過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

木をくりぬいて作った帽子

昨日は吉田町のクラフトフェアに出かけた。木製の手づくり万年筆を作っている方と知りあいになった。店の奥をふと見ると、木の帽子が展示してある。聞けば50キロもある木をくりぬいてつくったという。かぶってみたらサイズもちょうどいい。さらにお話を聞い…

シュラフを出してきた

4時半に起床。しかし寒くなってきたね。でも下半身だけあったまれば、大丈夫。で、シュラフを出してきた。厚手のやつと薄いのと二重にして、腰から下はぽかぽか▲真冬になると、シュラフの中に湯たんぽを入れたら、さらにぽかぽか。暖かさは10時間くらいもつ…

祭の打ち上げにコンパニオンが6人も

地域の秋祭りも終わった。ことしは全く参加しなかったけど。この地区は、自治会費は毎月、3千円〜5千円くらいと高額だ▲さらに祭ともなると、子ども連だの中老だの寄付の依頼がきて、自発的な寄付だけど、1万円くらいはかかる。三年前にこの祭の裏方に参加し…

うちのラン

こうしてみると、うちのランもなかなか精悍。無愛想で怖そうに見えるな▲相模原市の甲斐さんから、甲斐犬の子犬を4匹もらってきたのが2年前。みんな女の子たちだ。この近所にあと2匹いる。あと1匹は浜松の町中▲ランは、姉妹のなかではスリムで足がながいほう…

「神仏分離令」と「神社合祀」

「赤尾渋垂郡辺神社」(あかお・しぶたれ・こうりべじんじゃ)という。──なんて、不思議に長い名前なんだろう▲めずらしそうな神社や仏閣があると、訪ねることにしている。袋井市の法多山というお寺を訪ねるときに、この看板が目に止まった。訪ねてみてわかっ…

裁判の口頭弁論の第二回目

裁判の口頭弁論の第二回目にいってきた▲被告の準備書面に対して、こちらもすでに準備書面は出してある。裁判の席で、裁判官から聞かれることはなにもない▲「原告は……陳述する、と。和解はしないんですね」と裁判官。こちらはうなづく。「被告は……陳述ですね…

土地と家をもらうことになったけど

人づてに「家をつぶしてしまう」と聞いて、それではもったいないと訪問した。そのことが縁で、その土地と家をゆずっていただくことになった▲家をつぶすのに100万円くらいかかるし、草刈やら朽ちていく家の管理もたいへん。なので、「お金は要らないから、あ…

絵手紙展をみた

浜松駅前のデパートで絵手紙展をみた。こうして描いてみると自分も楽しいし、見る人も楽しい。分かち合いがあってまた楽しいだろうな▲会の主催者に聞いてみると、ある方は、母親に絵手紙送り続けて3000枚にもなったという。母親は、手紙を楽しみにし、それを…

ひとつの株から、100粒の大豆が

数えてみたら、ひとつの株から、平均して50サヤ・100粒の大豆ができている。畑にはおよそ2000株くらいあるので、20万粒の収穫になるのかな▲たった一つの種が、100倍の実をむすぶ。そしてまた、そのひとつの種から100倍の実を結ぶ。すごいことだ。今朝は、甲…

挨拶を返さない人たち

この山里、挨拶しない人がわりといる。3年前に移り住んだ新参者・余所者のぼくとしては、いつもこちらから挨拶する▲普通は、気持ちよく挨拶を返してくれる。その挨拶からやりとりがはじまる。会話が続く。でも、人によっては無視したり、あー・うーとつぶや…

ロケットストーブでお湯を沸かす

朝が寒くなってきた。机の下に24時間40℃の足湯器をセット。さっそくネコが居場所にしている。朝一の仕事は、ロケットストーブでお湯を沸かすこと。一斗缶を重ねて作った移動式のストーブで、燃焼効率が抜群にいい。薪を焚くのだが、ロケットの噴射のようにゴ…

丑満時に起きてしまう

早寝早起きプロジェクトも進行中。昨夜は、地元の祭のはじまりで、どどんどどん、ぴ〜ひゃら、ぴ〜ひゃらと鳴り物がかまびすしい。そんななか、もう8時には寝てしまった。いつものように書見台をセットしてさあ小説を読もうと思いつつ、そのまま眠りに入った…

すとんと眠りに入っている

寝つきの悪さと眠れの浅さは、かれこれ40年間くらいという年季が入ったもの。うつうつ輾転反側して、長い夜を無駄に過ごしていた。睡眠導入剤をためせば、たしかに眠れる。が、起きるときに体が重くてじつに不快。「どこでも眠れる」という人がいるが、その…

栗とラムレーズン

大量にとれた栗の保存法にいつも困っている。塩水に一日漬けて干す、土に埋める、焼く、などいいろな方法を教えてもらったが、てっとり早いのはそのまま冷凍庫に入れてしまう。うちの冷凍庫は人間が三人は入るような巨大なヤツなので、十分に入る。冷凍した…

はぜかけ

昨日の台風で、はぜかけ(収穫した稲の束をかける)の台座がみんな倒れてしまった。近ごろ稲の束を干す風景はなかなか見られない。いまでは稲刈りと同時に脱穀するコンバインという機械を使うので。でも、はぜかけをして日に干してから脱穀すると、美味しさ…

