過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

読書

こともが遊べて親が交流できる図書館

図書館が好きで、よく通う。気になった本は、ほとんどネットでリクエストして、借りる。春野の図書館には家から車で7分。木質空間で、落ち着いていてありがたい。図書館の前の施設には、広いお風呂にサウナがある。あこれもありがたい。ところがだ。あかりを…

テキストデータにする最大のメリットは、瞬時に「一括検索」できること

岩波書店の「仏教辞典」(800頁)をテキスト化して、自分のデータベースにしようと思い立った。テキストになれば、読み込んだとき大切なところはゴシックにしたりマーキングしたり、メモを加えたりできる。 まあ、仕事ではないので趣味として、気分転換とし…

太宰治の「たずねびと」という短編

戦争中の文学をいろいろ読んでいた。野坂昭如の「火垂るの墓」、高橋和巳の旋盤工の徴用工の体験、井伏鱒二や池波正太郎の体験など。 太宰治の「たずねびと」という短編があった。さすがに太宰は、すらすらと読みやすい、おもしろい。 ほんとうに戦後は食糧…

十分に上手に表現された怒りは、調和と両立するという道が

ひとりで暮らしている分には、だいたい人に出会わないので、「怒り」が出てくるということは、そんなにない。 家庭をもつと、それはやはり「思うようにならない」ことばかり。その人ならではの美学や思い入れがあるから、そのあたりはぶつかる。 ものの言い…

宗教と霊性は、どこが違うんですか

きょうはニール・ドナルド・ウォルシュの「新しき啓示」(The New Revelations)から。 珠玉の言葉がたくさん出てくるが、すこしずつ。---------------------──宗教と霊性は、どこが違うんですか? 一方は制度で、もう一方は体験だ。宗教は、ものごとのあり方…

「戦闘」での死ではない。「餓死」あるいは栄養失調に伴う病死。

戦没者230万人。そのうち約76%が終戦前の約1年間に集中している。そのうち73%が「戦病死者」。 「戦闘」での死ではない。「餓死」あるいは栄養失調に伴う病死が多い。その数、140万人(全体の61%)ともいわれる。 同僚の屍肉を食べて生きのびることもあっ…

石垣りん「花嫁」から

今朝、なにげに読んだ。こういうのを名文というんだろうなあ。---------------------------------------私がゆく公衆浴場は、湯の出るカランが十六しかない。そのうちのひとつぐらいはよくこわれているような、小ぶりで貧弱なお風呂だ。 その晩もおそく、流…

宮本常一 母の思い出

尊敬する方に、宮本常一(みやもとつねいち)がいる。 日本各地を旅して、聞き語りで生き生きとした人々の暮らしを伝えた。民具、離島、村、農業技術、漁業、林業、口承文芸、文化論など多彩なフィールドがある。「人間は伝承の森である」と常一はいう。 文…

「火垂るの墓」

いつも終戦記念日のあたりに放映される「火垂るの墓」。野坂昭如自身の戦争体験を題材とした作品だが、ほとんどの人はアニメだけだと思うが。(野坂昭如原作、制作はスタジオジブリ、監督・脚本は高畑勲)アニメは何度も見て涙する。しかし、原作は読んだこ…

「丸山真男回顧談」つづき

丸山真男の「三島庶民大学」の続き。こんなものすごい講座を普通の市民に対して行っていた。びっくり。----------------------丸山 庶民大学のこの講義で、ロマン主義とヘーゲル哲学とをはっきり分かつのは、というので、弁証法の論理と有機体の論理との違い…

「丸山真男回顧談」おもしろかった

蝉しぐれ。こんなに暑いけど、エアコン無しで過ごしている。いま32.9度。 天皇制の探求から、丸山真男の著作を読み始めて、「丸山真男回顧談」(岩波書店)を一気に読んでしまった。 1946年頃、「三島庶民大学」というのがあって、そこで講座をもっていたの…

天皇の玉音放送があって、それからどうなったか

もうすぐ終戦(敗戦)記念日だ。日本は無条件降伏を受け入れた。74年前のことだ。天皇の玉音放送があって、それからどうなったか。ざっと思いつくままに挙げてみた。 ①自決:「生きて俘虜の辱めを受けず」「1億玉砕」「撃ちてし止(や)まん」 「降伏よりも…

いまや証拠を隠滅し、物資を隠匿し、横領する。同胞から容赦なく金を巻き上げる

敗戦と人間のありよう。 ほんの数カ月前には、一億玉砕、お国のために喜んで死ぬ、桜の花のように清く美しく散るといっていた。 それがいまや証拠を隠滅し、物資を隠匿し、横領する。同胞から容赦なく金を巻き上げる。特攻隊は闇市の担ぎ屋となり、大和撫子…

「敗北を抱きしめて」(ジョン ダワー著 岩波書店)から引用

「人間」のありようを示している事実。この本が、戦後のありようをしめしていて、とてもおもしろい。以下、「敗北を抱きしめて」(ジョン ダワー著 岩波書店)から引用。---------------------------------------降伏よりも大きな恥はないというのが、当時の…

手当をしない患部はどんどん壊死している

いい文章をストック(アプリはOneNote)して、たまに読み返す。茂木健一郎、内田樹、野口悠紀雄というような人々のもの。こちらは、内田樹さんの今年の5月の文章。以下引用。 「安倍政権は、経済カードも政治カードも、新しいカードは何もない。やれることは…

