過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

政治家の資質が劣化している背景を考えてみた

政治家の資質が劣化しているように感じる。とくに国会議員たち。どうしてだろうか。背景を考えてみた。
①「二世、三世議員」。「地盤」と「看板」と「カバン」の3つがないと、通らないと言われる選挙。なので、二世、三世議員が増えていく。ボンボンの議員だから、世の中の苦労を知らないってことか。
②「インターネットの普及」。政治家はもとより、その程度であり、昔も今も変わらない。しかし、20年前と事情が違うのは、インターネットの急速な普及。細部にわたって迅速に事実が知れ渡るので、政治家の底の浅さがみえる。
③「自主独立が保たれていない」。太平洋戦争(大東亜戦争)に完敗して無条件降伏し、日本は、アメリカの直接・関節の支配下にあり続けきた。つねに、親方のアメリカのご機嫌を伺うという政治になる。「長いものには巻かれろ」的な政治から、有能な政治家が出るのは難しい。
④その他:「報酬が高額過ぎる」。まず年収(「歳費月額」と「期末手当」)で2,200万円。その他、諸手当がある。
文書通信・交通滞在費が月額100万円、立法事務費が月額65万円、議会雑費が日額6,000円、JR特殊乗車券、国内定期航空券タダ。ということで、合計で約4,167万円余。さらには、秘書の給与が3人分(約2,500万円)も出る。
収入面から見ると、国会議員は、とてもおいしい仕事である。そのことで、有能な政治家があらわれるのか、かえってそうでなくなるのか。そこはわからない。
⑤結論:「国民が選んだのだから、それは自身の姿」。そもそも国民が議員を選出するのだから、国民自身が劣化しているということになる。