過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「誠成公倫会」という新興宗教に

「誠成公倫会」という新興宗教にさそわれたことがある。友人が結婚相手のことで悩んでいて、いろんな霊能者や新興宗教の世界を訪れていた。それに付き合う格好で、あちこちと出かけていった。ここは何を拝むでもなくお経を唱えるでもなく、ただ話を聞いてい…

禅宗のお坊さんたちの前で講演

禅宗のお坊さんたち50名余。その前で講演させていただくことになった。クラウンパレスというホテルの会場。高い壇上からの話で聴衆と距離があるので、ちとやりにくい。話の素材は整理していたけど、主催者の一番えらい老師との打ち合わせが必要だ。老師から…

じんわり芯からあたたまる

いつもより早起き。外はまだ暗い。風はびゅーびゅー、ごおおごおおと唸っている。枯れ葉が舞い飛ぶ。もう晩秋なんだね。朝風呂に入って体を温めて、湯たんぽ2つにお湯を入れる。ひとつはシュラフの中に入れて、下半身を温める。ひとつはゴム製で、背もたれ…

「みんなの家」で恒例のコンサート

雨の中、近所のデイサービス「みんなの家」で恒例のコンサート。ハーモニカ、ケーナ、そして尺八の演奏。参加者は20名くらい。ほとんどおばあちゃん。みなさんアシがないので、送り迎えしてくれる。ぼくはあかりを抱いて徒歩1分の距離。あかりをみんな可愛…

失敗したりどん詰まりになったことなら話せるけど

今月は、講演が2本。ひとつは市の生涯学習課の主催で、地域づくり人材養成講座の講師。「神社・寺カフェ」のイベントを企画したこと、無農薬の田んぼづくりのこと、定住促進の事業について話をさせていただいた。仏教について、参加者の問題意識がたくさん…

湯たんぽの季節

ゴム製の湯たんぽ、なかなかすぐれもの。おなかと腎臓をあたためる。仙骨と背中もいい。まったりとじんわりとぬくぬくしてくる。とがった心が平らかになる。イライラ、焦り、絶望感がとれてきて、まっいっかぁ、なんとかなる、という身体感覚が訪れる。さら…

食の達人たちの深い話にひきこまれた

45ヘクタールの森。500人が収容できる施設。それが春野の山の村。かつては、県の林間学校だったが、事業がおわって民間に競売となった。地元の集落が落札して、NPO法人春野山の楽校が運営している。ストレスの多い医療関係の人たちに、疲れを取ってリフレッ…

ドクターヘリが降り立つ

バババババ、ブルンブルンと音が聞こえる。あかりを連れていった。すぐちかくの運動公園には、月に一度くらい、ドクターヘリが降り立つ。救急車なら1時間あまりのところ、ヘリなら聖隷の三方原病院まで10分だ。脳梗塞で倒れた方を緊急搬送していた。

出会うのはお年寄りばかり

あかりをリヤカーに乗せて散歩すると、出会うのはお年寄りばかり。バス待合室のおじいちゃん、銀行振込に来たおばあちゃん、畑で野焼きしていたおばあちゃん、世間話していたおばあちゃんたち。小さい子はめずらしいので、みなさんかわいがってくれる。クル…

解体には、1千万円以上もする

ここはもう営業しない。おおきな重量鉄骨の建物がひとつ、ロッジが10棟、そして50人以上はいれる食事処もある。駐車も100台くらい。国道に面している。すぐ裏が気田川の清流が流れている。いちぶ借地なので、返すにあたっては更地にしないといけない。解体に…

カリンバを弾くようになってきた

あかりがカリンバを弾くようになってきた。いつも抱っこしては、カリンバを弾いて童謡を歌ってあげている。ぼくは和音のことはよくわからないけど、ドとソの音だけ(1オクターブ高いものを入れて4つドとド、ソとソ)を鳴らしていけば、だいたい9割方の唱…

妻とあかりを連れて、山里の空き家リサーチ

妻とあかりを連れて、山里の空き家リサーチ。民生委員をしていた花田さんをひさしぶりに訪ねた。売りたいという家があるよというので、じゃあ見に行きましょうと出かけた。花田さんが連れている甲斐犬はランの姉妹だ。日当たり、風通し、見晴らしがとてもい…

高いところによじのぼろうとする

椅子や机など、高いところによじのぼろうとする。ひとつの大きな達成感。自由を獲得する喜びがあるんだろう。胸の高さでも平気でのぼる。幼児は股関節が柔らかいので、足がらくらく上がる。それで体重を移動してのぼってしまう。でも、頭は重たいので、グラ…

