシナリオを考えてみた。そういうことも見越しておいて、いまここを平穏にすごしていく工夫を。 ①「集団的自衛権行使で攻撃される」 集団的自衛権行使でアメリカの戦いに自衛隊が参加。マスコミはこぞって煽り…

スピリチュアリティーとナショナリズムが融合する現象として、安倍昭恵を語る

中島岳志のインタビュー(朝日新聞9月2日)。おもしろい見方。 スピリチュアリティーとナショナリズムが融合する現象として、安倍昭恵を語る。【自分探し→精神世界→エコ→伝統回帰→ナショナリズム】という思考回路。 以下、ピックアップ ------------------…

やがてジープがやってきた

75年前の今日(1945年9月2日)、戦艦ミズーリの艦上で日本は降伏文書に署名した。 以下は、郷土史家の木下恒雄さんから聞いた話。 ------------------- 終戦のときは小学生だった。玉音放送の日は、となりの森町まで、生徒がみんなで背負子と鎌を持って草刈…

虚無僧の禁止とヤマハの創業

明治政府は、天皇を中心とした絶対主義国家体制をつくるために、国家神道を基盤にし 明治政府は、天皇を中心とした絶対主義国家体制をつくるために、国家神道を基盤にしていった。 「神仏分離令」であり「神社合祀」が行われた。数多くの寺院が破却された。…

インパール作戦 インド人からすると、イギリスからの独立運動であった。

大東亜戦争は、日本は、石油を奪うためであり領土拡大のためであったが、東南アジア 大東亜戦争は、日本は、石油を奪うためであり領土拡大のためであった。けれども、東南アジア諸国に対して、白人支配からの解放のための「聖戦」としていた。「大東亜共栄圏…

石原莞爾と牧口常三郎

昨日は敗戦記念日。 日本の戦争は、なんのために興したのか、考えてみた。 外向けの戦争目的、大義名分は「東亜の解放」。大東亜共栄圏。アジアを白人の支配から開放するのだ。それが、アジアの盟主である日本の使命。すなわち、聖戦である。「八紘一宇」「…

明日は、敗戦記念日。なぜ日本は負けたのだろうか。

「勝てるはずのない相手と戦った」。 なにしろ相手は、あのアメリカ。当然といえば当然。 「精神論では勝てない」。 日本は得意の奇襲攻撃で勝てると踏んでいたのか。義経の「ひよどり越え」、信長の「桶狭間の戦い」、楠正成の電撃戦のようなし。「敵は幾万…

「核兵器禁止条約」に批准しない理由がわからない

アメリカ軍によって、広島に原爆が投下された。1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分。それによって、56万人が被爆した。死者は10万人余になる。 日本は、唯一の被爆国である。唯一の被爆国として、核兵器廃絶に向けた国際世論をリードする責任があると思う…

天竜川の治水と金原明善

雨ばかりが続く。土砂崩れが心配。きょうも警戒警報が出て、幼稚園と小中学校は休講となった。 豪雨が続くと、川の氾濫も懸念されるところ。 かつての日本は、大きな河川はよく氾濫した。静岡でいえば大井川であり天竜川。天竜川は、「暴れ天竜」と呼ばれ、…

毎日「きょうはなんの日」という時間を

毎日「きょうはなんの日」という時間を作って、お話させてもらっている。話すほうとしては、とても勉強になる。なにしろ毎日のことだから。 過去のきょうの出来事を説明する。素材だけ提供。話題はそのときの利用者さんの流れ次第で変化していく。 ---------…

「狭く深く」ということにならざるを得ない

「浅く広く人とかかわる」ということで生きてきた。いわば「縁があればともない、縁が離れればはなれる」という感じ。時間があればインドやバリによくでかけた。まあ、極楽とんぼみたいな人生であった。 しかし、晩年になって、田舎暮らしを始め、家庭をもち…

日本は、かくしてだめになった

〈日本は、かくしてだめになった〉 ①「均質で従順で勤勉」。みんな一緒、世間体をたいせつに、人並み。それが価値観。戦後の日本は、とくにそういう教育がされてきた。 ②戦後の焼け野原から「復興と経済成長」。朝鮮戦争やベトナム戦争などの特需もあった。…