過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

すとんと眠りに入っている

寝つきの悪さと眠れの浅さは、かれこれ40年間くらいという年季が入ったもの。うつうつ輾転反側して、長い夜を無駄に過ごしていた。睡眠導入剤をためせば、たしかに眠れる。が、起きるときに体が重くてじつに不快。「どこでも眠れる」という人がいるが、そのこと自体で1億円の価値があると思うほどうらやましい。

それが、ここのところ、すとんと眠りに入っている。知らないうちに眠っている。どうしてか。──小説を読みはじめたからだ。きっかけはドラマの「半沢直樹」。おもしろくて、原作の池井戸潤を読みだした。ああ、小説はおもしろいと気がついた。テレビなんか見ているよりも、小説だ。それで、浅田次郎山崎豊子重松清横山秀夫……と読み続いている。

本を支える道具も工夫した。簡易パソコン台にバインダーとゴム紐をつけて、本が落ちないようにした。寝っ転がって読めるようになった。今夜はこれを読もう、あの続きを読もうと、わくわくして布団に入る。読んでいて眠たくなってしまえば、それが最高。もしも眠れなくなっても、本が読めるからそれもすばらしい。

ということで、はや9時くらいには布団に入って読書している。早く寝るので、とうぜん早起きになる。今朝などは、3時半に起きてしまった! 早起きすれば早朝の空気力をつかって、散歩したり片づけしたり、こまこまと雑用をこなしている。いまのところ、いいことづくめ。