過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ひとつの株から、100粒の大豆が

数えてみたら、ひとつの株から、平均して50サヤ・100粒の大豆ができている。畑にはおよそ2000株くらいあるので、20万粒の収穫になるのかな▲たった一つの種が、100倍の実をむすぶ。そしてまた、そのひとつの種から100倍の実を結ぶ。すごいことだ。

今朝は、甲斐犬のランの散歩のついでに畑に寄って、大豆を数本引っこ抜いてきた。朝食は、これを茹でて枝豆にしよう▲この大豆は、まったくの無肥料、無農薬で育った。雑草も同居だった。消毒もいっさいしないので、葉っぱは虫食い状態。だが、豆はちゃんと実っている。大豆って逞しいな。

苦労したのは休耕田をトラクターで耕して、種を植えるとき。鳩に食べられないように、糸を張りめぐらした。あとは雑草を抜いて、土寄せすることくらい▲ほとんど水やりもしなかった。鹿避けのネットも張らなかった。

収穫がたいへんな手間だと聞くが、楽しみだ。でも、こんなにあっても食べきれない。さいわい大豆は保存ができる。加工すれば、味噌や醤油、豆腐や油揚げ、納豆、おからもできる▲Amazonで調べると北海道産の大豆は、キロ500〜1000円くらいで売られている。いま遺伝子加工の大豆が流通しているので、まったくの無肥料・無農薬の大豆って、ニーズがあると思う。来年は、もっと畑を拡大してたくさん栽培して、市場で売ってみたいものだ。