過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

読書

高橋源一郎の人生相談から

なかなか深くておもしろい。高橋源一郎の人生相談(二人の人に対しての回答)わたしの周りでも、何人もの、近しい人たちが、自ら死を選びました。そのたびに、考えたのです。いったいなぜ、彼らは死を選ばなければならなかったのか。答えはないのだと思いま…

ブッダと若者との出会い

「ブッダと若者との出会い」 本当の真実を求める人にとって、ある思想がどこから生まれたかは問題にならない。思想の起源や発展は、学者が問題にすることである。 実際のところ、真実を理解するのに、それがブッダに由来するものなのか、誰か別人に由来する…

してYouTubeで発信して、話題になる。それが本になって売れる 雨穴

江戸川乱歩のように、いきなり探偵が出てきたり殺人が起こるわけではない。「スケッチ・ミステリー」という新たな手法。これまでにない不気味な読書体験を醸し出す。 『変な絵』という小説をなにげに手に取ってみた。描かれているのは、普通の絵。だが、この…

行きたいときに校長室に行く。校長は校長で自分の仕事。あかりは、応接机で好きな本を読んだり。勉強したくなったら校長先生が教えてくれる。

図書館にいてもいい。保健室にいてもいい。教室にいてもいい。好きなことをやっていればいい。好きな時間に来て好きな時間な帰ればいい。週一でもいい。いつでもいい。そんなことになった。それで、行きたいときに校長室に行くってことを提案。校長は校長で…

外国語の習得

語学について。 発音して楽しいというか、元気が出る外国語がいいな。 たとえば、サンスクリット語。発音しやすいし発音していると元気になる。意味も深淵で哲学的。それと比べるとパーリ語は、荘重さに欠けるかな。 日常で使うことはないけれど、インド哲学…

友人の「臨死体験」の出版は断念した。

友人の「臨死体験」の出版は断念した。 ①心肺停止13分間の後に蘇生した友人の垣間見た死の世界。それは限りなき安らぎと清浄に満ちた世界であり、じつにユニークな体験だった。 ②「出版するといい」と、縁のある出版社に企画書を送ったところ、PHPが「ぜ…

「なぜきみは生きるのか」。難しい本を読んでるね

「ねえ、おとうちゃん、この本いいよ。すごいよ」──ん?どれどれ。「なぜきみは生きるのか」。難しい本を読んでるね。お、10歳からの人生哲学って書いてある。「うん。読んでるよ。それでいろいろわかってきた」──なにが?「どうして、人は死ぬのか。生きも…

ねえ、おとうちゃん、本の話の読み方って知ってる?

あかりと一緒に寝るのは8時。寝る前にそれぞれが本を読んでいるうちに眠ってしまう。あかりも、読書の楽しみがわかってきたようだ。読書の楽しみさえ身につけば、あとはひとりでどんどんと学んでいける。 「ねえ、おとうちゃん、本の話の読み方って知ってる…

ナマで話を聞くというのは、映像とは違う。いきいきとした体験として響くものがある。

東京に40年暮らしていたのに、いまおもうと随分ともったいなかった。大学はとんど授業に出なかった。サラリーマン時代は、仕事ばかりで余裕がなかった。毎日、最終便で帰るような日々があった。土日も出勤とか。電子部品と磁気記録媒体のメーカーだったから…

「じゃあ、こういうのはどう?」と、教科書の「おむすびころりんすっとんとん」をギターの伴奏で弾き語り

やっぱり読書がだいいち。あかりは、読書好きにさせたい。いま7つ。もう学校にいかなくなって、半年。教科書はよんでいるけど、「あんまりおもしろくない」という。「まあ、そりゃそうだ」。 ▽「じゃあ、こういうのはどう?」と、教科書の「おむすびころりん…

あかりは独学の道へ

学校に行かないことを選んだ小中学生は20万人を超える(2020年度、、過去最多。8年連続で増加。前年比25%アップ) この流れはますます加速する。もう時代は大きく代わる方向に舵は切られている。 行きたくない理由は、学校がおもしろくないとか、規則に縛ら…

この数日の変化で大きいのは、長時間、本を読み出したこと

育児は「一世一代の大事業」だと思う。縁あって親子となったわけだ。まあ神さまとか宇宙とか、異次元の世界から預かっているともいえる。過去世があるとしたら、深い縁で親子となったのかもしれない。 7年前に生まれてきたあかりだが、自らが「こういう人生…

かたみとて 何残すらむ 春は花 夏時鳥 秋はもみぢば

いい本はOCRでテキストにして、パソコン画面で読んでいる。テキストにすると「ブックマーク」と「一括検索」が瞬時なのがいい。加工しながら読んでいくわけだ。 朝は、渡辺照宏の「お経の話」「日本の仏教」「仏教」を読んでいた。それをあかりが横から見…

子どもをド真ん中に据えた 多世代交流広場づくり」という企画

「子どもをド真ん中に据えた 多世代交流広場づくり」という企画。うちの施設をそういう場にしていく。で、環境整備や人件費もかかるので、民間に助成金を申請しようとしている。いくつか申請しつつある中で「ロジックモデル」をつくれという財団があったので…

うれしくてね。あの本、買いたいんだけど、どこで売ってますか

「もしもし、池谷さんですか。『すごい90代』という本を借りて読みました。うれしくてね。あの本、買いたいんだけど、どこで売ってますか」──それはありがとうございます。熊切にお住まいですか。そうしたら、コンビニの日置屋で売っていますよ。「じゃあ、…

