インド
【自己啓発セミナーからニューエイジ、そしてヴィパッサナーへ】2026.2.3 自己啓発セミナーに初めて参加したのは30歳の時だった。1980年代だ。 埼玉の大宮営業所に勤務していたとき、「朗読講習会」に参加した。その時に出会った女性から、セミナーに強烈に…
【麺を食べているうちに屋台が壊された】2026.2.1 注文すると、すぐに麺が出てきた。ズズッっと音を立ててすすりながら食べていた。半分ほど食べたとき、突然大きなジープが横付けになった。警官が7、8人ほど乗っていた。なにごとだ? 車が止まるや否や、男…
【イラク航空機内に有り金を置き忘れた】2026.2.1 わたしの旅は、いわば「無知と勇気と運と諦めと工夫」の連続。危ないことが次々と起こる。そしてなんとか、乗り越えて来たのだった。 会社を辞めて次の会社に移るまでの一ヶ月の猶予を利用して、インド旅に…
【タイのファランポーンの駅前】 2026.2.1 タイの駅前広場。地面に筵(むしろ)だけを敷いた露天が並ぶ。その数はおよそ200。机も椅子もない。天秤棒で担いできた果物の瓜とウィスキーを並べて売る。 客は、「あの娘がかわいいな、この娘が楽しそうだ」と眺…
【バンコクの路上で危機一髪】2026.1.31 その瞬間、店員は血相を変えてキッチンに駆け込んだ。 そうして、恐ろしい形相で、大きな中華包丁(日本の包丁の3倍ほどはある)を手にして、こちらのテーブルめがけて襲いかかってきた。 うわわっ、危ない! 私は、…
【インドの銀行で即席フリーマーケット】 2026.1.24 お金を持っているのに使えない。宿代も払えない。現地通貨がない。飛行機の出発日だというのに、帰りの列車の切符が買えない。さあ、どうする? どうなる? そんな「万事窮す」の状況に陥ったとき。------…
【②ドル交換とドーベルマン】2026.1.22 うわっ、これはかなわない。とても勝ち目がない。戦って勝てるわけがない。逃げても簡単に追いつかれて噛みつかれる。万事休すかと思った。しかし、そんなことでサリーを買うのは悔しい。さて、どうしたものか。 まず…
【①ドル交換とドーベルマン】2026.1.22 インドを旅していると、「うわっ、どうしよう」ということが次々と降りかかってくる。それをなんとか乗り越えていくのが、旅の醍醐味である。これはバラナシ(ベナレス)での体験だ。-----------------当時(30年前)…
【③東インド プーリーへの旅:いのちの曼荼羅】2026.1.22夜行列車で10時間。朝方、プーリーの漁村に着いた。カルカッタの雑踏で出会った中村君と一緒に宿を探す。海の見える明るいゲストハウスを見つけた。一泊五百円。まずは冷えた瓶ビールを注文。「海はい…
【②東インド プーリーへの旅】2026.1.20 カルカッタのハウラー駅に着く。プラットホームでは数百人もの人々がシーツを敷いて横になっていた。列車を待つこと数時間。切符は手元にあるが、果たして本当に予約されているのか、列車が来るまで確信が持てない。…
【①東インド プーリーへの旅】2026.1.20 東インドの喧騒と灼熱に包まれたカルカッタ(コルカタ)を脱出しよう。今度は海の見える場所がいい。浜辺を眺めたり、泳いだりして過ごしたい。 穏やかな村、そしてヒンドゥーの聖地がいい。長期のバックパッカーが沈…
【ムドラーとマントラ】2026.1.9 前作の「身体知としての曼荼羅」の続き。今回は「身体がどのように神聖へ開かれていくか」を掘り下げてみた。 南インドで、バラモンたちの儀式を観察したことがある。五体投地の礼拝から始まり、流れるような手と指の動き、…
【身体知としての曼荼羅】2026年1月9日 インドの魅力の一つは、仏教の源泉や原風景を見ることができることだ。何といってもインドはブッダが生まれた地であり、ブッダの教団が継承されてきた土地である。 インドは独特の歴史の刻み方をしており、ブッダが歩…
【この身体は水瓶のように脆い】2025.12.15 『ダンマパダ』の偈から 40 この身体は水瓶のように脆いものだと知って、この心を城郭のように(堅固に)安立し、知慧の武器をもって悪魔と戦え。勝ち得たものを守れ。――しかもそれに執着することなく。 41 ああ、…
【インドの響き】2025.12.3 「天に届ける」「地に響かせる」「風に乗せる」 アザーン、マントラ、砂漠の歌、街中のバジャン…インドという多層的な世界を、異なる「響き」の性質で出会う。 --------------------------------------- 「うわっ、これはなんだ?…