出征して多く人は帰ってこなかった

出征して多く人は帰ってこなかった。家の大黒柱を奪われ、子を奪われ、夫を奪われた。 一銭五厘の赤紙で召集され、戦地に送り込まれ、輸送船を撃沈され、餓死や病死となって祖国の山里に帰る人は少なかった。 実際に、だれのところに「召集令状」を出すかは…

フェルデンクライスの自己開発法

幾度もフェルデンクライスメソッドを体験したものの、つかめていない。この本は、実際にモーシェ・フェルデンクライスが、ワークショップを行ったときの記録だ。 フェルデンクライス動きをみてみないとわかりにくいのだが、随所にヒントが浮かんでくる。 ぼ…

百田尚樹の「日本国紀」を読み始めている 韓国併合について

百田尚樹の「日本国紀」を読み始めている。 以下のような記述があるが、「事実」においてツッコミどころ満載だと思うが。たとえば、これを一撃で論破するには、どういうことが言えるだろうか。-------------------日本は日露戦争後、大韓帝国を保護国(外交処…

日本は石油のために戦争をし、石油のために敗れた。

日本は石油のために戦争をし、石油のために敗れた。アメリカから石油の八割を輸入していた日本が、アメリカに戦争を仕掛ける愚かさ。石油が止まれば、軍艦も飛行機も戦車も輸送船もトラックもすべてが鉄くずでしかない。アメリカからの石油の輸入が止まった…

隊一次大戦中、フランス軍で活躍した日本人パイロット

戦争というと、日露戦争と太平洋戦争だ。日本にとって「第一次世界大戦」は、関わりが少ない。ドイツの領土の青島(チンタオ)を爆撃したくらいか。さらに、背景となるヨーロッパ事情は複雑なので、たいして関心がなかった。-------------------「日本人のた…

「未済」をもって終わりとするところに古代の知恵の深さが

尊敬する学者に河合隼雄さんがいる。河合隼雄さんを通して、心理学、とくにユングの思想を学んでいる。河合さんの講演とフルートのコンサートを一番前の席でお聞きした。13年前のことであった。その1か月後、河合さんは脳こうそくで倒れて、一年後に亡くなっ…

日本海軍の脆さ。百田尚樹「永遠の0」から

日本海軍の脆さ。作戦を考えた大本営や軍令部の人たちにとっては、自分が死ぬ心配が一切ない作戦だった。兵隊が死ぬ作戦なら、いくらでも無茶苦茶な作戦を立てられる。ところが、自分が前線の指揮官になっていて、自分が死ぬ可能性がある時は、逆にものすご…

百田尚樹の「永遠の0」から知る戦争の状況。ガダカナルの悲劇。

「立つことの出来る者は三十日、座ることの出来る者は三週間、寝たきりになった者は一週間、寝たまま小便する者は三日、ものを言わなくなった者は二日、まばたきしなくなった者は一日の命」百田尚樹の「永遠の0」から知る戦争の状況。昨日に続いて。今回は、…

百田尚樹「永遠の0」読了

百田尚樹「永遠の0」読了。神風の特攻で散った祖父の最期を知りたいと、その孫が祖父の戦友を訪ねて聞いていく。530万部も売れたという。映画化もされた。ストーリーそのものは、そんなにおもしろいとは感じなかった。ただ、戦争のさまざまな事実の記述にお…

常に相手に重要感を持たせること。

常に相手に重要感を持たせること。相手に誠実な関心を寄せること。あなたのことを知りたいと思っていると行動に表すこと。------------------人間の行為に関して、重要な法則が一つある。この法則に従えば、大抵の紛争は避けられる。これを守りさえすれば、…

議論に勝つ最善の方法は、この世にただ一つしかない

議論が好きなぼくとしては、耳が痛い。----------------------議論に勝つ最善の方法は、この世にただ一つしかないという結論に達した。 その方法とは――議論を避けることだった。毒蛇や地震を避けるように議論を避けるのだ。 議論は、ほとんど例外なく、双方…

デール・カーネギーの「人を動かす」

デール・カーネギーの「人を動かす」は世界的な超ベストセラー。-------------------人に嫌われたり、陰で笑われたり、軽蔑されたりしたかったら、次の条項を守るにかぎる。 一、相手の話を、決して長くは聞かない。 一、終始自分のことだけをしゃべる。 一…

築91年の木造校舎

築91年の木造校舎。入り口の二宮金次郎の像もすごい。元の石神小学校。少子化で廃校が相次ぐ。廃校になると、次々と壊されてしまうのだが、こうして民間にまかせて活用している貴重な事例である。 校舎内では、地元のヒノキ材を使って、子どもたちの机と椅子…

中国AIを駆使したパワー、まことに恐るべし

AIについて探求している。中国の経済・軍事的な脅威もあるが、AIを駆使したパワー、まことに恐るべしの感を持った。 以下、野口さんの「AI入門講座」(東京堂出版)から、興味深いところを、すこしピックアップしてみる。-------------------AIを駆使した中…

坂口安吾の「堕落論」における天皇制について

坂口安吾の「堕落論」の一説から引用。全文は、青空文庫にある。「天皇を拝むことが、自分自身の威厳を示し、又、自ら威厳を感じる手段でもあったのである。」と述べる。 なお、改行は読みやすいように池谷が勝手に行っている。 --------------------引用 私…