過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

歴史

浮かれて足元を救われて、坂道を転がるように落ちていく日本

①なにがなんでもオリンピックやるんだろうなあ……。もうそういう利権構造に組み込まれてしまっているみたい。動かしがたい段取りができてしまっていて、他に選択肢がない。責任の所在は曖昧だから、失敗しても誰も責任を取らない。為政者は、国民は馬鹿だから…

72年前のノート 恩師たちの寄せ書き

これは、72年前のノートだ。うちの利用者さんのMさん(86歳)が中学を卒業する時に、先生たちに書いてもらったノートの一部。先生たちの熱い心が、息づかいが伝わってくる。中学生だった頃のMさんの一途なひたむきな向学心が感じられる。 Mさんの時代は、…

郷土史研究の語り合い

郷土の歴史について、郷土史家の木下恒雄さんを、森町の村松達夫さんと訪ねる。初対面だが、挨拶抜き。いきなりトップスピードの語り合い。--------------------気田(けた)の町のできた背景にある王子製紙の設立、それをつくった渋沢栄一。小俣の山林を王…

「水師営」と「君死にたまふことなかれ」

「水師営」。乃木大将とロシアの将軍ステッセルとの会談の歌。80歳以上の人は、この歌をよく知っている。尋常小学校で盛んに歌われていた。おなじ時代の歌で、「桜井の訣別」(大楠公の歌)も、みなさん歌える。なので、施設ではよく歌のリードをする。きょ…

郷土史研究家の木下さんから和文タイプライターなど

" data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">「終活なんだ。もらってくれんか。昭和史を研究している人はいないか。『昭和天皇実録』60巻がある。高松宮日記(全8巻)もあるぞ。それから、静岡県史(通史編全6巻、資料編全26巻、別編全3巻)もあ…

「鞠と殿さま」大名行列

「鞠と殿さま」作詞:西条八十/作曲:中山晋平 このコンビに「東京音頭」がある。 うたっていて気持ちがいい。軽快だ。テンポもメロディもいい。歌が物語になっていて楽しい。 女の子が鞠つきしていて、鞠がとんでった。さがしてもみつからない。大名行列に…

薪を燃やしながら、戦後の流れをざっくりと考えた

露天風呂で薪を燃やしながら、戦後の流れをざっくりと考えた。頭の整理のために書いてみた。 ①日本は戦争に負けた。連合国に無条件降伏した。 ②アメリカが日本占領統治した。アメリカは、野蛮で卑劣(お互いがそのように思い込んでいた)な日本の牙を抜いて…

とんとん とんからりと 隣組

利用者さんから、「隣組」の歌を歌ってほしいと言われて、メロディーと歌詞を覚えた。なかなかいい歌なんだけど……。 1. とんとん とんからりと 隣組 格子こうしを開ければ 顔馴染み 廻して頂戴ちょうだい 回覧板 知らせられたり 知らせたり 2. とんとん とん…

「時代が、国がどうなっていくのか、見届けて死んでいかねば」という思いはある

政治については、もうどうしようもなく。 最悪のシナリオを考えてみた。そういうことも見越しておいて、いまここを平穏にすごしていく工夫を。 ①「集団的自衛権行使で攻撃される」 集団的自衛権行使でアメリカの戦いに自衛隊が参加。マスコミはこぞって煽り…

スピリチュアリティーとナショナリズムが融合する現象として、安倍昭恵を語る

中島岳志のインタビュー(朝日新聞9月2日)。おもしろい見方。 スピリチュアリティーとナショナリズムが融合する現象として、安倍昭恵を語る。【自分探し→精神世界→エコ→伝統回帰→ナショナリズム】という思考回路。 以下、ピックアップ ------------------…

やがてジープがやってきた

75年前の今日(1945年9月2日)、戦艦ミズーリの艦上で日本は降伏文書に署名した。 以下は、郷土史家の木下恒雄さんから聞いた話。 ------------------- 終戦のときは小学生だった。玉音放送の日は、となりの森町まで、生徒がみんなで背負子と鎌を持って草刈…

虚無僧の禁止とヤマハの創業

明治政府は、天皇を中心とした絶対主義国家体制をつくるために、国家神道を基盤にし 明治政府は、天皇を中心とした絶対主義国家体制をつくるために、国家神道を基盤にしていった。 「神仏分離令」であり「神社合祀」が行われた。数多くの寺院が破却された。…

インパール作戦 インド人からすると、イギリスからの独立運動であった。

大東亜戦争は、日本は、石油を奪うためであり領土拡大のためであったが、東南アジア 大東亜戦争は、日本は、石油を奪うためであり領土拡大のためであった。けれども、東南アジア諸国に対して、白人支配からの解放のための「聖戦」としていた。「大東亜共栄圏…

石原莞爾と牧口常三郎

昨日は敗戦記念日。 日本の戦争は、なんのために興したのか、考えてみた。 外向けの戦争目的、大義名分は「東亜の解放」。大東亜共栄圏。アジアを白人の支配から開放するのだ。それが、アジアの盟主である日本の使命。すなわち、聖戦である。「八紘一宇」「…

明日は、敗戦記念日。なぜ日本は負けたのだろうか。

「勝てるはずのない相手と戦った」。 なにしろ相手は、あのアメリカ。当然といえば当然。 「精神論では勝てない」。 日本は得意の奇襲攻撃で勝てると踏んでいたのか。義経の「ひよどり越え」、信長の「桶狭間の戦い」、楠正成の電撃戦のようなし。「敵は幾万…

