過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ヒンドゥーの教えは、いつでも始まりがあり、終りがあるん

スワルナーリ女史との対話③ ───「ゼロの発見」はインドですね。スンニャータ。有るとか無いとか、始まりとか終わりとかそういったものを超えている。 「アブラハム系の教え(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)は、beginningがあってendがある。ヒンドゥー…

カミとホトケ そして天皇霊 

天皇はほんらいは日本国の「大神主」という意味あいがあると思う。肉体は人間であるが、いわば「天皇霊」ともいうべきのを代々の受け継いている器と考えられる。それが行われる儀式が大嘗祭(だいじょうさい)である。 靖国神社は、天皇のために亡くなった人…

「空援隊」から、本作りの依頼を受けた 英霊について考える

「遺骨を、一体でも多く、一刻でも早く遺骨を埋葬・供養する」。「宗教宗派・主義主張などを超えて活動する」。「できることから始める」。それが「空援隊」の活動理念だ。 遺骨収集の活動を地道に行っているNPO法人「空援隊」の倉田さんから、本作りの依頼…

こちらが川を渡っていこうとしたら、母が〝来るな来るな、戻れ戻れ〟と手で合図したのよ。

───そういえば、脳梗塞とか脳出血とかしたんですよね。 「そう。もう7年前になるわね。くも膜下出血だったのよ」 ───うわっ、それはたいへん。で、どんなふうに? 「その日は肩がこって、痛くてたまらない。突っ伏して寝ていたのよ。これはいけないと、自分…

こちらで予め原稿は作っておきますので、それを見ていただけますか。

猛烈に忙しい人の取材の場合もある。まったく忙しいと断られる。そういう時、こういう方法がある。 ──こちらで予め原稿は作っておきますので、それを見ていただけますか。 「じゃあ、送ってください」 ネットの情報を本にちゃちゃっと原稿を作った。あたかも…

守護霊として、見守り続けると思うよ

「ねえおとうちゃん、もしもだよ、おとうちゃんが死んだら、あかりの背後霊になってくれる?」 ──うん、そうだね。背後霊というか守護霊として、見守り続けると思うよ。あ、あぶないというとき、いろいろ助けたりね。ときには、あれこれ文句言うかもしれない…

日本は治験と人体実験場のごとし

「動脈瘤剥離で、死ぬところだった。救急車に搬送されて、一か月の入院。心臓の弁も取り替えた。」ひさしぶりに電話したOさん。70代。 こないだ、友人の僧侶に電話したら「長くはないよ、もうだめだ」と言っていた。症状は聞いてないが、重たそうだった。NG…

この2年間のNPO法人と個人の実績を図版にしてみた

この2年間のNPO法人と個人の実績を図版にしてみた。いちりん楽座はたくさん過ぎて掲載できず。あれこれとやってきたことがわかるなぁ。まだ基軸は定まらずってところ。

時間と空間、死後の世界、どこまでいったも不思議

「炎って不思議だよ。こうして炎が見えるだろ。これは一瞬として同じものじゃない。瞬間瞬間、ガス状態のものが発火して火となって天空に消えていく。で、ものごとはすべてこうして、瞬間瞬間、変化しているんだよ」 そんな話を、焚き火しながらあかりと話し…

すべてのことがスローモーションになった

東名高速でクルマが横転して、真っ逆さま。屋根が道路についた状態になった。一瞬眠ってしまい、高速道路の防護柵にぶつかり、そのままクルマがひっくり返ってしまった。その時、すべてのことがスローモーションになった。 きょう訪ねてくれたOさんの体験だ…

いきなり鳥肌、背中がゾクッとした

あかりが、「天竜川の渦巻いているところを見たい」というので、帰りに寄ってみたのだった。ところが、もう薄暗いのでよく見えない。もっといい場所を探してみよう。「あ、ちょうど階段がある。ここを上ればよく見えるかも」その階段を3段くらい上がった。…

手作り葬、日常葬のひとつの見事な模範と思う。

手作り葬、日常葬のひとつの見事な模範と思う。親友の田康彦さんの奥様の葬儀だ。ちょうど、きょうで亡くなって4年。妻は50代後半から、若年性のアルツハイマーを発症。やがてデイサービスを利用。症状が重くなると、グループホームに移った。田中さんは、…

息子さんは、『ゴング』(週刊のプロレス専門雑誌)のカメラマンをしていた

息子さんは、『ゴング』(週刊のプロレス専門雑誌)のカメラマンをしていた。プロレ息子さんは、『ゴング』(週刊のプロレス専門雑誌)のカメラマンをしていた。プロレスの黄金時代だ。その写真を見せてくれるという。アルバムを抱えて持ってきてくれた。ア…

「死後のこと」「死後の転生」「無我」についての論及

「死後のこと」「死後の転生」「無我」についての論及。これは、スリランカの、ラーフラ長老の論文をもとに整理してみた。(『ブッダが説いたこと』ワールポラ・ラーフラ著 岩波文庫を参考にしている)しかし、まだよくわからない。 ①存在とは、肉体的、心的…

死とはなにか」についての本作りをしている。

「死とはなにか」についての本作りをしている。「死について」「死後についての」内容だ。 「死」について語ることは、「生とはなにか」について論ずることになる。「この日常の暮らしはどう生きたらいいのか」というところに、つなげていきたい。 ①「死」と…

