過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

デイサービス

変化に遊ぶしかない放浪が続いた

「考える」ことは大切。だが、考えて行動すると勢いがそがれることがある。はからいが生まれて、エネルギーが滞る。躍動しない。伝わらない。重たい。そして疲れる。 でも、がまんして頑張るというパターンで生きてきた。で、どうもうまくいかない。自分の人…

分かち合い、協力しあう関係性がつくられていく

Mさん(80歳 ひとり暮らし女性)に非常勤で週一の仕事をお願いした。利用者さんの見守りとおしゃべりがメインの仕事。暇の時は本を読んでいてもいいし、と伝えた。 だが、Mさんはお金をもらうとプレッシャーだし自由にやりたい。ので、無給のボランティア…

いろいろ不思議なありがたい出会いがある

突然、訪ねてくれたお客さん。70代の女性お二人。「じつは、おもしろいことをされているとお聞きしたので、これを作ってきました」という。うちの施設「みんなの家」を描いてくれている。そして、春埜山(はるのさん)。細かいところは、ひとつひとつ「あ…

変化を楽しむ、遊ぶしかない。それにはワザを身につける。

まちなかに行ったついでに千円の散髪に行った。切ってくれたのは、山里の事情もとても詳しくていつも対話が弾む方。床屋さんというのは、コミュニケーション力だなあと感じる。 床屋は、設備も大していらない、人を雇わなくていい。自分のワザで勝負できる。…

ひとり暮らしの身寄りのない人。借地と空き家。

ひとり暮らしの身寄りのない人。借地と空き家。これから山里で起きてくる問題。 ①身内で、高齢の独り身の人がいるとする。最後まで世話しなくちゃいけない。その人の判断力がなくなってきた。そこで、成年後見人制度を活用する。それには100万円余の費用がか…

買い物代行サービス 便利屋「猿ちゃん」

うちの施設には、買い物代行サービスの便利屋「猿ちゃん」(猿田光里さん77歳)が毎週来てくれる。春野町に移住して27年。「便利屋」という仕事を始めて、18年。いま固定客は120軒ほど。ほとんどが80過ぎの高齢者だ。ひとり暮らしのお客が8割。そのなかでも…

認知障害と被害妄想がミックス、みたいなケース

認知障害と被害妄想がミックス、みたいなケースもある。近い記憶はすっかり忘れてしまって、あっけらかんと、忘れちゃったわ……という穏やかで柔和な方もいる。こういう方とのやり取りはとっても楽だし、こちらが救われる。 いっぽうで、なにか盗られた、覗か…

小雨降るなか、この山里の風景を撮影

デイサービスを経営している。利用者さんの送迎を毎日している。小雨降るなか、この山里の風景を撮影した。この映像だけ見ると、すごいところにみえると思うけれど、いいところだけを抽出しているので。ぼくの仕事は、送迎、歌のリード、ギターの伴奏、おし…

デイサービス(通所介護施設の経営)と編集プロダクション(本の企画、執筆、編集)の両輪で

いまの仕事はデイサービス(通所介護施設の経営)と編集プロダクション(本の企画、執筆、編集)の両輪である。 プロダクションといっても、ぼくと妻の二人だけ。企画から執筆、編集、さらにはデザイン、版下制作、印刷手配して本として納品。さらには、販売…

そうだ!とひらめいた。 「森のようちえん」づくりだ。

介護施設を経営してやっと2年。デイサービスとともに保育事業もしている。利用者は数名と少ない。そこが、ゆったりとケアができて、のびのびとした魅力ではある。ド素人が始めてよくやってこれたものだ、と妻とともに感心する。とともに、さてさて、これか…

堂々と173万円の融資を受けられる 「非課税世帯」の場合、返済の必要なし

コロナ対策支援金、非課税世帯であれば180万円近くが支援を受けられる。 しかし、大きな問題は、本当に経済的に苦しんでいる人は、こうした情報を得られない、得られたとしても申請手続きなど、とても無理というところにある。--------------------80を超え…

ヤママユの飼育と機織り

信州大学繊維学部から、家蚕・野蚕の遺伝と育種を研究している方(教授)から連絡あり。ヤママユなどの野蚕、家蚕、桑、棉、緬羊を扱って教育研究している。 ①天蚕に関する統計は2008年を最後に途絶えた。天蚕は家蚕に比べてたいへん貴重。それを裏付けるた…

いろいろ介護「予防」のために手を打っておく必要がある

ひとり暮らしだと、病を得たときが大変。まして山奥だと。コロナなどにかかって自宅隔離を選択したら、どうなってしまうんだろう。介護認定してもらえれば、配食サービスとか受けらたりホームヘルパーのサポートも可能だと思うけれど、自分で申請しないと難…

脳梗塞で寝たきりのOさんを訪ねる

重度の脳梗塞で寝たきりになって一年余。ときどきは意識が戻って、昔のことを喋ったりするという。Oさん(86歳)。 もはや話もできない。誰なのか識別できない。食事は栄養点滴。自宅介護はむつかしくて、特養などに入るレベルだ。しかし夫、娘と婿の三人で…

ひとり暮らしの高齢者の山里

Mさん(78歳)ひとり暮らし。深夜にお腹が痛みだして、我慢しきれず救急車をよんだ。5日ほど入院して、やっと退院。 あかりをつれて見舞いに行く。かなり弱っていた。立っているだけでヨロヨロ。これから先どうしたものか……というようなことを話した。ひと…