【④イスラムとの出会い】2025.12.3 インド独立(1947年)の際には、ヒンドゥー教徒多数派のインドと、イスラム教徒多数派のパキスタンとの分離が決まった。 ガンディーは両教徒の和解を訴え、パキスタンへの補償支払いにも同意したが、それに対する反発から…
【③イスラムとの出会い】2025.12.3 「イスラム教徒と親しくしていると、今後のおつきあいは考えさせてもらう」と親しいインド人から言われたことがある。 ヒンドゥー教徒の中には、イスラム教徒を歴史上の対立から警戒する見方がある。 これは差別でもヘイト…
【②イスラムとの出会い】2025.12.3 「インドネシア人家族との時間」 ハラール食品工場の用地を探していたインドネシア人の家族を、車で案内していた。礼拝の時間が来ると、彼らは言った。「すみません、ちょっと止めてください」 車を路肩に停め、全員が降り…
【①イスラムとの出会い】2025.12.3 イスラム教徒の礼拝の場には、これまで何度も居合わせたことがある。 --------------------------------------- 「インド・コルカタのナコダ・モスク(Nakhoda Masjid)」 コルカタ最大のモスクで、収容人数は1万人から2万…
【盲人の親子の乞食 無執着の布施】2025.12.2 列車に乗ると、雑踏の車内から寂しげな女の歌が聞こえてきた。 声の主は30代くらいだろうか。次第に声が近づいてくる。 その女は目が見えないようだ。6歳くらいの女の子が手を引いている。その女の娘だろう。 イ…
【シャンティの降ってくる瞬間】2025.12.2 不安・希望・偶然の出会い・土地の匂い・旅の自由が、ひとつの線の上に滑らかに並んでいる。なにがあても、シャンティ、シャンティ。---------------------------------------グル・ナーナク(シーク教の創始者)の…
【⑥マザー・テレサ訪問記】2025.12.2 マザー・テレサについて、インド人はどう思っているのか。 インドのベンガル地方出身の女性に聞いてみた。 すると、「あの人は偽善者だ」という答えが返ってきた。 「世界から寄せられた多額の寄付金を医療設備などに充…
【③サイババ訪問記】2025.12.2 初訪問では食あたりと火事、二度目の訪問では尋問と門前払い。 「開かれた聖域」のはずの場所が、実際には疑念と警戒に満ちていた。 サイババのアシュラムへの2度目の訪問(おそらく2001~2002年頃)である。 今回は、夕方にプ…
【②サイババ訪問記】2025.12.2 翌朝には何とか体も回復し、サイババのダルシャンに参列することになった。 数千人がトークン順に座って待つ。 それぞれサイババに手渡す手紙を持っている。ダルシャンの時に、その手紙を直接サイババに手渡せるのが目的だ。手…
【①サイババ訪問記】2025.12.1 フリーランスの仕事だったから、時間に余裕があった。 暇を見てはインドによく出かけた。 この時のインドの旅は、いろいろなグルやアシュラム巡りであった。 アンマ(マータ・アムリターナンダマイー)、ラマナ・マハリシ、オ…
【⑤マザー・テレサ訪問記】2025.12.1 自分たちの後ろに当のマザーがいるのに、そのことに気づかずにいた。いかにも象徴的なことだなあと思った。 聖職者や偉い人、あるいはグルみたいな人は、みんなと違う特別な格好をしている。冠をかぶるとか、派手な衣を…
【④マザー・テレサ訪問記】2025.12.1 はっと電撃が走った。も、もしや……。この老婆こそ、マザーではなかろうか。よくよく観察すると、まさしくマザー・テレサその人だった。息をのんだ。 周りの喧騚が消え、時間が止まったように感じた。 私たちは愚かにも、…
【アメリカにおける神智学とかシュタイナーの影響】2025.11.27 アメリカから起きたニューエイジムーブメントの中身を検討している。その流れが日本に来て、日本でもニューエイジムーブメントが起きた。 アメリカのニューエイジムーブメントの源流として、イ…
【③マザー・テレサ訪問記】2025.11.26 初日はサルベーション・アーミーのゲストハウスに泊まることにした。私の記憶では1泊30ルピーくらいだったと思う。当時のレートで150円くらいだろうか。いやもっと安かったかもしれない。 とても汚いドミトリー(相部屋…
【②マザー・テレサ訪問記】2025.11.26 九段下のインド大使館に行くと、非効率で長く待たされたが、私のビザは発給された。ところが、同行するHさんのビザを申請すると、「この方は奈良県在住なので、大阪のインド総領事館で申請せよ」と言われた。 「えっ、…