気づきと身体
山里に暮らすなら、温泉のあるところがいい。温泉があれば疲れが取れる。心身の健康にいい。人との交流にもいい。 だが、ここ春野町は過疎の山里だが、温泉がない。まことに残念。-------------------これまで工夫して露天風呂(薪焚き)にしていたが、やは…
夢というものは、自我の境界が曖昧。あらわれてきたものすべてが自分の象徴とも言える。言語化するととても不明確。しかし、イメージとしての生命力は浸透している。 昨日、こんな夢を見た。 ①ゆったりくつろいでいた。突然、理由はわからないが、いのちがあ…
30年余、毎日、飲み続けてきたコーヒーをやめて、ヨモギとドクダミを煎じた薬草茶に切り替えてみた。とくにヨモギをメインにしている。ヨモギは春に採取して室内干ししたもの。 種火で50分間煮出すので、すごく濃密なお茶だ。色は真っ黒。味も苦い。ヨモギ・…
こうしたい、ああしたい。あれを達成したらこうする。ああする。 ぼくには、そういう夢を語る時期があった。が、いまは夢をあんまり語らない。年をとったせいもある。夢を実現しようとか、目標を達成しよう努力すると、どうも疲れるようだ。 なにしろ現実が…
" data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">施設の利用をしばらく休んでいたTさん(86歳)を訪ねた。書類にハンコを押してもらう用事があったのだ。いまTさんは、夫が亡くなって喪に服している。来週、四十九日(満中陰)となる。 仏前に合…
突然、点火して動きだす。ゲシュタルトの崩壊というか、それまで気にもとめなかった下地・背景が、主役で浮き出てくる。すると、はっと気づく。 ---------------- あかりのおもちゃの置いてある部屋は乱雑。ブロックの積みあげたものなど、放置。片付けにも…
モノリナという倍音を紡ぐ楽器の音色を聞いていたら、とてもよい。ほしくなった。しかし、すごく高そう。自分で作れるかもしれないなあと思ったり。 この響きは、ホーミーに通じると思った。 ユーチューブで検索していたら、6つのホーミーの方法があること…
熱い湯と冷水を交互に。薪を燃やして露天風呂。星空を眺めて芯から温まるしあわせ。温泉に行けなくても、これで十分。ごくらくごくらく。露天風呂の横には、ステンレスのドラム缶に水を張っている。熱い風呂に入った後は、ざぶんと冷水に入る。また熱い風呂…
やはり「どうやって死んでいくか」ということが、いつも話題になる。 とくに高齢でひとり暮らしの人は、このテーマは切実だ。 もしものとき、どうするか、どうなるか。 そのためには、なにをしておいたらいいか。 ------------------- もしものときは、ぼく…
露天風呂に入って星空を眺める。赤く燃える薪の炎をながめていると、時空を超えて神秘の世界に入るようだ。 ゆったりくつろいでいるんだけれど、なにしろ露天風呂だから、首から上は冷気にある。身体はゆるんで、頭は冴える。 瞑想というよりも、なにか心身…
" data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">ヒマラヤの麓からインドの最南端を旅したことがある。バスと列車で100時間くらいの移動だろうか。昼も夜もおんぼろバスに揺られながら、谷底に転落しそうなところを走った。 ちょうど今の季節を旅し…
いつものぶらり旅なのだが、予約日を決めないオープンチケットではなくて、帰りのフライトの日時は指定されている。だが、リコンファームしないと乗れない。 リコンファーム(予約再確認)。航空会社にその飛行機に乗る意思を示す。 これをしないと、期日指…
友人からケータイで「聞いてほしい」と連絡あり。「いまピンチ」だという。 カネでもなくなったのかと思いきや、妻が脳腫瘍でグレード2だという。医大で手術する可愛そうなことに、2ヶ月の胎児がいる。抗がん剤を投与するため、子どもは耐えられない。それ…
幼稚園で面白くないことがあったようで、あかりはぷんすか怒ったばかりいた。八つ当たりしていた。 あかりは、同級生の中でも、身長も身体能力も空気を読む力も劣っているようだ。それで、どうもバカにされたみたいだ。 ------------------ まあ、それはそれ…
真言宗の大本山の本を作ることになった。本日、とりまとめ役のお坊さんと、ZOOMでやりとりが始まった。コンテンツはまだこれから。雑談的なところから、すすめていく。第一歩の状態。 そのお坊さんの方と、雑談して体験を聞いたメモ。 ---------------------…
