死
死についての試行錯誤 ①死んでしまったら、あとはなにもない。だから、なにも心配することはない。 もしも、死んだあとも自分がいるとか、来世がある。いわばカルマの報いがあると仮定しても、死んだ後はこの世の記憶はない。 そこにいるのは、いまの自分で…
利用者さんとの語り合いは、いつも「どうやって死を迎えていくか」ということになる。 ------------------ 利用者さんにとっては、死は身近でリアル。なにしろ80代、90代。いつ逝ってもおかしくないわけだ。親しい人たちが、次々と亡くなっていく。今年など…
日も「ZOOM楽座」開催。21時から。テーマは「異安心を恐れず語る念仏」というところ。以下、すこし、池谷なりに書いてみた。 -------------------- 比叡山には、「四種三昧」(ししゅざんまい)天台の行法があって、そのなかに常行三昧という行法がある。阿…
──コロナのしめつけすごいですね。 「そうだね。なんというか、もう第三次世界大戦みたいになってきた。社会は滅亡してしまうかもしれないね。〈ノストラダムスの予言〉が、いき来たかって感じ」。 ──「ノストラダムスの予言」ってのは、ここのところですね…
Aさんが膵臓がんで、末期だということを聞いた。山里暮らし、ブルーベリーの栽培のことなど、いろい教えていただいた方だ。ハートのある快活で楽しい方だ。 電話してみた。 ぼくのこれまでの経験から、こういうとき、すぐに電話したほうがいい。 「あとで、…
ZOOM楽座の案内。 ZOOM楽座の案内。 本日(4/20)と明日(4/21)のZOOM楽座の予定 ------------------- 4/20(月)19時〜21時 テーマ:国難(気力の停滞、大不況、疫病、飢饉、内乱、他国からの占領)に宗教や祈りは役に立つのか? 鎮護国家の宗教、法華経、…
本堂には、漆で塗られた神輿(みこし)のようなものがあった。屋根の上には、金の鳳凰がついていた。 「これはいったい何ですか」と聞くと。 「棺桶」だという。 「龕」(がん)とよぶのだそうな。 ------------------ かつての棺桶は寝棺でなく、座棺だった…
「死ぬのが怖くて、〈今日でお別れ〉を何度も聞いている」。 ───亡き友のFacebookのタイムラインに書かれてあった。 〈今日でお別れ〉は、作詞:なかにし礼 作曲:宇井あきら 歌:菅原洋一。歌は、菅原洋一よりも水原弘のほうが心に響いていたようだ。 その…
「ねえ、お父ちゃんのママが死んで、かなしかった?」 あかりが、突然、聞いてきた。 家に飾ってある遺影を見て、「この人はだれ?」とお母ちゃんに聞いた。「お父ちゃんのママだよ。もう死んだんだよ」。そのことで、思い当たったんだろう。 --------------…
志村けんが亡くなった。人工心肺という時点で、もうのぞみはないと思っていたが……。 そうして、これは他人事ではない。自分に起きる現実だ。志村けんのような大金持ちは、人工心肺、集中治療室がつかえるが、わたしなどは人工呼吸器も人工心肺も使えることは…
「死ぬに死ねない」という現実。コロナウィルス(COVID-19)によって死亡した場合のリスクと最悪シナリオ。 感染して肺炎にかかるのは怖い。医療が対応できず、死んでいくのは怖い。死んだとして、わが遺体が怖がられる。 ①死因:ウィルスに感染して亡くなっ…
本日もZOOMでの会話を行います。 テーマ「死後の世界──死とはなにか」 霊的体験、宗教の教義、仏教の哲学、素朴な疑問、そうしたことをなんでも語りあいます。 ------------------- 日時:3月26日(木)21時〜23時:20時半から雑談開始(適当に) ネットツー…
「死ぬ」という現実=リアリティがつきつけられる時代になってきた。 親しい人が死ぬ、家族が死ぬ、そして自分が死ぬ。 そして、いつそれが訪れるのかわからない。 -------------------- 経済が成り立たず、食べ物がない。食うや食わず。食べものを奪い合うよ…
ZOOMで語り合い「臨死体験とゼロ葬を語る」 --------------------- 日時:3月25日(水)21時〜23時。 メディア:インターネット上でZOOMで行う。 URLは当日、20時20分にアップ。 参加ご自由、参加費など不要。 --------------------- 実際に臨死体験(心肺停…
①ウィルスの感染はどんどん拡大していくだろう。パチンコ屋はそのまま営業しているし、相変わらず通勤ラッシュは続いている。保健所は検査を避けている。 検査を抑えて「感染者数」を増やさない方向できている。 ウィルスに感染して亡くなった人は、肺炎とし…
