過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

蛇口をばーっとひらいて、空から水が降ってくるのを喜んでいる

あかりは、保育所はもう休みとなった。4月の幼稚園の入園まで、ずっと家で過ごすことになる。近くに友だちはいない。親がずっと相手をするとなると、ものすごく疲れる。じいちゃん、ばあちゃんもいないからね。とくにおかあちゃんにストレスが溜まる。そのストレスがこちらに伝わる。

あかりは、退屈で退屈で仕方がない。おとうちゃんとしては、遊んであげなくちゃ。ということで、ほたる公園にバケツを持って出かける。

あかりは、水道からせっせとバケツに水を汲む。そしてまた小さな容器に汲みなおして土に水をまく。
「こうやって、せっせと水をやれば花が咲くからね」と言っている。

お父ちゃんは疲れて休んでいると、バケツを持ってきた。
「水をこぼさないでね。ちゃんと見ておいてね」。
そんなふうに、念を押して、またバケツの水を汲みに行くのだった。

やはり女の子だ。育てる、世話をする、見守る。そういうことが大好きなようである。

ほかの子を見ていると、男の子だと、破壊的なものにエネルギーがいく。何かを叩き壊す、ぶつける、運ぶ、移動させる。そちらのほうにエネルギーがいくようにも思う。

さて、あかりはやがて、水遊びにハマっていく。蛇口をばーっとひらいて、空から水が降ってくるのを喜んでいる。びしょびしょになった。まあ、それでもこうして1時間ほど遊ぶことができた。

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