過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

役所で会議が三本 立ち読み そして阿波踊り

「きょうは役所で会議が三本あるけど、行くか?」と言うと「行くー」という。「つまらないぞ、いいか」「うん、いいよ」。
ということで、あかりを連れてまちなかに出かけた。

①「きくらげ栽培」の企画提案 11時から農業振興課
②「消滅集落の施設の活用」の企画提案 14時から アセットマネジメント課
③「山里のセンス・オブ・ワンダー体験」の事前相談 15時半から 文化振興財団

市民部長やら農業振興課長やら財務課長やらにぐるっと囲まれてのプレゼン。ま、あかりの社会勉強ではあるか。小3の女の子でそんな場に参加する子は、世にあかりくらいだろう。
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地域課題、事業内容、収支計画、事業の展望。そんなことを語る。あかりは、そんな会議が面白いはずはない。スケッチしたりAIで将棋指したりしてた。

問題は、会議から会議の間に空き時間があること。
「書店で立ち読みしようか」「いいね」
途中、遠州教会の牧師を訪ねたり、剣道具店で、元新選組の隊士が経営していたという銃砲店の場所を訪ねたり。

近くに、書店(谷島屋)があるので、しばし立ち読み。ところが集中しすぎて時間を忘れてしまった。「うわっ、これれじゃ会議に間に合わないぞ」。大慌てで走って走って、息をぜいぜい言わせての企画提案だった。

帰りは、役所にある議員控室に。在籍議員にはランプがついている。共産党の事務所に寄ったら、「あかりちゃん、ひさしぶり」と、小黒議員がお茶を出してくれた。議員と楽しい会話のやりとり。
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あかりは「本屋に行きたい」と言う。浜松駅ビル メイワンの8階の谷島屋に行って立ち読み。つねに最新の本が並んでいて、それが堂々と読めるわけだから、なんともありがたい。「うん、おもしろいねー」と言っていると、男の子が寄ってきて「これもおもしろいよ」と三人で読んでいた。

お父ちゃんも、子どもの絵本を読んでとっても刺激になったよ。とくにヨシタケエイスケのイラストがいい。何気ない日常の出来事をユーモアで描く。ものの考え方の核心に触れる哲学的発想と解明もすごい。
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浜松駅前を歩いていると若い人ばかり。いつもの春野町は、人がいない、年寄りばかり。だからあかりは驚いてた。「こんなに若い人がいるんだね。東京みたいだね」と。

駅前では、全国を歌いながら旅している若い女性のミュージシャンが生演奏。たくましいなあ。

それからホームレスが2人、なりかけの人が一人。「わたくしは○○です。○○とも申します」と一人語りしてた。いずれ女性。なにしたって暮らしていけるのだ。いろいろな人生がある。
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19時半から、光明小の体育館で「阿波踊り」の稽古。
参加者も20名以上になってきた。大人は太鼓と鉦と笛と踊り。子どもは体育館の中をし自由に走り回る。「三点倒立できるよ」「とんぼ返りできるよ」と男の子が言うので「じゃあこれはどうだ」「これは」と、一緒になってやってた。こうみえても昔、体操部だったから、この年になっても、まだまだ倒立とか前方回転とかできるんだ。

タイトな1日だった。
きょう4/27は、「天竜連」の阿波踊りの披露。二俣の「きころ」で13時から。
この時代、踊るしかないよね。「同じ阿呆なら 踊らにゃ損損」。