過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

幼稚園につれていく


風邪で具合が悪い妻の代わりに、朝、あかりを保育園に連れて行く。
駐車場から幼稚園の入口に至るまでが、一苦労。あかりは、靴を脱いで放り出して裸足になったり、フェンスによじのぼったり、一筋縄ではない。ほかの子どもたちは、ちゃんとフツーに歩いているんだけどなあ。
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門のところでは、毎朝、駐在のおまわりさんがいる。園児がは手を上げて「はい。みぎ・ひだり」と確認してから道を渡る。その練習を見守っているのだ。みんな、お利口さんにやっている。あかりだけが、ちゃんと手を上げていない。
園内に入れば、カバンはどこ、帽子はどこ、スリッパはどこに……と、いちおうは指導に従って置いていた。やれやれ。
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やがて13時に迎えに行く。お母さんたちとともに、授業の終了を待つ。
そして、手をつないで帰る。こんどは、ちかく保育所に16時までみてもらうのだ。マンツーマンだ。ところが、着くやいなや「家に帰りたい。おかあちゃーん」と、大声で泣き出す。手がつけられない。
これは仕方なし。いったん家に帰る。家でしばし遊んで、矛先を変えて、「そうだ、リヤカーでいこうか」というと、「うん。行く」と言い出した。それでまた保育園にリヤカーで連れて行く。
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そうして、ふたたび16時に迎えに行く。帰りに、「そうだ、まほろば図書館(近くの私設図書館)に寄るかい?」と聞きくと「うん。寄ってもいい」という。
図書館では、小5の男の子と女の子がいた。男の子は「おじさん、将棋できますか」という。「うん、棒銀戦法しかできないけど」というと、「じゃあ、やりましょう」。しかし、男の子は強い。何手も先を読んで打つ。ぼくはあっけなく敗れてしまった。
あかりは、女の子に絵本を読んでもらっていた。そのあと、広場でドッジボール。あかりだけは、サッカーで参加だ。これでなんとか1時間、遊ばせることがてきた。あかりを通して、子どもたちとのつながりが増えていく。
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家に帰ったら帰ったで、ぬいぐるみ遊び、柱に結わえた紐でのぶらんこあそび、積み木と、お付き合い。
きょうから土日は、幼稚園も保育所も休み。朝からまた、ブロック積み遊び。魔法使いと幽霊船のたたかいの物語を一緒につくる。
かくして日々、絶え間なく、休む間もなくつづいていく。ま、いまの時代しかあじわえないこと。何しろわが子だから、かわいい。そして、子どもの感性を取り戻すことでもある
しかし、ああ、余裕ほしいところ。気力、体力、時間と。
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余談:おまわりさんとの立ち話。おまわりさんは、だいたい3年くらいで転勤となる。これまで、南伊豆や浜松の北端の水窪町、浜松の〈まちなか〉と経てきた。住民の暮らしを見てきているのだから、いろいろ地域特性がみえて、おもしろそうだ。どんなことがたいへんか、難しいか、たのしいか。いろいろ聞かせてもらえた。警察官の話を聞くということはすくないので、そのうち、講座で話してもらおうかな。

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