過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

梯實圓和上のお話から

そのお顔を拝見して、ああ、すてきだなあと思った。浄土真宗本願寺派の梯實圓(かけはし・じつえん)和上。 その名前だけは知っていたが、内容が難しいので敬遠していた。YouTubeで講話を聞かせてもらったが、なかなかよかった。 真宗の教えは、門外漢のぼく…

梅肉エキスづくり

いまの季節しかできないことなので、がんばった。きょうは、梅肉エキスづくり。梅はうちの敷地に生えているやつ。8年前に植えた苗木が大きく育って、たくさんの実っていた。1まずは10キロ。①青梅から種を取り出す。まな板の上に青梅を乗せて、もうひとつの…

政治家の資質が劣化している背景を考えてみた

政治家の資質が劣化しているように感じる。とくに国会議員たち。どうしてだろうか。背景を考えてみた。①「二世、三世議員」。「地盤」と「看板」と「カバン」の3つがないと、通らないと言われる選挙。なので、二世、三世議員が増えていく。ボンボンの議員だ…

やっぱり、好きなこと、やりたいことをして生きていかなくちゃ。しかし。

はじめてインドを旅した時、36歳だった。よくインド人から、「Where are you from?(どこからきたのか)と聞かれた。「日本」というと、感心された。次に、「What do you do?」(なにをしているんだ。仕事は何だ)と聞かれた。まあ、どこに行っても、よく…

なぜ核兵器を持つのだろうか

なぜ核兵器を持つのだろうか。 核兵器は、持っていても使えない。もしも使えば、報復合戦になって相手も自分も破滅する。地球が破滅する。なのに、使わない兵器を開発し量産し持ち続けている。どうしてだろうか。 ①「威嚇」である。 「これだけの兵器がある…

夢幻能(むげんのう)

能でよくみられる夢幻能(むげんのう)というのがある。世阿弥が大成した。旅人 (ワキの僧侶など)に、老婆や老夫が土地にまつわる伝説などを語る。そして、一転して、神・霊・精などになって、舞うというパターン。舞うことで怨念が解放されて成仏に向かうで…

相撲の伝統など実にいい加減

「女性の方は土俵から降りてください」と救急救命の看護師にクレームを付けたことがあった。しかし、トランプ大統領や安倍首相がスリッパはオーケー。女人禁制といっても、かつてはオッケーだったわけだし、相撲の伝統など実にいい加減。そのことが露呈され…

鉄棒で足のストレッチ

ワンコの散歩の途中にホタル公園に行き、毎日、鉄棒に向かう。でも、懸垂や逆上がりをするわけではない。そんな元気も筋力もない。-----------------ただ、片足を鉄棒の上に乗っけて、ギリギリと開脚ストレッチする。足の筋を伸ばす。正面から、横から、斜め…

マインドマップづくり

マインドマップのトライアル中だ。マインドマップは、中心にテーマ(セントラルイメージ)を書き、そこから放射状に、線を引いて項目を書き込んで整理していく方法。--------------------手描きが自由でいい。アートフルに作っていく過程が楽しい。ひとつの…

年齢差91のやりとり

年齢差91のやりとり。デイサービスにて。 土日は幼稚園がないので、あかりは退屈で退屈で仕方がない。お父ちゃんも、「ぬいぐるみ遊びしよう」と言われても、疲れてしまって。 川に行って水遊び、公園に行ってブランコ、そしてデイサービスに寄る。あかりも…

なかなかの冒険世界

うちの近くのホタル公園から気田川に水を排出する水路の門。きょうはここで、あかりを遊ばせていた。なかなかの冒険世界。うちから徒歩5分のところだけどね。夜になると、ホタルが21時ころから光りだした。家族で見に出かけた。

バラマキ政策でつくられたハコモノが利用できない

山里には、活用されないハコモノが残っている。農村体験施設、食品加工所、福祉センター、憩いの家、○○博物館。幼稚園、小中学校も、廃校になって残っている。かつてのバブル時代、高度経済成長時の、いわばバラマキ政策でつくられた経緯もある。-----------…

話は祈りにつながらないといけません

話は祈りにつながらないといけません「池谷さん、祈りのともなわない話は、たんなる話だけで終わります。話は祈りにつながらないといけません。わたしどもは、南無妙法蓮華経と唱えて祈り尽くしていきます」と。いきなりそういう電話だ。祈りの力。 ……ほんと…

これぞ「看板」

この酒の看板がなんとも、風格と趣がある。これぞ「看板」。〈まちなか〉に出たとき、いつも寄らせてもらう二俣(ふたまた)の町にある「マルカワの蔵」。本島さん夫妻が川島酒店の古い蔵をギャラリーとして活用している。いつもあたたかく迎えてくれて、ほ…

