過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

はぜかけ

昨日の台風で、はぜかけ(収穫した稲の束をかける)の台座がみんな倒れてしまった。近ごろ稲の束を干す風景はなかなか見られない。いまでは稲刈りと同時に脱穀するコンバインという機械を使うので。

でも、はぜかけをして日に干してから脱穀すると、美味しさは断然まさるという。ぼくも来年、いよいよい田んぼをはじめるつもり。そのときには、こんなふうに稲の束を干してみたいな。

地方によっていろいろな「はぜかけ」の仕方があるものだ。この写真の中で「ほにょ」もいい。「ヨズクハデ」なんて、神々しい。祈りの造形みたいだ。──神代の時代に海を守る神様が強風ではぜかけが倒れて困っているこの地の農民にヨズクハデの作り方を教えた、と。

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