過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

栗島さんを訪ねる

片道40分の山道。田河内に、炭焼き窯を指導してくださっている栗島さんを訪ねる。栗島さんはこんなに遠い道を、来てくださっていたのだ▲炭焼き窯の屋根は、間伐材をつかったガッチリとした作りだ。ボルトを使わないで、なまし番線(鉄線)できつく縛るという…

稲刈りのための稲架掛の資材を

田河内に森下広隆さんを訪ねる。明日の稲刈りのための稲架掛(はざか)けの杭をいただく。こんなに太くて長いナルが40本以上も。かなり巨大な稲架掛けになりそうだ。さらに稲刈り機(バインダー)など、いろいろと貸していただく▲僕たちは素人ばかりで、組み…

いよいよ稲刈り

明日、日曜日の9時から稲刈りを行います。お手伝いしたい方、見に来たい方はどうぞ。場所は、楽舎で借りている2反の田んぼです。 春野町の久保田というエリア。春野文化センターの先の宮川橋をわたった左側。国道に面しています。https://www.google.co.jp…

炭焼き窯づくりをメインにした、あそびスペースづくり

炭焼き窯づくりをメインにした、あそびスペースづくりを考えている。ここを子どもたちが遊べる場として、小高い丘はコンサートのできるスペースに。焚き火を囲んで語りあったり、ダンスができる場にも。炭焼き窯のとなりには、カマドと石窯を設置しようかと…

山里には無名の達人がいる

山里には無名の達人がいる。そうした方に出会うと、とってもうれしい▲炭焼き窯を指導いただいている天野富二男さん(90歳)がその一人だ。毎朝、三輪のスクータに乗ってきてくださる▲腰には兼帯(けんたい)を装備。 山仕事の人が必ず腰につけているナタとノ…

おおくの長老たちに支えられている

この炭焼窯づくりは、おおくの長老たちに支えられている。長老たちの知恵とワザ、身のこなしからずいぶんと学ばせてもらう▲栗島清さん(82歳)は、朝からやってこられて、いつも笑みをたたえながらの仕事ぶり。丸太を斧で割る。土を運ぶ。土を固める▲天野富…

なんとか火入れまで

いよいよ焚き口も完成。天野富二男さん(90歳)が、朝一にきて、赤土で焚き口を作ってくださる。これで、燃焼の調整ができるようになる。燃え過ぎたら、焚き口の戸を閉めて土を塗れば空気が遮断されて、火は止まる。焚き口づくりをやってみた。ペタペタと土…

焚き火を囲んで

いろいろな人が炭焼き窯を見にきてくれる。天野さんは、朝一番にきてくだり、いろいろとアドバイスをいただいた。その娘さんたちお二人も。おお、どうなったかと、鉄工所の陽さんは、朝と夕方に。御嶽神社の神主の岡野さん。気田川のちかくに家を建て畑作り…

炭焼き窯づくり6日目 やりなおし

炭焼窯の天井が崩れた。一気に、暗い雰囲気になる。疲れがどっと出てきた▲ここまでドーム型の屋根を作るのに、どれだけの人が関わり、どれほどの手間をかけたか……。もうここで中断しよう。あらためて、来月にやり直そう。いそぐことはない。春でもいいか。そ…

おおくの長老たちに支えられて

この炭焼窯づくりは、おおくの長老たちに支えられている。長老たちの知恵とワザ、身のこなしからずいぶんと学ばせてもらう▲栗島清さん(82歳)は、朝からやってこられて、いつも笑みをたたえながらの仕事ぶり。丸太を斧で割る。土を運ぶ。土を固める▲天野富…

炭焼き窯5日目 天井に穴があく

炭焼き窯5日目。多くの人が力を貸してくださっている。喜んでもらい、楽しみにしてくれている。だが、なにごとも順調にはいかない。ここにきて、大きな試練がきた。天井の一部に穴が空いてしまったのだ。朝、窯から煙が出ていた。窯の天井にヒビが入り、そ…

炭焼き窯づくり4日目 火入れ

炭焼き窯づくり4日目▲焚き口の材木を外して、火入れだ。栗島さんが、塩とお酒をまく。ぼくが、禊ぎ祓いの祝詞となえる。ちょうど朝日が正面に輝いていた。神さまにご挨拶。このプロジェクトは、たくさんの長老たちが、支えてくださっている▲朝一で栗島清(8…

二俣のまちの視察の案内

「まちづくり活動視察研修」なるものの案内役をつとめることになった▲視察に来るのは、議員や市の職員など行政関係の人たち▲当初は、春野の空き家事情を視察してもらう予定であった。が、道が狭くて大型バスが入れない、あまりに遠くて時間の調整がつかない…

いまここの現実とダンスする

人生は「現実」とのダンス。起こっている現実・あらわれてくるリアリティとダンスするしかない。厄介なこと、手間のかかること、思うようにならないこと、それが人生そのもの。予行演習もたいせつ、戦略もたいせつ。しかし、いまここで起きている現実こそが…

炭焼き窯づくり4日目 火入れ

宮古島に仕事に行く途中に立ち寄ってくれて、ずっと炭焼き窯づくりの手伝いをしてくれている坂本さんのレポートを転載する。静岡新聞と中日新聞が取材に来てくれた。 - DAY14 さぁ火入れです。 地元の長老方が御指導に来てくれました。 ここでは60、70歳が若…