あかりと「すごい90代」の本を納品してきた

川のほとりをどんどん走っていく。途中、こないだの水害で道路がえぐられ、道路も冠水したことがわかる。さらには、がけ崩れも見られた。樹齢50年くらいの杉の大木が根こそぎ倒れて川に落ちていた。そんな山奥の一軒家に、ひとり暮らしの鈴木末吉さん(92歳…

先行販売で、レジ前で大展開してくれている

「未来屋書店 浜松市野店」さん。先行販売で、レジ前で大展開してくれている。すばる舎の営業、すごいなぁ。書店の担当の方も気に入って、力を入れてくれている。びっくり。ありがたい。来週、お訪ねしなくちゃ。

うんこドリル

妻の入院の付添の帰りに書店に寄る。山里暮らしなので、近くに書店はない。サンストリートというショッピングモールにある「谷島屋」という書店に月に一度立ち寄りるくらいだ。妻は入院でいない。あかりは寂しいし、暇を持て余し、一緒に遊ばなくちゃいけな…

吉原幸子さんの詩集だった

今日届いた。吉原幸子さんの詩集だった。現代詩文庫56「吉原幸子詩集」169「続・吉原幸子詩集」。そして写真も。18年ぶりの重版を記念して、2冊セットで10名にプレゼントというFacebookの投稿を見て、応募したのだった。これが不思議で、その日は、風呂に入…

学ぶことそれ自体が楽しい

学ぶ目的は学ぶこと。学ぶことそれ自体が楽しい。躍動する。思考が深くなっていく。世界が広がる。仲間が増える。 ところが、学校教育だと、そうはならない。試験があっていい成績をとることが目的になる。評価されることが目的になる。だから、試験が終わっ…

イスラーム経済のしくみと、マルクスの関心の持ち方とがつながるという新しさ

①マルクスの問題意識人新世の「資本論」齋藤幸平著 集英社発行が売れている。マルクスの思想のまったく新しい面を「発掘」し、展開している。こんな難しい本が、なんと30万部超の大ヒット。今の経済のしくみを冷静に分析するという意味でも、この書もマルク…

風呂の中での読書はいい

休みなので夕方から露天の風呂炊き(ちゃんと屋根はあるよ)。さて、風呂の中で本でも読みたい。まてよ、本がない。 そうだ、風呂の近くに、ゴミに出すつもりでまとめていた文庫本の束があった。そこから吉川英治の「私本太平記」、森村誠一などを手にとった…

100万回生きたねこ

「100万回生きたねこ」(佐野洋子著)という絵本がある。なにしろ100万回も生きた。いろいろな体験をした。あれもやったこれもやった。しかし、ほんとうにおもしろいことはしていない。ただの一度も、心底、悲しんだことのなかった生き方。そして、また生ま…

学校教育での国語について

ふりかえると学校教育の国語はムダであった。 どれが正しいかとか。これはなにをさすかとか。作者が言いたいことはなにか、とか。 試験があるから、つまらないものになる。ただ、おもしろい先生が多かったので、そこは救いだった。 むしろ授業では、歴史をま…

「適者生存」とウィルス

①ダーウィンの進化論は、「弱肉強食」ではなくて、「適者生存」。環境に適応できたものだけが生きていく。すなわち、環境に適応しようとして、変異したものが生き延びてきた。 ②人間は、「変わり者」がいたほうが、変化に適応できる場合が大きい。みんなとお…

「これが人生か。しからばもう一度」という言葉が蘇ってきた

ドラム缶でダンボールをたくさん燃やした。闇夜にごおーっとゆらめく炎は、なんとも味わい深い。そのままずっと見とれていた。炎の前でゆったり気功などして、心地よい時間を味わった。毎日でも焚き火をしたいものだ。 うちには外風呂があって、薪で焚いてい…

高村光太郎の「啄木と賢治」という文がある

宮沢賢治と石川啄木が同時代に生きていた。そして、おなじ高校を出たのであった。盛岡一高。太宰治と棟方志功は、津軽の出身。こうしてみると、東北はすごいなぁ。高村光太郎の「啄木と賢治」という文がある。以下、紹介(改行は池谷)。 ------------------…

一冊目は「白川静 常用字解」(平凡社)

ブックカバーバトンのリレーが来た。きょうから7日間、ブックカバーのその内容を少し紹介することになっている。 一冊目は「白川静 常用字解」(平凡社) 甲骨文字から、殷・周時代の青銅器の銘文などの過程で、いかにして漢字が成立していったのか。甲骨文…

「子どもたちとの対話」。クリシュナムルティ

本の紹介2冊目。「子どもたちとの対話」。クリシュナムルティが子どもたちの質問に対して答えている。 結論とか、これが正しいという教義や教えなど一つもない。たえず、生の全体性を生の過程を理解せよ、気づけと伝えている。教育の本質は、教えることでは…

ZOOM楽座 ゲスト星川淳さん

あちこちでZOOM飲み会が盛ん。友人の編集者も。ぼくは昨日は、ZOOMで友人の作曲家と音楽療法などの語らい。遠隔地の友と、自由に語らいができる。そういう時代になった。 明日(4/19 14時〜)は、ZOOM楽座。ゲストは屋久島在の星川淳さん。「魂の螺旋ダンス…