過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

仏教

刺繍で作られた精緻なチベットマンダラ(タンカ)の出版企画

刺繍で作られた精緻なチベットマンダラ(タンカ)を500余点所有している方がいる。 中国のお坊さんだ。信仰的にも、チベットの精神世界的にも、美術的にも貴重なもの。 これらのタンカをきちんとした図版にして、世界に出版したい。チベットマンダラと法具を…

カルマの解消は逃げ出さない、直面すること

カルマ(業)と言うのはその人が背負ったものでありその人自身が解消すべきものである。 それは「過去の蒔いた種を刈り取る」ということ。起きてきた現実は、自己責任であり、自分が起こして自分に帰着したことべて自己責任、自分持ちということだ。 カルマ…

仏前に 新米ですよ はいどうぞ

昨年の12月からデイサービスの事業を始めた。利用者さんの生き方、暮らし方から学ぶ日。 Mさんは、大正15年生まれ。94歳。母が生きていれば、同い年。 見た目、80代、いや70代くらいにも見える。足腰もしっかりしている。歩行介助は、必要ない。 丁寧な塗り…

相手があってこそ力が湧いてくる

利用者さんに、マッサージしたりヨーガやストレッチを教えると、こちらが元気になる。 「歌を歌いましょう」と、リードすると、歌っている自分がいちばんエネルギーをもらえる。 身体介助をしていると、自分の動作、相手の動きに鋭敏になる。自分の至らなさ…

イエスとブッダ

きょうはクリスマス。イエスが生まれた日。以来、2019年となるわけだ。 『新約聖書』のなかで語られるイエスの言葉は、わかりやすい。親しみやすい。心に伝わる。 ------------------- イエスは「共感性」の強い方と感じる。相手の苦しみを、自分の苦しみと…

村上光照師との出会いは、36年前から

村上光照師との出会いは、36年前からになります。当初お会いしたときは、新宿南公園。水道水を飲みながらフランスパンを食べておられました。大きなリュックを背負っていいたので、もしや、光照師では?と思い、声をかけました。「はい、光照です」。 その笑…

「墓じまい」したい。「檀家を離れたい」とき。

「墓参り」ができないので、「墓じまい」をしたい(都会にいて先祖の墓のある菩提寺に参れない)。 あるいは、菩提寺が気に食わず、「檀家を離れたい」というケースがある。 そうしたとき、どういう問題が起きるか。-------------------お寺から「檀家をやめ…

「手づくり葬」について

「手づくり葬」について。(ちょっと過激バージョンです) いま日本の葬儀の平均費用は200万円余である。立派な戒名やら、たくさんお坊さんにきてもらうとか、そういうことにお金をかければ、限りなく費用はかかる。 戒名とは、戒律を保って仏弟子になるとき…

「大乗起信論」と鈴木大拙の「日本的霊性」

大乗仏教の基本書「大乗起信論」は、真如(あるがままの真実、究極的な実在)は、この世の現象をつくり出すと説いている。 いわば「般若心経」の「空即是色」に通底する。この場合、「空」と「真如」はおなじ。 「色」とは、現実世界のこと。「色」=現実世…

最重要仏教書として『大乗起信論』

大乗仏教の根本思想を簡潔明瞭に語る、最重要仏教書として『大乗起信論』がある。 古代インドの著名な仏教哲学者、馬鳴(アシヴァゴーシャ)がサンスクリット語で書き、真諦パラマールタ)が翻訳した。-------------------最重要仏教書として、日本においても多…

シラク大統領と目黒大仏

フランスのシラク大統領が亡くなった。日本の文化を深く愛した方であった。そのシラク氏と日本の仏像のいきさつについて、紹介する。------------------30年近く前のことになるが、目黒にある蟠龍寺(ばんりゅうじ)の吉田住職から、直接聞いた話である。吉…

こうして仕事をいろいろやってきた

大手の会社(12年間のサラリーマン)をやめて、「さてなにしようか」と思い悩んだ時期があった。37のときだ。 会社では、海外との貿易、ドイツとイギリスの生産手配、海外物流コストダウン、株主総会対策など、もういろいろやらせてもらえた。しかし、どれひ…

死ぬまでに大変化なこと。死んだあと、遺族はいろいろな困難・課題に立ち向かう

田中さんのような心尽くしのいい葬儀を体験させてもらったので、世の「看とりとおくり」について、いろいろ考えさせられた。 死んでしまった人は、安らかにあの世に旅立つ。もうこの世とは関係ないわけだ。しかし、死ぬまでが大変ってことが多い。そして、死…

いよいよ荼毘に付された

ひとつの静寂な送りの事例と思う。世の中の慣習とか権威とかしきたりとか、こだわらず。自分らしく、なによりも故人のよろこぶように、と。家族が集う中、一昨日、田中さんの奥様は静かに息を引きとられた。延命治療などしなかった。栄養補給の点滴も水も絶…

日本仏教の特色

彼岸も近いので、仏教について考えてみた。ざっくり言って日本の仏教の特色は二つ。 一つは、その教義(習俗)には、「この世における輪廻はなく、あの世において転生する」ところにあり。「先祖供養」が軸となる。 もう一つは「妻帯」。「出家とは名ばかり…

