過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

気づきと身体

ほんらいの自分の意図ではないのに、そのように動かされる

「使われている」というありようがある。ここでは、be in use(ひろく使われているとか、便利とか、役に立つとか)という意味よりも、使役されている。ほんらいの自分の意図ではないのに、そのように動かされるということで使う。 たとえば、だれかとやりと…

友人の密教僧との対話、続

友人の密教僧との対話、続き。─は池谷、「」は密教僧。 ──それにしても、仏教はおもしろい。ぼくが惹かれるのは、やはり鎌倉時代の祖師たち。法然、親鸞、道元、日蓮、一遍など。みんなそれぞれ、生き方が。 時代が下って、室町時代の一休、江戸時代の白隠、…

まず電話機を分解した。夕方には、炊飯器に挑戦。そして、今朝は電気ポットだ。

あかりは早起きしてさっそく電気器具の分解をはじめる。まず電話機を分解した。夕方には、炊飯器に挑戦。そして、今朝は電気ポットだ。「おもしろいねー」と。もくもくと集中している。 ▽親子で力を合わせて分解していくのはおもしろい。そして、かならず集…

人間というのは、目に見えない妖怪とか魔とか精霊とか神々と関わりながら生きているのかもしれない

あかりは妖怪が好きで、いつも寝る前に妖怪の本を読んでいる。おかげでトイレに一人で行けない。「おとうちゃん、トイレ」といって、夜中にトイレに付き合わされることになる。 こないだは、「忙しい妖怪」の話をしてくれた。その妖怪がとりつくと、「忙しい…

いわばなんでもすぱすぱと切れる「魔法のナイフ」のようなもの

テーラワーダ仏教の僧侶、スリランカのスマナサーラ長老にお会いして39年。そのときは、子育て中のお母さんたちの集いのようなところで、仏教を教えていた。はじめてそのお話に接した時、私には内容はまったくわからなかった。ただ、赤ちゃんや幼児と楽しく…

二度目のコロナか

4日前にあかりが、食べ物を吐いてほとんど一日寝込んでいた。翌日には、元気になった。しかし、妻と康ちゃんが、がくんと体調崩してやはり吐き気。食事はできず。私も体調が落ちて昨日はほとんどど食欲なし。せいぜいお茶だけ。昨夜イベルメクチン2錠服用…

毎朝、娘と太鼓叩いて叫んで跳ねて踊っている。

「ええじゃないか、ええじゃないか」やらないの。──うん、いまいそがしいからね。仕事、仕事だよ。「つまんないの。ええじゃないかやろうよ」──じゃあ、やるかぁ。それ。 毎朝、娘と太鼓叩いて叫んで跳ねて踊っている。タンバリンと法華太鼓、さらにはジャン…

おとうちゃんは、朝から夜までずっとパソコンやってるでしょう。それよくないよ。

あかり(7つ)は「はたらく細胞」というアニメが好きでよくみている。(清水茜の漫画。『月刊少年シリウス』で連載された。累計部数は930万部を突破)その影響で、血管がどうの腎臓がどうのという話をするようになった。 「アルコールって、分解されるんだ…

薪ストーブを康ちゃんが設置してくれた。せっかく過疎の山里にいるのだから薪ストーブにしないともったいない。しかし、どんな製品がいいか、工事はどうしよう、場所はどこにしようかなど、迷っているうちに、後回し。やっと田舎暮らし12年目にして、念願が…

まのあたり体得されるこの安らぎを、そなたに説き明かすであろう スッタ・ニパータ

「事実ってなあに?」「曖昧ってなあに?」とあかりが聞いてくる。「辞書をひくといいよ」と教えている。 辞書は枕元、食堂テーブル、居間とあちこちに5冊置いてある。ほとんど図書館のリサイクル本。 でも、あかりは面倒がってなかなか引かない。「おとう…

超過死亡が15万人 それって……

ふと寄ってくれた友人、70代の男女。 ──ひさしぶり、元気?「なんとか、やってるよ。まあしかし、もうおれは店じまいだなあ。ユンボもアームが折れてダメになった。仕事といえば自治会のゴミ集積庫の補修くらいのもので、それもほとんどボランティアに近い。…

ここを武道場にしようか

介護施設は閉じる方向にした。じゃあ施設はどうする?子どもの遊び場として開放することにした。 施設図書館を軸にした多世代交流広場という方向が一つ。子どもも大人もお年寄りも、だれでも自由に読書できる空間に。 月に一度は、親子の集い。みんなで料理…

気づきを持ってしっかり、ちゃんと怒ってもいいのだ

気安く声をかけたら、突然に猛烈に怒りだした。「おまえなんか、だっきらいだ」という。なんのことだか、さっぱりわからない。その人の家で何かわるいことをした? 記憶がない。その人に家に行ったのは10年も前のことだし。 で、そこで受け流してしまえば、…

工夫参禅、いや工夫三千

寒くなった。いま外風呂を稼働させている。芯から温まる。燃料代がいらない。手間がかかるのがいいのだ。 木を調達する。玉切りする。斧で割って薪とする。新聞紙、ダンボール、杉の小枝に火をつける。薪を炉に入れる。火吹竹と団扇で風を送る。 燃えてゆく…

変化に遊ぶしかない放浪が続いた

「考える」ことは大切。だが、考えて行動すると勢いがそがれることがある。はからいが生まれて、エネルギーが滞る。躍動しない。伝わらない。重たい。そして疲れる。 でも、がまんして頑張るというパターンで生きてきた。で、どうもうまくいかない。自分の人…