ざっぶーん。

ざっぶーん。子どもは水たまりが大好き。危険なことも。そして、びしょ濡れになる。ま、いましかできないことを思いきり楽しめれば。

中川一政の書がいい

画家である中川一政の書がいい。一番目のものは、大徳寺を開山した大燈国師の遺誡。大燈国師は、悟りを開いてから、京都の五条の橋の下で乞食をしていたんだそうな。二番目のものは、比叡山を開いた最澄の願文。19歳で比叡山にこもって修行するときの、いわ…

石原莞爾の「最終戦争論」を読んでみた

満州事変は、軍部(参謀本部)が謀略し、独走して勝手に起こした。参謀本部は、三権分立を越えた「統帥権」(とうすいけん)をもっていたような存在であった。「天皇」の名のもとに、好き勝手な動きを起こしていった。 やがて、満州帝国を作り上げてゆく。そ…

幣原喜重郎と平和憲法

「青空文庫」に、幣原喜重郎の演説内容があった。彼は、平和憲法制定のときの、総理大臣である。平和憲法は、連合国から押しつけではなくて、日本から提案した。幣原がマッカーサーに対して、日本は戦争をしない、戦力を持たないということを提案した。それ…

坂口安吾の「堕落論」における天皇制について

坂口安吾の「堕落論」の一説から引用。全文は、青空文庫にある。「天皇を拝むことが、自分自身の威厳を示し、又、自ら威厳を感じる手段でもあったのである。」と述べる。 なお、改行は読みやすいように池谷が勝手に行っている。 --------------------引用 私…

OCRでテキストにして読書 「検索一覧」がいい

書籍をOCR機能(画像データから文字を認識しパソコン上で検索・編集可能な文字データとして取り込む)を使ってテキストにする。それを「エディター」に入れることで、「検索一覧機能」を活用した読書にトライしている。OCR機能を使うためには、スキャ…

富永仲基の仏教批判

江戸時代の富永仲基という三十二歳の若さで亡くなった天才がいる。彼の仏教批判は、いまだに説得力がある。その一部を紹介。田村芳朗さんの「法華経」(中公新書)から。引用。------------------風土の影響ということについては、たとえばインドの風土的特…

校正ミスの発見 音声読み込み

無農薬田んぼのマニュアル、というか「失敗苦労談」の手引書を作成。原稿用紙にして70枚くらい。こういうのは、ひとりでやっていると、文字のミスがたくさん。とくに「同音異義語」だ。たくさんあった。自分で作った文章は、誤字脱字が発見しにくだれかに読…

幼稚園につれていく

風邪で具合が悪い妻の代わりに、朝、あかりを保育園に連れて行く。駐車場から幼稚園の入口に至るまでが、一苦労。あかりは、靴を脱いで放り出して裸足になったり、フェンスによじのぼったり、一筋縄ではない。ほかの子どもたちは、ちゃんとフツーに歩いてい…

古くなった貨車の扉

古くなった貨車の扉。すこし加工してみると、なかなかいい芸術作品のような……。カバーデザインに使ってみようかな。こないだ落札した競売物件に置いてある貨車を撮影。きょうは、ここの草刈りに行かなくちゃ。

幕末から敗戦までざっと俯瞰

このままじゃ日本は列強の植民地になってしまう。隣の清国のように。いまの幕府じゃダメだ。「尊王攘夷」(天皇を中核として、異国を撃退する)を旗頭に、幕府をやっつけよう。さいわい、それが国学以来のブームとなって、水戸学、長州などから盛り上がって…

なぜユダヤ人が亡国の民となったか

「ユダヤ人」という民族的(生物的)な特徴は、はっきりしない。故郷を失い、各地に放浪し混血が進んだから。なので、「ユダヤ教のおしえ=律法、を信じまもる」というひとつの紐帯を示すともいえる。なぜユダヤ人が亡国の民となったか、について。以下、山形…

ユダヤ教と仏教の戒律について

ユダヤ教徒とは、インドの旅でよく出会ったことがあるが、言葉の問題があって、じっくり話をしたことがない。とにかく「たくさんのきめごと」があるようだ。また、ユダヤ教の戒律、儀式とイエスの生きざまと教えと連動していくと、じつにいろいろおもしろい…

あかりとの対話

あかりとの対話。 ─ああ、お母さんは、いつも、あかりがべったりいて、ほんのすこしでもいいから解放されたいわ。すると「解放されることはないよ」と言ってた。 ぼくが、いろいろうまくいかなくて、「ああ、だめだぁ」とつぶやいたとき。 「だめだっと、言…

神話・伝説・昔話の再生機能について

物語、神話の再生機能について。日本の民話、世界の物語、さらには、仏典の物語など、いろいろ想像しているところだ。 以下は。河合隼雄さんの「イメージの心理学」(青土社)から。-------------------誰しも「得意のお話」というのを持っている。自分のこ…

浦島太郎の物語

誰でも知っている「浦島太郎」。いじめられた亀を助けた太郎は、その御礼に竜宮城に連れて行ってもらう。そこでは、美しい乙姫さまと、 毎日ダンスや宴会。 楽しい日々をすごす。そのうち、 やっぱり飽ききて故郷へ帰ろうとする。その時、乙姫様から土産に「…