和服の古着を

天竜二俣にある叉水の蔵(さすいのくら)での陶芸展に行った。友人の鈴木青宵さんの作品を鑑賞した。その蔵で古着市もやっていたので、和服を友人たちと取っ換え引っ換えしては、着てみた。古着店の人は、えらく驚いていた。なにしろ突然、オヤジたちがやっ…

石窯で栗を焼く

石窯で栗を焼く。はじめに炉の上に網を張って炒ると、栗がボカーンと爆発するのが怖い。ので、石窯の中で焼いてみることに。この石窯は、庭にあった大谷石(おおやいし)を重ねてかんたんにつくったもの。この石は塀などに使われる。火に強くて断熱性があっ…

田舎暮らしのハードル

ノシシやシカの現れる山里暮らしってさぞや不便では、と思われるけど、そうでもない▲なにしろネットが発達しているので、サイバー空間で世の情報は得られる。買い物はほとんどAmazonで済む。たまに楽天とグルポンかな。翌日には、宅配してくれる▲野菜はご近…

栗がたくさん

うちには栗の木がたくさんある。50本も。栗の実を収穫するのがたいへん。蚊に刺されながらマムシを踏まないように注意しながら、栗ひろい▲でも、たくさん収穫しても自分だけで食べられるわけもないし、売るわけもなく。友人に配ったりひろいにきてもらってい…

田舎暮らし 地元とのつきあい

田舎暮らしをしようとして、みんなが恐れるのは、地元との付きあいだろう。なにしろ山里は人のかかわりが濃厚だからね。毎月の集会、草刈やら、井さらい、祭りなど、顔を付き合わせることも多い▲どこの世界もそうだけど、みんながいい人ばかりじゃない。こっ…

そろそろまたインドに行きたいよーー

田舎暮らしを思いたった理由の一つは、東京の家賃の高さだ▲当時は、10万5千円も払っていた。毎年のようにインドに出かけていて、現地ではケチケチ生活を楽しんでいた。一泊数百円の宿に泊まり、スケッチしたり、気の向くままのバスと鉄道の旅。月に2万円もあ…

生き方を・暮らしぶりを聞くのが楽しい

物との出会いもさることながら、やっぱり人との出会いが楽しい▲その「工夫」をみるのが楽しい。作って売るに至ったいきさつを聞くのが楽しい。生き方を・暮らしぶりを聞くのが楽しい。先週末は浜松で大きなフェスティバルがあって、路上ライブやらアートの展…

農村社会学を研究する学生たちが

わがやは、なんかアヤしい感じと思ったろうな。チベットのマンダラやら仏像やら、ギニアやエジプトの太鼓、インドのオルガン、弦楽器などエスニックな楽器がごごろしているし。先日は、農村社会学を研究する静岡文化芸大の船戸修一教授と生徒たちが取材に来…

ロボットスーツ・身体機能の回復

(1)──身体が動くというのは、筋肉が縮むからだ。筋肉が縮むと関節などの骨格系が動く。指令を発するのは、脳だ。脳から筋肉に神経信号が伝わる▲脳から筋肉に伝える信号を読み取って、動きをアシストするサイボーグ型ロボットがある。開発したのは、サイバ…

山田風太郎の「魔界転生」

戒名が「風々院風々風々居士」。墓石には「風ノ墓」と刻まれている。生前に自分でつけたという。作家の山田風太郎だ。その著作「魔界転生」を寝床で読みはじめた▲山崎豊子の「大地の子」を読んでいたが、スケールも大きいけど、けっこうズシリとくるので、ち…

証拠がないとそれを覆すのが難しい

印刷会社から資料が届いた。う〜ん。ざんねんながら、どうも裁判に勝てそうにない▲相手(ニチレン出版の尾谷氏)は、言うことがコロコロ変わる嘘つきの常習で、なんども不払いを起こしては、下請けを泣き寝入りさせてきた出版社だ。悪いのは、その出版社だと…

塩ビ管でつくった尺八

塩ビ管でつくった尺八。そこそこ尺八のようにいい味が出せる▲今朝は、これを携えてランの散歩に出かけた。川と山を眺めながら、しばし吹いていた。この塩ビ管は、水道管に使われる。かつての水道管は鉛管だったが、いまではみなこの塩ビ管だ。加工しやすくて…

またあの出版社を相手取って裁判になるか

「裁判を起こしたいので、助けてもらいたい」と電話があった▲都心の印刷会社の社長からだ。出版社の請負の仕事をして、請求書を発行したが、相手は「それは高すぎる、警察を呼ぶ、弁護士を立てる」として代金支払わないという。聞けばその出版社(ニチレン出…

柔術の格闘家をめざす男

携帯を売る男は、柔術の格闘家だった。きのうは、電器店でiPhoneの説明を受けた。語りは丁寧で優しい。だいたいよくわかった。で、いつからこの仕事をしているの? と聞くと、3ヶ月前だという。へえ、じゃあその前は? 海外にいました。そう語る。かれはニュ…

子どもたちの好奇心のエネルギーに

朝の光の中をランを連れて散歩▲幼稚園のバスに乗った女の子たちが、ランを見つけて、立ち上がってじっと見つめていた。きらきら光る眼をして。子どもたちのこういう好奇心のエネルギーに出会うと、ハッとさせられるね▲この子たちの毎日は、お祭みたいに新鮮…