死についての詰み将棋

「おとうちゃん、将棋やろうよ」あかりが言うので、毎日将棋をさしている。 いまはまだ、ほとんど数分で勝ってしまうレベルなんだけど、これから詰将棋を一緒にやっていこうというところ。 さいわいYouTubeにたくさん教材があるので、それを見ながら、ひとつ…

死についての詰み将棋

「おとうちゃん、将棋やろうよ」あかりが言うので、毎日将棋をさしている。 いまはまだ、ほとんど数分で勝ってしまうレベルなんだけど、これから詰将棋を一緒にやっていこうというところ。 さいわいYouTubeにたくさん教材があるので、それを見ながら、ひとつ…

お盆の日は あれこれ盛りだくさん

ベトナムのお寺で盂蘭盆会に参加する予定だった。ティクナットハーンの弟子のお坊さんが来られるようだった。 しかし、どうしたわけか、道を間違えてしまった。で、諦めて妻の実家に行くことになる。妻とあかりを実家に預けて、ぼくは近くのお寺を訪ねる。 ▽…

亡くなった人への供養 スマナサーラ長老の話

きょう88歳のTさんを本作り(布絵)の件でお会いして、空を見上げながら、「そろそろ死も近いわねえ」と。「死んだらどこに行くのかねえ」「さあ、どこにいくんでしょう」という話をしたばかり。お盆ということで、亡くなった人への供養ということでかつて…

「死々についての本を出そう」ということで出版社の社長とやりとり

「死後についての本を出そう」ということで出版社の社長とやりとり。朝、まとめてみたもののまだスッキリとは説明できない。もすこしわかりやすく、たとえばなしも入れて、と。だいたい自分がわかってないからね。 「ブッダは、輪廻を否定したんですよね」 ─…

役立たずがシェアリングして死んでゆく

グリム童話の物語。ブレーメンの音楽隊。 役立たずで追い出されたり、食べられたりしそうになった者たちが、行き場もなく放浪する。同じような境遇の年老いたロバ、イヌ、ネコ、ニワトリが出会う。彼らは意気投合して、ブレーメンで音楽隊に入ろうと思い立つ…

遺された方へのグリーフワーク。 こうしたとき、ほんとうに宗教としての底力が。

いかに笑顔を見せようが、楽しいことを喋ろうが、からだの奥底からつらさ、悲しさが伝わってくる。 とてもお世話になった親しい人。まさに「よき隣人」とはこの人。でも、なかなか、わざわざ訪ねて挨拶もできない。 こうして、ばったりとすれちがうのがあり…

私たちはこの世に再び生を受けた。自ら求めてこの現実に世界に入ってきた。

きのうは「デスカフェ」開催。10名ほどが参加。アメリカから参加してくれた人もいた。インド人も参加してくれた。5時間くらい語りあった。 ここでそのいろいろな人の発言をまとめるエネルギーはないが、いま感じていること。 ▽きっと死後の世界は、ものすご…

本日「デスカフェ」やります。世の中、お盆だしね。

本日「デスカフェ」やります。世の中、お盆だしね。7月16日(日)13時〜15時。ときによっては18時まで、えんえんとやることがあります。参加ご自由。参加費無料。途中、入退室ご自由。匿名でも顔出しなしでも可。GoogleMeetでやります。開始60分前にここにUR…

54の息子さんが亡くなった。つらすぎる。

いつもよく訪ねてくれるご近所のIさん、優しい人柄でいつもなにかサポートしてくれる。笑いがある。冗談を言い合う仲。81歳で、草野球チームのピッチャーをやったり、ホタル公園の草刈りなどを自発的にやってくれる。ぼくの軽トラが壊れると、すすんで修理…

引きこもり10年の若者が、いかに脱出したか

「あかりちゃんですか?」 そう声をかけられることが多い。Facebookなどであかりの露出度が高いので、あかりの顔ーみて「もしかして……」と声をかけてくださる。 昨日は、となり町のイベント露天の店であかりとフルーツパフェを食べていたら、通りがかりの人…

死は不定。他人事にあらず。しみじみ。

生き方に、ざっくり大きくふたつの考え方がある。 ①昨日もあったし、今日もこうしてある。明日もある。そのようにして、自分というものは連続していると思うから、がんばれる。 ②ものごとは瞬間瞬間に過ぎていく。変わっていく。過去は記憶の中にあるだけで…

人間も宇宙から見れば細胞みたいなもので、死んで生まれては死んでいくのかも

「ねえ、おとうちゃん。ランに大きなイボみたいのがあるの知ってる? あれ、大きくなっていくのでガンかもしれないよ。」 ──うん。知ってるよ。となりのラクちゃんはこないだガンで死んじゃった。ランの唯一の友だちだったんだけど。ざんねんだった。 「どう…

ZOOM楽座「死の世界」を語る 5月6日(土)14時〜16時 

ZOOM楽座「死の世界」を語る5月6日(土)14時〜16時 どういう死に方がいいか。どういうおくり方、おくられ方がいいか。そもそも、死んでおしまいなのか。死後の世界ってあるのか。浄土は?あの世は?死後の世界があるというのは、転生があるのか。輪廻がある…

ぼくのほうで全面的にリライトすることになった

ぼくのほうで全面的にリライトすることになった。 PHP研究所と著者と私とで三者会議、ZOOMで東京〜浜松〜大阪。240ページを100ページに削ったものの、自分史、自費出版のレベルで、お金を出して本を買ってもらうという商業出版は至らないとP社。 ▽で、ぼ…