子どもたち、お年寄り、地域の人、障害をもった人、多世代が交流できる広場。

──うーん、これだとあかりはストレスだなあ。 で、隣を見ると女の子たちが楽しそうに、ままごとをしている。それを見ているあかり。そこでおとうちゃんの出番。 ──じゃあ、こんどはお姉ちゃんたちと一緒に遊ぼうか。二人を連れて行って、「一緒に遊んでくれ…

昭和歌謡を歌うと感慨深い

施設では、昭和歌謡をよく歌う。藤山一郎、岡晴夫、小畑実、三橋美智也、春日八郎、ディックミネ、フランク永井、島倉千代子、美空ひばりとか。 500曲ほど、ポスターサイズに拡大印刷して、みんなが歌えるようにしている。 戦後の歌謡は、歌いやすい。歌詞も…

気楽に寄り会える場としてお寺 それがない

ひとりでずっと家にいると鬱になりそうだから、そちらの施設に遊びに行きたい。でも、足がないので迎えにきてほしい。 そういう方もおられる。まあ、ちかくなので、はいよ、いまからいきますよと迎えに行く。-----------------80代、90代というと、多くはひ…

体が動けなくなったらどうするかという話で盛り上がる

通所介護施設を経営しているので、利用者さんとよく話をする。利用者さんのほとんどは80から90代。ある方は、夫も子供も亡くして一人暮らし。圧迫骨折を繰り返し、体も弱ってきている。緑内障で視野狭窄、目が見えなくなってきている。------------------も…

ぼくは「なんだっていい」教なので、ほんとになんだっていい。

朝、利用者さんのお迎えに行く。ひとり暮らしの94歳の方は、生き方の基本に、日々の祈りがある。たんたんとして、一日も休まず、朝晩の勤行を行う。創価学会の会員だ。 そのためか、とても安定して穏やかだ。なにがあっても、動揺することがない。かといって…

眠れる人と眠れない人

毎日、よく眠れないと言う利用者さんがいる。睡眠導入剤を飲んでも眠れないと言う。私も不眠症は長いので、そのつらさはよくわかる。 ──どうですか。よく眠れましたか?「だめ、まったく眠れなかった」「2時に目が覚めてから、もんもんとしてたわ」そんなや…

過疎地の山里はお年寄りばかりなんだけど、深い出会いが

すごい雨と稲妻、雷の中、山里に暮らす90代の方々を訪問。きょうもまた魅力的な出会いであった。出版社(すばる舎)の水沼さんと、カメラマンの内山さん同行。1枚目:ぽつんと一軒家みたいな森のなか、ひとり暮らし中田俊子さん91歳。2枚目:タバコ吸うすが…

94歳の方をともなって、お訪ねしたのが96歳の方

94歳の方をともなって、お訪ねしたのが96歳の方。すばらしい書をかかれている。今年になって、さすかにひとり暮らしは不自由ということで、子どもの家のほうと行ったり来たり。本作りの話をしたんだけど、「私なんてとんでもありません」と。

海辺に育ち、山里に嫁いできた方の自分史づくり

こちらは83歳になる方の自分史。海辺に育ち、山里に嫁いできた方だ。------------------幸浦海岸のちかくに暮らしていた。朝5時ぐらいから毎朝沖に船が出る。村人たちは、みんなで地引網を引く。アジ、サバ、イワシ、イカがたくさんとれた。シラス(イワシ…

いつまでも元気でいてもらいたい近隣の頼もしい人

どどどどどどっ。ん? だれだ? おーい、元気かぃ。やってきたのは、近所の岩本さん。82歳。 ひさしぶりに、バイク乗るんだ。これは、じつは女房よりもかわいい。言う事聞いてくれるからな(笑) うちのラン(甲斐犬)の散歩に行ってくれたり、梅の実をたく…

聞き語りで自分史づくり

聞き語りで自分史づくりをしている。 先日、山の中の集落に嫁いできた方の話を書いたが、その続きである。----------------------当時の小俣集落はまだ完全電化されておらず、小水力発電であった。小俣川でタービンを回して水力発電し、各家庭に配電していた…

民謡を見直した

ともに声を響かせると元気になる。これはひとつの身体実感の真理。 きょうは、民謡を利用者の皆さんと歌ってみた。 歌ったのは、ソーラン節、炭坑節、よさこい節。 民謡の底にながれている、暮らし、生き方、思い、情念などが響いてくる。------------------…

石地蔵を彫りに

左近さんが、昨日も石の地蔵を彫りに来てくれている。うちはガサガサしている空気だけど、左近さんがたんたんと集中して彫っているので、落ち着いた空気が流れる。 「こうして石を彫っているから生きていられる。救われているんだ。これがなかったら、もう生…

音声入力ソフトでの取材 山奥に嫁いだ人の話

家に到着すると、驚いた。なんと、すでに結婚式の用意がしてあった。そんなこと聞いてなかったのだ。-----------------生まれは兵庫県城崎奈佐村。日本海に面している村で、城崎温泉の近く。いまは豊岡町という。 結婚したのは、22歳になったばかりのときだ…

つねに戦場というか、戦いの同志みたいな関係の夫婦

これからどうする。この場合どうしたらいい。妻とあれこれ打ち合わせ。これからの企画、いまの課題。問題点の絞り込み。 寝っ転がって打ち合わせ、くらいがいい感じ。大切なポイントが浮かぶが、寝っ転がっているので、メモをとるのもかったるい。しかし、頭…