過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

宗教

天恩寺の宗教法人化に向けての打ち合わせ

ベトナムのお寺:天恩寺の宗教法人化に向けての打ち合わせ。いろいろ課題はあるのだが、サポートさせてもらうところは一つ一つ。打ち合わせの後は、ベトナムの獅子舞の稽古。お盆のときに、披露するのだという。

50年余も片手を上げつづている男

50年余も片手を上げつづけている男。このサドゥ(苦行者)に会ったことがある。 それは25年くらい前のこと。ハリドワールに行ったとき、「クンブメーラ」という12年に一度の大祭が近づいてきた。祭りが近づくに連れて、数百万人ものサドゥがインドの各地か…

パキスタンという国について

パキスタンという国について。パキスタンはもともとはインドである。インドがイギリスから独立するとき、イスラム教徒の国として設立された。パキ(清らかな)スターン(国)ということで、「浄土」を意味している。 ▽しかしながら、いろいろ問題を抱えてい…

エホヴァの友人にばったり会った

一昨日、ちかくの私設図書館でエホヴァの友人にばったり会った。かれらは布教活動にこの山里に来ている。各家を訪ね「めざめよ」という冊子を配る。もちろんボランティアで。 で、彼らがお弁当を食べている間、いろいろ聞いてみた。 ▽──エホヴァでは、天国に…

次のテーマは、「業と供養」いちりん楽座

藤本晃さんをゲストに「いちりん楽座」を5月25日に開催。「ブッダの教えとその伝承」というテーマで、なかなか好評であった。で、次回もまたお願いすることにした。 ▽次のテーマは、「業と供養」。業(カルマ)とは、身口意の三業。行ったこと、言ったこと、…

ヒンドゥーと仏教の違い

ヴェーダンタ哲学(古代インドのヒンドゥーの奥義書)とブッダ教えは、インドの土壌において脈絡がある。インド人は、仏教やジャイナ教を、ヒンドゥーの大きな流れの一つ見ているところがある。 ▽インド人は、ブッダやマハーヴィラ(ジャイナの開祖)を、最…

いま「臨死体験」の本作りを始めている

いま「臨死体験」の本作りを始めている。いろいろな事例がほしいところ。 ▽ある企画(ユニバーサルデザイン)を思い立って突然、お願いしたSさんとのやりとり。 「ぼくも臨死体験あるよ」という。 心筋梗塞で倒れた。大きな川が現れた。そこにイワナの大群…

『法華経』の特徴は「自讃毀他」

『法華経』の特徴は「自讃毀他」(じさんきた:自分を褒め上げて、他を謗る)ところにある。 『法華経』③とくに、「信ずれば幸せになる。否定したら地獄だぞ」という脅し文句が随所に。その「独善排他」「勝劣」の心が、日蓮、そしてその末流(創価など顕著…

小笠原慈聞の事件

「戒壇の本尊:板曼荼羅」が後世の偽作と Mさんとの対話④ 彼は創価学会相手に、「正本堂」に安置された「戒壇の本尊:板曼荼羅」が後世の偽作であると、訴えたのであった。 ───創価学会は「戒壇の本尊:板曼荼羅こそが究極の真理でありこれを拝めば絶対に幸…

ふいに訪ねた磐田市の医王寺

「そういえば」と通りかかったお寺。ふいに訪ねた。磐田市の医王寺。───参拝させてもらっていいですか?「ああ、どうぞどうぞ」。 気持ちよく迎えてくれた。そして、仏前でしばし瞑想させてもらう。とってもいい時間を頂いた。なかなかこうやって、落ち着い…

『スマナサーラ長老が道元禅師を語る』(佼成出版社)の見本が届いた

『スマナサーラ長老が道元禅師を語る』(佼成出版社)の見本が届いた。 ようやく本の形になった。佼成出版社の編集の大室さんとは20年ぶりの仕事。 売れると嬉しいけれど、まあ縁があればの世界。それにしても、編集者のきれいな字、丁寧な手紙よ。 次は、死…

「板まんだら事件」裁判の過程

いま創価学会は「本尊にまどっている」状態。その一番最初の攻撃は、この裁判であった思う。 Mさんとの対話の続き② ───Mさんは、創価学会と戦ってきました。それも本部職員(民主音楽協会)に在籍しながら、というのがすごい。よくやりましたね。しかも、「…

いちりん楽座「創価二世問題」4月21日(日)14時〜17時

いちりん楽座「創価二世問題」(仮)4月21日(日)14時〜17時(入室は13時半から雑談)参加費無料 どなたでも 途中入退室可 顔出しも自由GoogleMeet 下記をクリックすれば参加できる。https://meet.google.com/ohk-xxgz-znx 「チンゲン革命」という読み物を…

ブッダは釈尊だけではない。決して一人の人物を意味していなかった

「ブッダは釈尊だけではない。決して一人の人物を意味していなかった。」 これは、仏教学の大御所、中村元先生の論文である(「釈尊を拒む仏教」)。まさに「目から鱗」であった。かいつまんで、要約してみた。 ①仏教とは「ブッダとなるための教え」「ブッダ…

判決を通して創価学会の歴史を見ていく

「判決を通して創価学会の歴史を見ていく」という探求の方法があります。 創価学会と日蓮正宗、さらには日蓮正宗と正信会との間に、数々の裁判が行わました。その判決を読んでいくと、いろいろみえてきます。 1つは「板まんだら事件」(本門の本尊である日蓮…

「私はこのように聞いた」(如是我聞)