気持ちを込めての朗読と、そうでない朗読

「おとうちゃん。コンピュータの声って、ちっともつたわらないよね。どうしてなんだろう」 ──それはね。気持ちが入ってないからだよ。なにかしゃべる時、気持ちを込めるかどうかで、伝わり方がちがうんだよ。たとえば、あかりちゃん、と平板にいったら伝わら…

彦根から、はるばる岩崎さん

「朋(とも)有(あ)り遠方より来(きた)る、亦(ま)た楽しからずや」(論語)彦根から、はるばる岩崎正春さんがきてくださった。2年ぶり。あかりの側弯症と妻の京子の治療をしてくれた。身体の調整法を教えていただいた。その後、タントラの呼吸法も伝…

ダルい、倦怠感がつづく。

喉の痛みはなくなった。発熱もない。36度台の平常になった。しかし、咳は出る。咳をするとやはり体力をつかう。それでも、喉の強烈な痛みが消えたことと、たんが切れるのはありがたい。妻の方は、咳は始終している。 じっと寝ていて安静にしていれば、それは…

高熱を発して40℃近く

3日前には、元気に川遊びしていたあかりが、高熱を発して40℃近く。ふくらはぎが痛い、背中、額、頭が痛いというので、手当て療法を試みる。 明け方の2時まで手当て。そうしたら、翌日には熱はあるものの痛みがとれた。きょうは、元気で走り回っている。-----…

手当て療法、手のひら療法

手当て療法、手のひら療法。 昨日は、あかりが39.8℃の高熱。ふくらはぎが痛い、痛いと泣き叫ぶ。そして、背中が痛い。おでこが痛い。頭が痛い。これは、まさかコロナかなあ。ついにきたか。---------------------すごい熱。水枕で冷やす。アイスノンで冷やす…

さて、トラクターの始動だ

農機具は、一年に一度つかうので、やり方を忘れてしまう。トラクター、脱穀機、稲刈り機、田植え機など。 大豆を植えるために畑を耕さなくちゃいけない。それで、トラクターの出番。だがエンジンがかからない。バッテリーの力不足かと思ってAmazonに手配した…

あかりの寝かしつけ

あかりの寝かしつけの役目を果たす。こないだから、上下と作用に揺らす方式を試している。 もうあかりのほうから「最初は足の指先を持って揺すって。それから、腰に手を当ててぐるぐる揺すって」とリクエスト。 はいよ。じゃあ、やるね。①うつ伏せになっても…

仏教のめざすものは、解脱(げだつ)といわれる。

仏教のめざすものは、解脱(げだつ)といわれる。解脱とは、悩み、苦しみからまったく脱すること。 人は「生きて」「老いて」「病を得て」「死ぬ」。そしてまた、次の「生」があって「死」があって、それをえんえんと繰り返す。これが輪廻。その輪廻の轍(わ…

もみもみしていたら、あかりはすぐに眠ってしまった。

あかりの寝かしつけ。まだ一人でも眠れない。寝つくまで一緒にいる。20時。 「お父ちゃん、背中を擦って。頭をよしよしして。足をもんで」──はいよ。もみもみ。 とくに、足の裏や脛などが気持ちいいようだ。「もっと強く。下から上に」──はいよ。もみもみ。 …

妻が7月6日、退院しました

たくさんの方から、祈りをいただきました。妻が7月6日、退院しました。手術から7日めでした。腫瘍が13センチと大きくなったので、腫瘍とともに片一方の腎臓も摘出。コロナ対策のために、手術の前に面会もできず。遠くから、大丈夫だよーと声を掛けるのが精…

日本には祈りの場というものがない

妻が入院した。付き添いで行ったのだが、コロナ対策で病室も入れない。麻酔科の先生との打ち合わせもできない。 手術は27日だが、その間、面会もできない。まあ、顔を見る程度か。手術は4時間くらいかかると聞いているが、その間、いる場所というのも、待…

これから、妻の入院に付き添いで医大に行く

あかりの登校に、毎朝、一緒に行く。ワンコ二匹の散歩を兼ねて。いろいろなコースを楽しみながら。きょうは雨に濡れながらの道だ。あかりは、ヘルメットにランドセルに手提げ袋に借りた本が5冊、そして傘さして。車が通るたびに道端に避ける。まあ、これも…

いよいよ、ますます、深い闇の時代になっていく

いよいよ、ますます、深い闇の時代になっていく。深い闇を突き抜けなければ、光が現れないのかどうか。------------------予測される最悪のストーリーを、語りあった。①「食糧難」。小麦も肥料もどんどんと高騰していく。食べ物がなくなっていく。高くて買え…

炎の舞

本日の炎の芸術。炎の舞のようだ。古材ゆえに味わい深い。 製材会社の敷地に打ち捨てられている材木。充電式のチェーンソーで伐って、もらってきた。 毎日、炎で遊べるしあわせ。炎を観てはインドの祈りの歌(ハヌマンチャリサ)をいつも歌っている。

スウェーデントーチが、炎を感じるのにもっとも手軽で味わい深い

炎をみる、炎を感じる。薪が炭火になり灰になっていく変化していくさまを味わう。光を熱を。色を。空気の波動を。 瞑想が自然と起こる。瞑想とは、想念、考え、あれこれとはからうことが消えていくこと。 そうして、スウェーデントーチが、炎を感じるのにも…