この方、なんと90歳。陣頭指揮。

この方、なんと90歳。天野富士男さんという。陣頭指揮をとってくださり、率先して体を動かし、見本を示してくださった▲この日は、あいにく指導を頂いている栗島清さん(82歳)が来られないので、ぼくたち素人ばかりでの作業となる▲でも、どうも肝心のところ…

窯の天井づくり

炭焼き窯づくりの3日目。窯の天井づくり。ムシロをかぶせて赤土を盛る。古墳のような形になる。それを叩いて固める。叩く、叩く。叩く。古墳に乗って、また叩く。叩く。叩く。なにか宗教の修行みたいになってきた。

炭焼き窯3日目 

炭焼き窯3日目。窯の底を固める。壁に赤土を塗り固める。窯の底に、材木をぎっしりと詰める。その上に、さらに細かく割った木を乗せる。これで、窯の型が完成。その上に、ムシロを敷いて赤土を乗せる。叩いて固めていく。すこしずつカタチになっていくのが…

きょうは稲刈

ザクッ、ザクッ。鎌で稲を刈る。機械は使わない。手で稲を刈り取る手応え感が心地よい。稲の束を紐で結わえる。竹でつくった稲架掛けに、束ねた稲を掛けていく。きょうは、もち米の田んぼの稲刈り。総勢9名で刈った。みんな初めての体験、みんな素人。こう結…

いよいよ炭焼き窯の最終工程

いよいよ炭焼窯の最終工程。充填した材木に火をつけて、いぶし、その熱で天井屋根の部分の赤土を焼いていきます。叩きながら焼いていく。一日かけて、ちゃんと焼ければ完成ということになります。朝一に栗島清さん(82歳)に指導してもらい、午後は天野富士…

山仕事の道具 トビ

これはトビという。鳥の鳶のくちばしにそっくり。間伐材をひろってきたときに、みつけた。山仕事の人の忘れもの▲材木・丸太を移動・動かす道具だ。丸太は水分を含んでいるので、とにかく重たい。手で持つとずっしりと腰にくる▲で、この鳶の嘴のような先を、…

みんなが力を合わせて黙々と

炭焼き窯づくりの2日目。いの一番に現場に到着したのは、82歳の栗島さん。率先してツルハシをもち、土掘り、運び、木槌で叩く。つねに笑顔を絶やさない。穏やかな話しぶり。86歳の天野さんは、間質性肺炎なのに、マスクをしながら、ユンボを操作してくださ…

炭焼き窯づくりの2日目 窯の空間ができた

炭焼き窯づくりの2日目。間伐材を詰め込んだ窯の型枠のまわりに、粘土質の土を寄せて固めていく。山の土を崩す。土を寄せる。土を叩く、叩く、叩く。この繰り返し。10キロもある重たい木槌で叩く。1時間に10センチくらいのペースで、固まっていく。この映像…

手作りの道具

これらはみな、炭焼き窯をつくるための道具。地ならしのためのもの、壁を打ち付けるもの、天井を叩いてつくるためのもの。いろいろな用途がある。栗島清さんの手作りだ。釘やビスなど使わないで、楔で抜けないようにつくってある。一つひとつとってもステキ…

炭焼き窯づくりのスタート

昔ながらの炭焼き窯作りを、長老から伝授してもらえるという貴重な体験だ▲朝から、窯に充填する材木を運ぶ。さらに、赤土を山に掘りに行く。午後から、栗島さんの指導で、いよいよ窯作りのスタート▲地ならしと杭打ち。窯の型を作り、中に材木を並べる。煙突…

こんなステキなお寺で企画ができそうな予感

浜名湖の北にある名刹。境内に入るなり、落ち着いたあたたかい佇まいに呆然となった。まず、風化して崩れそうな土壁にしばし見とれていた。護摩堂に安置されている馬頭観音がすばらしい。ここで毎日、護摩を焚けたらなんとしあわせ。書院からながめる小堀遠…

稲架掛け作り

来週はいよいよ稲刈り。バインダーで稲を刈り取って結束する。そして、稲架掛(はざか)けだ。田河内の森下さんから、5段式の稲架掛けの木を一式、いただけることになっている。高さだけでも4メートルくらいある。幅は8メートルくらいになりそう。この写…

それぞれ持ち分を発揮して、力をあわせてこそ

炭焼き窯つくりのために、山の斜面を崩して穴を掘って整地している。土木工事みたいなもので、ユンボが大活躍▲だが、昨日から、キャタピラーがはずれてしまって、作業がストップしてしまう。再び装着するのに2日がかりだ▲今朝は、飯尾さんと藤田さん、天野…

いよいよ炭焼き窯つくり  22日の13時から、23日は9時から

いよいよ炭焼き窯つくりをはじめます。22日の13時から、23日は9時から開始▲興味のある方は、ご参加ください。どんなふうにつくるのか、見物だけでもよいです▲参加費も何もいりません。ただし、汚れてもいい服装。お弁当持参。定員なし。材料の赤土、間伐材は…

ユンボとの格闘だった

重機の力はすごい。いともかんたんに山を崩し穴を掘り、整地してしまう。楽ちんだ▲ところが、トラブルが起きたら、えらいことになる。この復旧がとってもたいへん。体力を使ってヘトヘト。そんな一日だった。いま、わがやの山を掘ってそこに炭焼き窯をつくっ…