過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

テーマ「おやこ森の学校」──山里のあそびと暮らし入門──

助成金の申請完了。いまポストに入れてきた。

テーマ「おやこ森の学校」──山里のあそびと暮らし入門──

空き家にしていたうちの土地と家(1,700坪 宅地、農地、山林、2階建ての家、合宿できる納屋が二つ)を活用して「おやこ森の学校」を立ち上げる。
それは、山里のあそびと暮らし入門でもある。
-------------------
課題
この山里は、著しい少子高齢化(過去10年で20〜25%減少。50年代の1/3)。ひとり暮らしの老人が増える。小学1年生は7名。山里に活気はなく衰亡するばかり。

山里の自然は豊かだが、子どもたちが遊ぶ場と機会がない。地元の人とまちなかの人、親子、家族が交流できる場がない。さらには、コロナ禍によって室内での交流が難しい。

町なかの閉塞感から田舎暮らしをしたい人は増えている。オールシーズンのキャンプも活発になってきている。しかし、いざ山里で遊ぼう・暮らそうとしても、とっかかりない。ネットワークも少ない。そこで、そういう人たちとの交流の場作り、情報交換の場作りをしたい。やがては、交流人口を増やし、定住促進につなぎたい。
--------------------
提案事業の内容
「木」「土」「火」「水」の遊びの場・交流の場をつくっていく。
おやこで遊び、学びを通して密接な交流となってゆく。また、地域の先達たち、移住者とも交流する。

「木」
スウェーデントーチ、ジェットログで遊ぶ。
②杉の間伐材で小屋やツリーハウスづくり。
③放置竹林を伐採して、竹炭と竹酢液づくり。
④杉の木の伐採。薪割り、薪作り。
⑤栗やブルーベリーの収穫。
「土」
①田んぼ:無農薬。田植え、草取り、稲刈り、稲架掛け、脱穀、籾摺り。薪で米を炊く。無農薬ゆえに、タニシやイモリなど生物多様性の観察になる。
②畑:無農薬。大豆を中心に植える。収穫した大豆は味噌で仕込む。
③ヤママユの飼育と観察。ヤママユ(天蚕)を栗林(網を張る)で飼育、繭にして糸を作る。
④山菜採り。
「火」
スウェーデントーチ、ジェットログづくり。
②ロケットストーブづくり。コーヒーの焙煎や食事を調理。
③焚き火を通して、静寂な体験、語らいの交流。
「水」
①清流の気田川があり、水遊びやカヤック体験ができる。
②沢の水を活かした水遊びを行う。

まあ、採択されるかどうかは縁次第。だが、この試みは続けていく。