過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

一人暮らしのお年寄りと子どもとの出会いの場があるといい

あかりは、朝から幼稚園。同級生は3名。時間は9時から11時まで。 それ以降は、近くの保育所で16時までみてもらう。迎えに行った帰りに、近くの私設の「まほろば図書館」に寄る。

男の子たちがいて、将棋を指していた。あかりには、紙芝居と絵本の読み聞かせ。でも、紙芝居は、ストーリーがおもしろくない。結局、紙芝居をくぐる「貞子」(テレビから姿を現す恐ろしい映画、リング)になってしまった。(こちらは、昨年の写真)
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私設の図書館なので、 当番はボランティア。今日は70代後半のおばさまで、初めてだという。1年前にご主人を亡くし、子供もいないので一人暮らし。やることもない、何をしていいかわからない、寂しいと言っておられた。あかりに折り紙を教えてもらうことにした。

山里は、こうして、一人暮らしのお年寄りが増えている。みなさん、体も元気だし頭も冴えているが、特にやる仕事もないし、気軽におしゃべりできる友人が近くにいるわけでもない。
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一方で、山里は子供が極端に少ない。子供は子供同士の遊びがいい。遊ぶ場所は豊かな自然の中、ふんだんにある。けれども、 遊び友達がいない。暇とエネルギーをもてあます。お母さんは、ストレスフルになる。そのストレスがお父さんにもアタックする。みんなストレスに。子供は子供同士で遊びができる場があるといい。そこは親子が自由に遊べる安全な場所。お母さん同士が、話ができる。情報交換ができる。なにかかとサポートしあえる。親が交代で子供をみる。そうした場所づくりをしたいと思っている。
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さらには、こうした一人暮らしのお年寄りと子どもとの出会いの場があるといい。 たいせつなのは、点と点をつなぐこと。いまその企画しているところ。

いわば「 春野のアウトドア体験スクール─春夏秋冬を通して自然のなかでをあそぶ」企画。

幼稚園・小学校だけでは体験できない遊びができる。まちなかでは体験できない冒険的なワクワク体験が得られる。お母さんたちの、負担も軽くなる。子ども大人も、地元も移住者も、お年寄りも参加できる。いろいろな人が出会い、語り合い、作業し、交流できる。親同士、子供同士が親しくなることで、交流の機会が増えていく。地元と移住者の家族、まちなかの家族との交流の場を作っていけたらいいいな、と思う。

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