過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

息子さんは、『ゴング』(週刊のプロレス専門雑誌)のカメラマンをしていた

息子さんは、『ゴング』(週刊のプロレス専門雑誌)のカメラマンをしていた。プロレ息子さんは、『ゴング』(週刊のプロレス専門雑誌)のカメラマンをしていた。プロレスの黄金時代だ。その写真を見せてくれるという。アルバムを抱えて持ってきてくれた。
アントニオ猪木や蝶野、長州、前田、タイガーマスクなどの写真。サイン入りのマスクもたくさんある。
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息子さんは54歳で急逝した。ちょうど亡くなって4ヶ月。先日、図書館の帰り、ふいに寄ってお経を読ませてもらったのだった。
息子さんは『ゴング』をやめてからフリーランスで、日本のお城の写真を撮っていたようだ。亡くなる当日のブログも残っていた。
「こんど、この図書館で故人の作品の写真展をやったらいいよ」と提案した。
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まほろば図書館」(施設)の前の家が岩本さんで、ぼくのクルマを見つけて「あなたに見せたいものがある」ということで、図書館にやってきてくれた。
親よりも先に亡くなるのは、遺された親にしてみたら、つらすぎる。でもこちらは、湿っぽい話はしない。プロレスの猪木の話やお城の話で盛り上がったのだった。もう亡くなったのは亡くなったわけで、どうしようもない。こうして故人の作品をみんなで見て、笑ったり驚いたりするのがいいと思ったよ。
ぼくは、力道山時代から、ジャイアント馬場の全日、猪木の新日、そして異種格闘技バーリトゥード素手で戦う格闘技)、(PRIDE:プライド 総合格闘技)などが大好きで、いまでもよくYouTubeで見ているほどだ。
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こうした出会いがあったのは、あかりが「まほろば図書館」に行きたいという。一昨日、そこであかりと将棋を指していた。あかりはその時、おもしろい本を見つけたのでその続きを読みたいようだ。『トイレの花子さん』のような、怖い話が好きで熱心に読んでいた。
図書館の当番の村松さん、そしてスナックのママさん。それからバス待ちの方、いろいろな方とおしゃべりした。みなさん「アラエイ」(80前後)だが、とてもお元気。読書好きな人たち。そういう人たちと軽口を叩きあっているのも楽しい。