経典は、「私はこのように聞いた」(如是我聞)ということばから始まる。 「私」とは、釈迦に常にともなっていた阿難(アーナンダ)である。経典は、阿難が釈迦の教えを聞いたことをもとに、つくられたということになっている。 釈迦が滅したあとに、その教…

永遠不滅の実体(仏性、法身、阿頼耶識)を立てる。パーリ仏典と矛盾する。どうしてか。

ブッダの教えは、徹底して「苦・無常・無我」である。そして、四諦・八正道。因縁生起であり、不滅の実体は認めない。パーリ語の経典を読めば、それぞれテキスト的には矛盾と逸脱はないことがわかる。 しかし、大乗仏教になると、「常楽我浄」と大転換してい…

馬頭観音ってなんだろうか

仏教に出てくる神とか明王(みょうおう)の類(たぐい)は、ヒンドゥー教が源である。たとえば、大黒さん、弁天さん、金毘羅さん、毘沙門天などの四天王、梵天、帝釈天、韋駄天、摩利支天、不動明王、愛染明王‥‥数えあげればキリがない。 これらは、もとはヒ…

ブッダと若者との出会い

「ブッダと若者との出会い」 本当の真実を求める人にとって、ある思想がどこから生まれたかは問題にならない。思想の起源や発展は、学者が問題にすることである。 実際のところ、真実を理解するのに、それがブッダに由来するものなのか、誰か別人に由来する…

インドの宗教事情 シーク教徒

スワルナーリ女史との対話⑤ インドの宗教事情●───インドは、たくさんの宗教があります。ヒンドゥー教、イスラム教、シーク教、キリスト教、ジャイナ教、仏教、ゾロアスター教、ユダヤ教など。シーク教徒は警官とか軍隊とかドライバーには多いですよね。ター…

アヨーディアのヒンドゥーテンプル建設

スワルナーリ女史との対談④ ───モディ首相が、アヨーディアのヒンドゥーテンプル建設を進めましたね。アヨーディアは、ラーマという神の聖地。そこにテンプルがあったのに、イスラム教徒が破壊してモスクを建てた。そしてまた、ヒンドゥー教徒が破壊してテン…

ヒンドゥーの教えは、いつでも始まりがあり、終りがあるん

スワルナーリ女史との対話③ ───「ゼロの発見」はインドですね。スンニャータ。有るとか無いとか、始まりとか終わりとかそういったものを超えている。 「アブラハム系の教え(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)は、beginningがあってendがある。ヒンドゥー…

たくさんのブッダのなかから、釈迦(ゴータマ・シッダールタ)だけをシンボルとして顕彰した。いわば、「釈迦教」と

インド人のスワルナーリ女史とのやりとり② ───ブッダについてお尋ねします。仏教というと、「ブッダの教え」であり、「ブッダになるための教え」です。しかし、ブッダとは、釈迦(ゴータマ・シッダールタ)だけとされてきました。これについてはどうですか?…

インド人とインド哲学のエッセンス、世界情勢の話をする

インド人のスワルナーリさんを訪ねた。よくお訪ねしては、インド哲学のエッセンス、世界情勢の話をするのであった。以下、雑メモから。 ───インドでは、家庭でお寺で川の畔、日々プージャ(神への礼拝。火をともして讃歌やマントラを唱える)が行われていま…

神武天皇について

櫻井よしこの講演会に行ってきた。小国(おぐに)神社の主宰。森町のミキホール。政治家もたくんさん来ていたようだ。 ▽櫻井よしこは、日本会議。右翼、政権与党に影響力のある存在。まあ、どんなことを言うのは想像はしていたけれど、ほとんど想定内。歳を…

イエスは踊ったろうか

エホバの人がよく訪ねてくれる。ぼくと同年齢。24日の集会のお誘い。あいにく、山下洋輔のライブで行けないけど。東北出身の方で、語りあっていると、なにかやすらぐのがいい。つまらぬ教義や神学論争にはならならない。───は池谷。「」は、エホバの人。 ───…

吉田真誉さん(長楽寺の尼さん)の仏画展

鴨江寺に、吉田真誉さん(よしだしんよ:長楽寺の尼さん)の仏画展を見に行ってきたよ。 真誉さんとは軽快な弾む語り合いがいつも楽しい。 庭師の朝倉さんとの語り合いも楽し。また、気賀の長楽寺にいかねば。 あかりは、いつもスケッチブックをもっているの…

1+1=2がわからない。

1+1=2がわからない。1+1=2というプログラムを作ることができるけれど、そもそも1+1=2の意味がわからない。 Sさんが小1の時、おじさんが算数をみてくれた。ところが、1+1=2がわからないと悩んでいたのを思い出すという。 1+1=2というプログラムを…

インドの哲学と歴史を語り合う

インドのベンガル出身のスワルナーリ女史を磐田に訪ねる。まことに該博、鋭敏、俊才、ロジカル。熱海での企画会議に疲れたので、頭が整理された。以下は雑談のメモ。 ▽シャクティとは、女性性。女性そのものではなく、いわば流動するものは、女性性。たとえ…

日蓮門下の寺を訪ねた

寺院・建物は残っている。だが、そこに人がいない。語るべき人がいない。いわば伽藍堂。心のある人、深い境地の人がいてこそ寺は意味がある。東京の青山〜千葉の大多喜〜熱海〜富士〜磐田の旅。クルマで大移動。熱海での打ち合わせの後、日蓮門下の寺を訪ね…