過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

春野にプレーパーク作り あくまで、子どもが楽しく遊べる空間づくり

子どもがワクワク冒険していく場を作っていく。

子育ては親だけではたいへん。ほんらいは、両親、きょうだい、祖父母、親戚、そして地域で子どもを見守り育ててきたものだろう。

ところが、過疎の核家族ではとっても難しい。
とくに移住者など、ちかくにじじばば、親戚がいない。親にかなりの負担がかかる。
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子どもは子ども同士遊ぶのがいちばんいい。

山里には森や川や畑は場所はふんだんにある。
ところが、子どもがいない。それぞれが遠くに暮らしていて、近くにいない。

いっぽう〈まちなか〉にはたくさん子どもがいる。
でも、自然に恵まれていない。〈まちなか〉では、木登り、どろんこ遊び、火遊び、川遊びなんてできない。ヘビとやトカゲ、ヤギ、カブトムシなどいない。テレビゲームやDVDもいいけど、やはり自然の中での遊びがいちばん。
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ということで、山里にプレーパークを作ってしまう。
そこでも、子どもたちが出会って遊べる空間。

子どもがワクワク冒険できる場所。どんどん冒険して、自分の身体で学んでいく。親は見守る。手を貸す。

さて場所だ。

どこかいいところを決めて、みんなで作ることが一つ。
だけど、それには人手も資金もいる。近隣の許可もいる。かんたんにはいかない。
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そこで、まずはできるところから始めていく。

自分が暮らしている場所の敷地で少人数から始めていく。
「こういうことやるよー」と口コミで伝えて数人から始める。「この指とまれ」方式。それが、次第に広がっていくかもしれない。

子どもたちが出逢えば自然と遊びに入る。
おにいちゃん、おねえちゃん、いもうとがたくさんできる。
家族同士のつながりができる。
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ということで、春野にプレーパーク作り。

小さくあちこちで始まりながら、その情報を共有していく。ネットワークができていく。それを発信していく。やがて〈まちなか〉からも家族がやってくるようになるかも。

これは地域の活性化だとか定住促進とか、じゃあない。あくまで、子どもが楽しく遊べる空間づくり。そこがメイン。そこから、いろいろな創作的なものが生まれていく。人間関係も築かれていくよ。守り励まし合いの交流が生まれてくる。