『法華経』の整理を始めてみた。
いろいろあるが、少しずつまとめていく。
『法華経』は、たくさんあるのだ。
①サンスクリット語の原典「サッダルマ・プンカダリーカ・スートラ」
सद्धर्मपुण्डरीक सूत्रSaddharma-puṇḍarīka-sūtra 「正しい・法・白蓮・経」「白蓮華のように最も優れた正しい教え」
②鳩摩羅什の訳した「妙法蓮華経」406年
③竺法護の訳した「正法華経」286 年
④闍那崛多・達磨笈多共訳「添品妙法蓮華経」601年
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日本に伝わって、もっと重宝されたのは②の鳩摩羅什の訳した「妙法蓮華経」である。略して『法華経』という』
①の原典と②の漢訳と比べると、いくつか意訳、超訳、曲解が散見されるが、じつに見事に中国語に訳されている。
で、歴史的に基軸となっている鳩摩羅什訳の「妙法蓮華経」をベースにしていく。(続く)