過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

いろいろ不思議なありがたい出会いがある

突然、訪ねてくれたお客さん。70代の女性お二人。
「じつは、おもしろいことをされているとお聞きしたので、これを作ってきました」という。
うちの施設「みんなの家」を描いてくれている。そして、春埜山(はるのさん)。細かいところは、ひとつひとつ「ありがとう」という文字で描かれている。すごい。緻密さと根気にびっくり。ありがたく頂戴した。
ぼくはいつも、どこからきてどうたらこうたらは、そういう自己紹介はいつもなし。いきなり話はトップギアから始まる。
「死んだらどうなるのか」「どうやって死んでいくのか」「見まもり、看とり、平穏死、そしておくり」はどうしたらいいのか、みたいな話で盛り上がっていった。
そうしたら、ひとりの女性は、毎年、身延山奥の院、七面山に登っているという。標高はおよそ2千メートル。76歳だという。
「すごいですね。ぼくも登りたいんですけど、もう無理かなあと思っています」。
そう言うと、「登っている途中から、大きなものが支えてくれて登らされるんです」という。
そこから、何もかも捨てて身延で出家して、思親閣という高地で修行、霊感を得た尼さんの話とか、法華の霊力の話とか、そんな話に展開していたのだった。伊勢白山道の本を借りていかれた。
ともあれ、いろいろ不思議なありがたい出会いがある。

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