過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

宗教

小笠原慈聞の事件

「戒壇の本尊:板曼荼羅」が後世の偽作と Mさんとの対話④ 彼は創価学会相手に、「正本堂」に安置された「戒壇の本尊:板曼荼羅」が後世の偽作であると、訴えたのであった。 ───創価学会は「戒壇の本尊:板曼荼羅こそが究極の真理でありこれを拝めば絶対に幸…

ふいに訪ねた磐田市の医王寺

「そういえば」と通りかかったお寺。ふいに訪ねた。磐田市の医王寺。───参拝させてもらっていいですか?「ああ、どうぞどうぞ」。 気持ちよく迎えてくれた。そして、仏前でしばし瞑想させてもらう。とってもいい時間を頂いた。なかなかこうやって、落ち着い…

『スマナサーラ長老が道元禅師を語る』(佼成出版社)の見本が届いた

『スマナサーラ長老が道元禅師を語る』(佼成出版社)の見本が届いた。 ようやく本の形になった。佼成出版社の編集の大室さんとは20年ぶりの仕事。 売れると嬉しいけれど、まあ縁があればの世界。それにしても、編集者のきれいな字、丁寧な手紙よ。 次は、死…

「板まんだら事件」裁判の過程

いま創価学会は「本尊にまどっている」状態。その一番最初の攻撃は、この裁判であった思う。 Mさんとの対話の続き② ───Mさんは、創価学会と戦ってきました。それも本部職員(民主音楽協会)に在籍しながら、というのがすごい。よくやりましたね。しかも、「…

いちりん楽座「創価二世問題」4月21日(日)14時〜17時

いちりん楽座「創価二世問題」(仮)4月21日(日)14時〜17時(入室は13時半から雑談)参加費無料 どなたでも 途中入退室可 顔出しも自由GoogleMeet 下記をクリックすれば参加できる。https://meet.google.com/ohk-xxgz-znx 「チンゲン革命」という読み物を…

ブッダは釈尊だけではない。決して一人の人物を意味していなかった

「ブッダは釈尊だけではない。決して一人の人物を意味していなかった。」 これは、仏教学の大御所、中村元先生の論文である(「釈尊を拒む仏教」)。まさに「目から鱗」であった。かいつまんで、要約してみた。 ①仏教とは「ブッダとなるための教え」「ブッダ…

判決を通して創価学会の歴史を見ていく

「判決を通して創価学会の歴史を見ていく」という探求の方法があります。 創価学会と日蓮正宗、さらには日蓮正宗と正信会との間に、数々の裁判が行わました。その判決を読んでいくと、いろいろみえてきます。 1つは「板まんだら事件」(本門の本尊である日蓮…

「私はこのように聞いた」(如是我聞)

経典は、「私はこのように聞いた」(如是我聞)ということばから始まる。 「私」とは、釈迦に常にともなっていた阿難(アーナンダ)である。経典は、阿難が釈迦の教えを聞いたことをもとに、つくられたということになっている。 釈迦が滅したあとに、その教…

永遠不滅の実体(仏性、法身、阿頼耶識)を立てる。パーリ仏典と矛盾する。どうしてか。

ブッダの教えは、徹底して「苦・無常・無我」である。そして、四諦・八正道。因縁生起であり、不滅の実体は認めない。パーリ語の経典を読めば、それぞれテキスト的には矛盾と逸脱はないことがわかる。 しかし、大乗仏教になると、「常楽我浄」と大転換してい…

馬頭観音ってなんだろうか

仏教に出てくる神とか明王(みょうおう)の類(たぐい)は、ヒンドゥー教が源である。たとえば、大黒さん、弁天さん、金毘羅さん、毘沙門天などの四天王、梵天、帝釈天、韋駄天、摩利支天、不動明王、愛染明王‥‥数えあげればキリがない。 これらは、もとはヒ…

ブッダと若者との出会い

「ブッダと若者との出会い」 本当の真実を求める人にとって、ある思想がどこから生まれたかは問題にならない。思想の起源や発展は、学者が問題にすることである。 実際のところ、真実を理解するのに、それがブッダに由来するものなのか、誰か別人に由来する…

インドの宗教事情 シーク教徒

スワルナーリ女史との対話⑤ インドの宗教事情●───インドは、たくさんの宗教があります。ヒンドゥー教、イスラム教、シーク教、キリスト教、ジャイナ教、仏教、ゾロアスター教、ユダヤ教など。シーク教徒は警官とか軍隊とかドライバーには多いですよね。ター…

アヨーディアのヒンドゥーテンプル建設

スワルナーリ女史との対談④ ───モディ首相が、アヨーディアのヒンドゥーテンプル建設を進めましたね。アヨーディアは、ラーマという神の聖地。そこにテンプルがあったのに、イスラム教徒が破壊してモスクを建てた。そしてまた、ヒンドゥー教徒が破壊してテン…

ヒンドゥーの教えは、いつでも始まりがあり、終りがあるん

スワルナーリ女史との対話③ ───「ゼロの発見」はインドですね。スンニャータ。有るとか無いとか、始まりとか終わりとかそういったものを超えている。 「アブラハム系の教え(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)は、beginningがあってendがある。ヒンドゥー…

たくさんのブッダのなかから、釈迦(ゴータマ・シッダールタ)だけをシンボルとして顕彰した。いわば、「釈迦教」と

インド人のスワルナーリ女史とのやりとり② ───ブッダについてお尋ねします。仏教というと、「ブッダの教え」であり、「ブッダになるための教え」です。しかし、ブッダとは、釈迦(ゴータマ・シッダールタ)だけとされてきました。これについてはどうですか?…