「核兵器禁止条約」に批准しない理由がわからない

アメリカ軍によって、広島に原爆が投下された。1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分。それによって、56万人が被爆した。死者は10万人余になる。 日本は、唯一の被爆国である。唯一の被爆国として、核兵器廃絶に向けた国際世論をリードする責任があると思う…

天竜川の治水と金原明善

雨ばかりが続く。土砂崩れが心配。きょうも警戒警報が出て、幼稚園と小中学校は休講となった。 豪雨が続くと、川の氾濫も懸念されるところ。 かつての日本は、大きな河川はよく氾濫した。静岡でいえば大井川であり天竜川。天竜川は、「暴れ天竜」と呼ばれ、…

毎日「きょうはなんの日」という時間を

毎日「きょうはなんの日」という時間を作って、お話させてもらっている。話すほうとしては、とても勉強になる。なにしろ毎日のことだから。 過去のきょうの出来事を説明する。素材だけ提供。話題はそのときの利用者さんの流れ次第で変化していく。 ---------…

「狭く深く」ということにならざるを得ない

「浅く広く人とかかわる」ということで生きてきた。いわば「縁があればともない、縁が離れればはなれる」という感じ。時間があればインドやバリによくでかけた。まあ、極楽とんぼみたいな人生であった。 しかし、晩年になって、田舎暮らしを始め、家庭をもち…

日本は、かくしてだめになった

〈日本は、かくしてだめになった〉 ①「均質で従順で勤勉」。みんな一緒、世間体をたいせつに、人並み。それが価値観。戦後の日本は、とくにそういう教育がされてきた。 ②戦後の焼け野原から「復興と経済成長」。朝鮮戦争やベトナム戦争などの特需もあった。…

アメリカの思いを考えてみた。すこし自虐的かな。

アメリカの思いを考えてみた。すこし自虐的かな。 ①自分たち白人(とくにアングロサクソン)は、帝国主義時代は、アジアやアフリカの国土を占領し、植民地にし、その資源を奪い取ってきた。人間まで奴隷にしてこきつかってきた。いつも「自分たちが支配者で…

右翼の王者、政界の黒幕たちが春野に来訪とか

児玉誉士夫(こだまよしお)が春野に来ていた、ということを書いたが、また、ある人から聞いた話。 利用者さんといつもの散歩コースで、私設の「まほろば文庫」に立ち寄る。たまたま、そこにいる人(Nさん)に聞いてみたら、すぐそこの近くが、児玉誉士夫の…

それぞれの戦争体験

デイの利用者さんとの語らいで、その方に即した「自分史」を作っていこうとしている。日々、深くかかわることになるので、それぞれの人生が面白い。 きょうは、戦争中の興味深い話。 ------------------ 戦争中は、二俣の宿舎に暮らして女学校に通っていた。…

戦争の本質というものを考えてみた

朝、戦争の本質というものを考えてみた。 ①戦争とは、人が人を殺し合う。徹底的に痛めつける。いのちを、身体を、心を。家を、道を、建物を、橋を。大切にしている神殿やら神さまも、宝ものを破壊し続ける。相手が降参するまで続けられる。 ②欲張りで思い上…

満蒙開拓団

満州の土地は寒い。内陸性の寒さに加えてシベリアから季節風。マイナス20度くらいになることも。 そんな土地とは知らず、広大な土地が手に入ると聞かされ、希望に満ちて村を上げて移住していった。満蒙開拓団(20万人)だ。 しかしその土地は、日本が現地の…

ヴァネヴァー・ブッシュのビジョンからインターネットまで俯瞰

ビジョンを提示する力。これがとても重要。アメリカはそういう力があった。日本にももちろんあったのだろうけど。 日本は、明治維新以来、欧化政策で、完成されたものをマネして、効率よく作るという方向でやってきた。キャッチアップの道だ。とくに、戦後は…

目次をじっくりと読む

受験勉強のとき、世界史をとった。バカ暗記はわりと得意だったけど、それゆえ歴史的な流れを大きく捉えることなんか、できてなかった。 山川出版の教科書を、くりかえし読んだ。いちばん欠けていたのは、目次をしっかり読んでいくこと。タイトル、見出し、小…

渋沢栄一と春野の王子製紙、そして金原明善

「人を旅する」春野暮らしの案内① NPO法人「雲を耕す会」に依頼されて、昨年に続いて、春野の暮らしの案内をした。 まず、郷土史家の木下恒雄さんの講座。こんどぼくが継承することになったデイサービス「みんなの家」に集まっていただいた。---------------…

即位の礼と学徒出陣と万歳三唱

即位の礼の映像をみた。安倍さんが「天皇陛下万歳」を音頭を取り、みなが唱和。祝砲の大砲が鳴り響く。 ちょうど76年前(1943年)の10月21日、雨の中、神宮外苑で学徒出陣式(出陣学徒壮行会)が行われた。こうして、国民総力戦の様相を呈していく。やがて「…

シラク大統領と目黒大仏

フランスのシラク大統領が亡くなった。日本の文化を深く愛した方であった。そのシラク氏と日本の仏像のいきさつについて、紹介する。------------------30年近く前のことになるが、目黒にある蟠龍寺(ばんりゅうじ)の吉田住職から、直接聞いた話である。吉…