「結局、なにごと楽しくないと続かない」。農家民宿やっているMさんとのやりとり。結論。 ぼくがいまやっている、やろうとしている試みについて語ると、「それは楽しそうだ」と。応援にいくよ、と言ってくれた。 ------------------- 自分が楽しかったら関…
いまの元気が、10年も20年も続くように思って生きている。 20代、30代、40代、50代は、だいたいそれでいい。 でも、晩年になると、そうはいかない。 みなさん70歳を超えると、がくんと体力も気力もなくなるという。80歳をこえてら、ますます加速する。 「秋…
死についての試行錯誤 ①死んでしまったら、あとはなにもない。だから、なにも心配することはない。 もしも、死んだあとも自分がいるとか、来世がある。いわばカルマの報いがあると仮定しても、死んだ後はこの世の記憶はない。 そこにいるのは、いまの自分で…
外風呂に入る。二つの楽しみがある。薪で燃やすこと。炎を眺めているのは、イマジネーションが湧くこと。そしてまた頭が空っぽになる。。瞑想するぞー」みたいなのではなくて、自然に起きてくる瞑想。薪で焚いた風呂は、体の芯からあたたまる、これは、まこ…
怖いものは、怖い。 怖くないよ、といくら言っても、説得力なし。 その人のリアリティでは、怖いのだから。 心理学的には、怖いと思っているから怖い。対象物に怖いというイメージを投影(スクリーンとして映っている)しているだけ。いわば幻想だ。 ならば…
ドラム缶でダンボールをたくさん燃やした。闇夜にごおーっとゆらめく炎は、なんとも味わい深い。そのままずっと見とれていた。炎の前でゆったり気功などして、心地よい時間を味わった。毎日でも焚き火をしたいものだ。 うちには外風呂があって、薪で焚いてい…
刑事裁判について知りたいので、裁判の流れを学ぼうとしている。 しかし便利な世の中だ。わざわざ難しい刑法や刑事訴訟法の本を探して読まなくてもいい。 ネットがあれば即座に検索できる。それを多方面から読み込めばいい。 検索する時、検索される「単語」…
毎日、夢は見ているのだと思う。でも、ほとんど忘れてしまっているのだと思う。 夢を見る時間は、目が覚めるちょっと前の浅い眠りのときじゃなかろうか。 夢からなんらかの暗示、メッセージをもらえるように思う。 ぼくは夢を解釈はしない。絵に描いたり、文…
こんな雨の日は、ここでしばし瞑想、ヨーガやらストレッチやら。 だあれも来ない。ぼくしかいない。 しかも、施設から徒歩1分という立地。 こうして坐っていられるありがたさ。 いろいろな音がする。オーケストラのような響きの塊として聞こえる。 坐ってい…
いつも、これでおしまい。次はない。 一期一会ほど大げさでないにしても。 「今度やるときは」「この次はちゃんと」……みたいなことは、ほとんどないといっていい。 この次は、もう条件が変わっている。事情が変わっている。 なにより、自分の心が変わってい…
不安やイライラすることばかり。 不安、焦り、心配は自然と沸き起こる。 そして、いつの間にか巻き込まれてゆく。不安とはいわば妄想か。勝手に暴走する。次から次へと。 社会に対して、政治に対して、発言することは大切。 しかし、まあどうしようもないわ…
憎しみや恨みは、自分が自分に仕打ちをする、自分をいじめる。自分を蝕んでいく。相手にはまったく影響を与えることはないのに。 最古の経典である「ダンマパダ」にはこういう言葉がある。 「 憎む人が憎む人にたいし、怨む人が怨む人にたいして、どのような…
「あんさんはなぁ、ひとさまをお助けする。そういうひとになりなはれや。 お助けというと、難しいようやが、けっして難しくはありません。 よくひとの気持ちがわかることや。 ひとの気持ちがわかると、自分の気持ちもわかってきます。 ひとの気持ちがわかり…
施設では、毎日10曲以上は歌をリードする。 歌うときに、その情景をイメージして歌う。 情景のイメージなくして歌うと、たのしくない。機械的。 数日前から心がけているのは、息を吐いて歌う前に、情景を描いていること。 息を吸う時に、歌の情景をイメージ…
痛みはおさまらないし、耐えていくしかない。お互いの辛さ、痛みの分かる人がおしゃべりを楽しむ。笑うことがいちばんのクスリ。 ただ、この山里では、そうした気軽に出会う場所がない。年とると、わざわざ出かけていくのもたいへん。わざわざ訪ねると、手土…