手づくり葬 棺桶を自作する

奥様の余命はあと10日くらいか。医療は、治るために行うもの。治る見込みのない医療というのは、患者に負担を強いるだけ。ということで、ターミナルに入った。 もはや点滴もしない。水も断っている。奥様は60代前半からアルツハイマーにかかり、田中さんはお…

可睡斎に参拝 「三尺坊権現」は本来は、春野の秋葉寺にあったもの

帰りに立ち寄った「可睡斎」(かすいさい)。友人の個展を見たいと思ったのだが、残念なことに、8月末で終わっていた。ちょうど俳優の滝田栄が講演していて、ちらと顔だけ見てきた。 ここに安置されているの「三尺坊権現」(さんじゃくぼうごんげん)は、烏…

テキストデータにする最大のメリットは、瞬時に「一括検索」できること

岩波書店の「仏教辞典」(800頁)をテキスト化して、自分のデータベースにしようと思い立った。テキストになれば、読み込んだとき大切なところはゴシックにしたりマーキングしたり、メモを加えたりできる。 まあ、仕事ではないので趣味として、気分転換とし…

エネルギーの充電、いわば生命力の深化と透徹のために、ひとつまた唱題行にたちもどる。

ある人から、「アストラル体からエネルギーがだだ漏れしているよ。なので、なにをやっても疲れているんだよ」と言われた。まあ、アストラル体とかよくはわからないが、この数年、疲れているのは確か。エネルギーが弱っているのは確か。身体的実感だ。 エネル…

日本山妙法寺を創始した藤井日達上人

たったいま、写真がやっと仕上がって届いた。いやあ、とってもいい顔だ。ほれぼれする。(右:修正前、左:修正後) この方は、日本山妙法寺(日蓮宗系)を創始した、藤井日達上人である。御年90歳くらいのときの写真だと思う。数多のお坊さんの顔に接してき…

手づくり葬のすすめ─カネをかけず心をかけるおくり方

行政への開業申請書を書き始める。助成金の企画書とちがって、背景となる地域課題とか、必要性とか、事業内容とか、スケジュール、予算書とか必要ない。だが、いろいろと確認する事項があるので、手間はかかるなあ。 気分転換に書籍の企画書を書き出した。「…

創価学会の教義について、まとめたいと思いつつ

創価学会の教義について、まとめたいと思いつつ、あまりに難解なので、うまくいかない。先日、友人とやりとりしたものをもとに、まとめてみた。友人の質問に答える形で書いてみた。 ──日蓮の教えは良い波動が出ていると思うんだけど、どうなんだろう。あの不…

走り続けるのか。止まるのか

走り続けるのか。止まるのか。 『鏡の国のアリス』(ルイス・キャロル)に出てくる赤の女王」は言う。「その場にとどまるためには、全力で走り続けなければならない」(It takes all the running you can do, to keep in the same place.)。 ぼくの暮らしは…

身よりもなく、ひとり暮らしで死んだ場合のマインドマップ。

身よりもなく、ひとり暮らしで死んだ場合のマインドマップ。

死の看取られから葬儀、供養についてのマインドマップ

死んだらどうなるかのマインドマップに続いて、死の看取られから葬儀、供養についてのマインドマップをつくってみた。 まあ、自分としては、人に迷惑をかけなければ、どうでもいいともいえる。 しかし、いつ死んでもいいように心がけておかねばと思いつつ。…

大企業は、大学名によって入社選抜を行っている

「しっかり勉強して、いい成績をとる」。それは、「いい学校に行くため」。「いい大学に入るため」。それは「いい会社に入るためのパスポートになる」。「いい会社に入れば、カッコいいし安泰。勤めあげれば老後も安泰」と。-------------------大企業は、大…

話は祈りにつながらないといけません

話は祈りにつながらないといけません「池谷さん、祈りのともなわない話は、たんなる話だけで終わります。話は祈りにつながらないといけません。わたしどもは、南無妙法蓮華経と唱えて祈り尽くしていきます」と。いきなりそういう電話だ。祈りの力。 ……ほんと…

中川一政の書がいい

画家である中川一政の書がいい。一番目のものは、大徳寺を開山した大燈国師の遺誡。大燈国師は、悟りを開いてから、京都の五条の橋の下で乞食をしていたんだそうな。二番目のものは、比叡山を開いた最澄の願文。19歳で比叡山にこもって修行するときの、いわ…

石原莞爾の「最終戦争論」を読んでみた

満州事変は、軍部(参謀本部)が謀略し、独走して勝手に起こした。参謀本部は、三権分立を越えた「統帥権」(とうすいけん)をもっていたような存在であった。「天皇」の名のもとに、好き勝手な動きを起こしていった。 やがて、満州帝国を作り上げてゆく。そ…

富永仲基の仏教批判

江戸時代の富永仲基という三十二歳の若さで亡くなった天才がいる。彼の仏教批判は、いまだに説得力がある。その一部を紹介。田村芳朗さんの「法華経」(中公新書)から。引用。------------------風土の影響ということについては、たとえばインドの風土的特…