毎朝のランの散歩コース

毎朝のランの散歩コース。こんなにすがすがしい川がすぐそばを流れている。

こんな秘境みたいなところが

事務所からクルマで20分。こんな秘境みたいなところが、すぐに現れる。紅葉はこれからだ。石切という集落で、いま住民は高齢者ばかり7世帯。空き家、たくさんあるよ。

ススキの根っこを掘り返している

ザクッ、ザクッとツルハシを打ち込む。バールでギリギリっと持ち上げる。ズボッと根っこが取れる。ススキの根っこを掘り返しているのだ。株径はおよそ1.5メートルくらい。それが40から50くらいある。ここは、事務所の隣に借りた耕作放棄地だ。かつて中瀬とよ…

パソコンが壊れてしまった

パソコンが壊れてしまった。この10日あまり、アクセスできず。妻に夜なべして修復してもらっているところ。ハードディスクの物理的な損傷、システムが破壊。いろいろ貴重なデータが壊れたりしていた。新しいハードディスクにシステムを入れ直し、データを救…

ジャパ・マーラについて

インド人の「数えかた」から、いろいろ思索がひろがる。インドを旅すると、マントラを唱えている修行者(サドゥー)をよく見かける。家を捨て家族を捨てて、山野に遊行する人たちは、たくさんいる。かれらは、つねに神の名を唱えている。たとえば、「スリー…

そもそも「数える」とは、どういうことか

スワルナリさんから、インド人の数の数え方のことを聞いたが、そもそも「数える」とは、どういうことか、を考えてみた。ひとは数えるときにも、無意識になにしているのかということだ。ひとはぱっとみて、4つくらいまでしか、わからないような気がする。そ…

インド人の数の数え方のことを聞いた

インド人の横田スワリナリさんが、ご主人とともにあそびにきてくれた。夫の実家が春野なので、ついでにいつも寄ってくれる。かのじょからインドの宗教のこと、仏教のこと、ものの考え方を教わるのはとても楽しい。インド人は数学が得意だ。なにしろ「ゼロ」…

あかりも餅つきに参加

あかりも餅つきに参加。あさって障害者たちと餅つきをするので、その準備。ためしについてみた。この小さな臼に2.5合の炊きたてのもち米を入れる。三人で交互について5分くらい。とっても美味しいお餅ができた。よくのびるよ。大根おろしに醤油をいれていた…

山里でのネットの活用法──山里に暮らしても、不便じゃない。ネットを活用すれば

地域交流のひとつとして、「昭和歌謡の集い」を思いついた。まずは歌集がほしい。キエロスさんに聞くと、バイブルは「歌謡曲のすべて」という赤本がよいということ。しかし、上下で8,000円もする。Amazonで買うか、ヤフオク!でさがすか。いろいろ検討したと…

大量に安いくず米が手に入れば、年を越せるか

アイガモ君たち、すっかり成長した。オスは頸が緑色に光っている。メスは茶色。一日2升(3キロ)の屑米を食べる。在庫の屑米は100キロくらい。ということで、あと一か月かなあ……。大量に安いくず米が手に入れば、年を越せるか。メンバーの飯尾さんは、アイ…

そうだ  昭和歌謡がいい

あかりをつれてよくデイサービス「みんなの家」に行く。おじいちゃん、おばあちゃんがとっても喜んでくれる。お年寄りの話を聞くのもたのしい。居心地がよすぎて、のんびりと1〜2時間も過ごさせてもらっている。妻はその間、子どもの世話をしなくていいので…

またしても倒れた

またしても倒れた。これで5回目。しかも、きょうは8本倒れた。強風のためだ。まだ田んぼに水が残っていて、またしても稲が泥まみれ。三脚で支える方式は、横風に弱いことがわかった。しかも、紐の結わえ方も甘かった。竹なので紐がすべってしまうのだ。二…

マスコミへの取材の依頼書を送った

〈テーマ〉 「アイガモの田んぼで稲刈、稲架掛け、脱穀体験(春野 ) 名古屋から知的障害者たちと交流」〈概要〉 11月7日、名古屋から知的障害者たちが春野にきて、春野町の田んぼで一緒に稲刈りをします。20数年の耕作放棄地を移住者たちがよみがえらせて、…

つきたての餅に大根おろし

名古屋から知的障害者30名がバスでやってきて、楽舎の田んぼで稲刈をするというイベント。ポイントは、食事だ。さて、なにを食べてもらおうか。カレーライスがいいか、石窯でピザを焼いたらたのしい、いやいや春野に来たのだから新鮮な鮎の塩焼きがおいしい……

あかり、カモを追いかける

あかり、カモを追いかける。カモ君たちはどどどどーーと逃げていく。待っていれば向こうからやってくるんだけどね。それができない。

若者が春野に移住したいということで、いま3名の可能性

若者が春野に移住したいということで、いま3名の可能性。ひとりは、埼玉に住んでいる31歳の青年。先日、訪ねてきて、農業をしたいということで、空き家を案内。蔵付きの一軒家で家賃が月に1万5千円。ここにきまった。近いうちに越してくると思う。作業療法…