インド人とインド哲学のエッセンス、世界情勢の話をする

インド人のスワルナーリさんを訪ねた。よくお訪ねしては、インド哲学のエッセンス、世界情勢の話をするのであった。以下、雑メモから。 ───インドでは、家庭でお寺で川の畔、日々プージャ(神への礼拝。火をともして讃歌やマントラを唱える)が行われていま…

神武天皇について

櫻井よしこの講演会に行ってきた。小国(おぐに)神社の主宰。森町のミキホール。政治家もたくんさん来ていたようだ。 ▽櫻井よしこは、日本会議。右翼、政権与党に影響力のある存在。まあ、どんなことを言うのは想像はしていたけれど、ほとんど想定内。歳を…

イエスは踊ったろうか

エホバの人がよく訪ねてくれる。ぼくと同年齢。24日の集会のお誘い。あいにく、山下洋輔のライブで行けないけど。東北出身の方で、語りあっていると、なにかやすらぐのがいい。つまらぬ教義や神学論争にはならならない。───は池谷。「」は、エホバの人。 ───…

吉田真誉さん(長楽寺の尼さん)の仏画展

鴨江寺に、吉田真誉さん(よしだしんよ:長楽寺の尼さん)の仏画展を見に行ってきたよ。 真誉さんとは軽快な弾む語り合いがいつも楽しい。 庭師の朝倉さんとの語り合いも楽し。また、気賀の長楽寺にいかねば。 あかりは、いつもスケッチブックをもっているの…

1+1=2がわからない。

1+1=2がわからない。1+1=2というプログラムを作ることができるけれど、そもそも1+1=2の意味がわからない。 Sさんが小1の時、おじさんが算数をみてくれた。ところが、1+1=2がわからないと悩んでいたのを思い出すという。 1+1=2というプログラムを…

インドの哲学と歴史を語り合う

インドのベンガル出身のスワルナーリ女史を磐田に訪ねる。まことに該博、鋭敏、俊才、ロジカル。熱海での企画会議に疲れたので、頭が整理された。以下は雑談のメモ。 ▽シャクティとは、女性性。女性そのものではなく、いわば流動するものは、女性性。たとえ…

日蓮門下の寺を訪ねた

寺院・建物は残っている。だが、そこに人がいない。語るべき人がいない。いわば伽藍堂。心のある人、深い境地の人がいてこそ寺は意味がある。東京の青山〜千葉の大多喜〜熱海〜富士〜磐田の旅。クルマで大移動。熱海での打ち合わせの後、日蓮門下の寺を訪ね…

カミとホトケ そして天皇霊 

天皇はほんらいは日本国の「大神主」という意味あいがあると思う。肉体は人間であるが、いわば「天皇霊」ともいうべきのを代々の受け継いている器と考えられる。それが行われる儀式が大嘗祭(だいじょうさい)である。 靖国神社は、天皇のために亡くなった人…

「空援隊」から、本作りの依頼を受けた 英霊について考える

「遺骨を、一体でも多く、一刻でも早く遺骨を埋葬・供養する」。「宗教宗派・主義主張などを超えて活動する」。「できることから始める」。それが「空援隊」の活動理念だ。 遺骨収集の活動を地道に行っているNPO法人「空援隊」の倉田さんから、本作りの依頼…

村上老師が僧侶になることについて語った録音や記録

朝一で、フランスの僧侶からの次のような質問を受けた。 池谷さんへ、質問があります。村上老師が僧侶になることについて語った録音や記録はありますか?村上老師が僧侶になるために必要なことを教えています。特に、禅僧は組織の一員ではなく、森の中の虎の…

瞑想とは思考がフェードアウトしていくこと

瞑想とは思考がフェードアウトしていくこと。漢字だと、瞑(めをつむる)よりも冥(消えていく)ほうがいいかもしれない。 思考そのものは、絶えず忙しく動き回る。エネルギーを浪費している。なので、思考を静かにさせる。ほんとうの自分の立ち戻る。それが…

「Being Peace 平和を生きる~プラムヴィレッジスタイルのマインドフルネス」 いちりん楽座の案内

「Being Peace 平和を生きる~プラムヴィレッジスタイルのマインドフルネス」いちりん楽座の案内2月27日(日)19時30分〜20時30分(19時から開始前の雑談タイム)参加ご自由、参加費無料、途中入退室自由。顔出しもご自由。GoogleMeetで行う。Googleのアカウ…

「死後の世界」についての本の企画中

「死後の世界」についての本の企画中。タイトル的には、「死に方を学ぶ」「いかに死んでゆくか」「Peace in Die」とか。 コンテンツとしては、これを初期仏教からみて、どうとらえるかと。 ざっくり考えてみた。①死後の世界はあるのか、ないのか。②あるとし…

いちりん楽座「題目パワーの現代的探究」2/24

いちりん楽座「題目パワーの現代的探究」──南無妙法蓮華経とはなにか。科学的に探求する──2月24日(土)19時〜21時 16時半から入室可(雑談から)参加ご自由、参加費無料、途中入退室自由。顔出しもご自由。GoogleMeetで行う。Googleのアカウントがあればワ…

①本尊☓②真言☓③信仰☓④熟練度☓切迫度・必死さ=⑤結果 という公式

①本尊☓②真言☓③信仰☓④熟練度☓切迫度・必死さ=⑤結果という公式を考えてみた。 ▽親鸞の主著は『教行信証』だが、信仰と実践と結果という点から見ると『教信行証』となるか。教信行証とは、教えがあって信仰があって実践して結果が出る。 日蓮的に言うと、こうな…