コロナウィルスについて、その都度、自分の頭の中の整理をしている。 ①医療機関はウィルスの陽性患者がでると怖い。外来閉鎖、往診も断られる。ついには、病院が閉鎖となってしまう。 みんな隠そうとするだろう。保健所は、なかなか検査をしてくれない。その…
①学校は休校にしてもパチンコ屋を閉鎖できない。パチンコ業界は、野党にも与党にも政治献金しているからだろう。 ②相変わらずの首都圏の通勤ラッシュは続いている。まったくの密閉空間。蔓延しないはずがない。 ③これだけ世界的なパンデミックが起きていると…
生き方のありようの見直しを迫られる。人は死ぬ。 家族が死ぬ。親しい人が死。この自分が死ぬ。そういう当たり前の真実が、リアリティとして迫ってくる。そういう現実になってきた。 死んだら死んだで、おしまい。そうなったら、それはそれで仕方がない。 だ…
「仏さまがいるから、大丈夫。なんとかなる」という人もいる。しかし、ほんとに大丈夫なんだろうか。安心していいのだろうか。 ------------------ そもそも、仏さまっているのだろうか。 いたとしても、この自分を救ってくれるものなのだろうか。 救ってく…
このパンデミックに対して、どうやって手を打つのがいいのか。 ①病院で検査してはいけない。「院内感染」が恐ろしい。医療崩壊につながる。 ②政府は、「検査キット」を安く迅速に配ること。 ③「ドライブスルー方式」で防御服を纏った検査官が検査する。戸外…
医療崩壊の現実。160床もの大病院が閉鎖に追い込まれた。 こうしたことから、他の病院としては、できるだけ検査はしたくない。陽性反応の患者は受け入れない、ということになる。 かくして、患者はたらい回しされる。処方すれば重篤にならずにすんだ軽症患者…
①施設は休み。風呂のガス給湯機を交換。追い焚き機能のあるものに交換した。2台。S社に依頼して、ガスを切り替えることで、給湯器と工事費を無償に。これで、風呂の温度が安定するので、入浴介助の負担も少し軽くなる。ただ、これまでのガス屋さんとの少な…
「倶会一処」(くえいっしょ)という言葉がある。 浄土系の教えでよく言われる。 仏菩薩と浄土で一緒に暮らすという意味だが、一般的なとらえ方では、あの世でまた、親しかった人と出会える。というような意味で使われる。 しかし、よく考えてみると、人はい…
利用者さんと、よく「死んだらどうなる」「どうやって逝くか」という話になる。みなさん80代、90代なのでリアルな思いだ。 「ころりと逝きたい」と、みなさん言われる。まあしかし、「こればかりは、わからないよね」というところに落ち着く。 -------------…
コロナウィルスの感染やら、その流れで経済的な逼迫やら、いろいろ懸念することがたくさん。 まあ、究極は「死ぬことが怖い」「死んだらどうしよう」ということにあるのかな。 しかし、死ぬことが、そんなに恐ろしいことで、たいへんなことで、つらいことか…
コロナウィルスが拡散している国は、中国、イラン、イタリア、韓国、そして日本だ。 韓国は地理的に近いので、なんとなくわかる。しかしどうして、イランやイタリアなのか。 それらの国はじつは、中国と密接で中国人の労働者が行っているからという説もある…
S大の大学院生が2名来てくれた。研究と学びのためだ。 N君は、理学療法士の資格あり。機能訓練のプログラム作りに参画してもらうことになる。こちらはフィールドを提供し、ともに「転倒予防教室」のような講座を開催していく。ひとり暮らしのお年寄りの見…
静岡県の健康長寿財団の「生きがい特派員」をやっている。友人の田中康彦さんのことを原稿にしてみた。 ------------------- ものづくりも見守りも日常 その終点が看とりと送り 日常で終わる 田中康彦さん(浜松市天竜区在住、78歳 「アムール川(中国北東部…
「手づくり葬」について。(ちょっと過激バージョンです) いま日本の葬儀の平均費用は200万円余である。立派な戒名やら、たくさんお坊さんにきてもらうとか、そういうことにお金をかければ、限りなく費用はかかる。 戒名とは、戒律を保って仏弟子になるとき…
田中さんのような心尽くしのいい葬儀を体験させてもらったので、世の「看とりとおくり」について、いろいろ考えさせられた。 死んでしまった人は、安らかにあの世に旅立つ。もうこの世とは関係ないわけだ。しかし、死ぬまでが大変ってことが多い。そして、死…