過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

消滅集落の施設の無償貸与案件

①消滅集落(昨年、住民がいなくなった)の施設の無償貸与案件にプロポーザルした。結果は不採択。これで連続3連敗。対向する団体があるわけではないので、このまま放置して廃屋になっていくに違いない。

建物は使わず、人が入らないとどんどんと荒廃していく。雨漏りしたら、もう数年で老朽、廃屋だ。こうなったらもう手がつけられない。8,000万もかけた未だに美しい建物がもったいない。解体業者に経済が循環する程度でしかない。そして、二度ともう建物は復活しない。

②不採択の理由というのが、わからない。「池谷が憎たらしい」「企画に無理がある」「維持できるとは思えない」「地域ーの役にたたない」「コンパクトシティの方向ないんだから、いまさら消滅集落を活性化してもらったらこ困る」など、いろいろ思ってみた。

③こちらの提案は、まちなかと地元、移住者が交流する場にしたい。囲炉裏を囲んで人生を語り合い、親子が交流、子どもたちは自由に遊ぶ。まさにセンス・オブ・ワンダー体験。春野の魅力のポイントにもなるというところ。

④そのためには維持費(電気、ガス、暖房、浄化槽管理)がかかる。そこで当初は民泊、宿泊型のワークショショップを考えた。そこが不採択の一つの要因かも。

⑤で、一つ一つクリアーしていくことにした。いろいろな行政の部署に聞いていくと、「水道が使えないなら、民泊は無理」とわかった。昨年まで集落で稼働していた給水設備は、もう廃棄の計画に入っている。いまさら復活できない。

水道を引くのは、小規模水道施設の補助金制度があるが、そこに移住するわけではないので「目的外」で無理と言われた(春野上下水道局)

井戸掘り(数百万 地元の業者)して水質検査、水道を引くのも高価(300万円)すぎる。

⑥ということて、民泊は諦めた。日帰りワークショップにする。あるいは各自の責任によるキャンプの中心棟として機能させる。費用はドネーション

⑦参加者は仲間(会員制 だれでも参加できる)。いろいろな人の交流の場にして行く。

とくに子どもが喜ぶ。なにしろ少ルツ集落だから、人は誰もいない。川かきれいで泳げる。焚き火もできる。地元もまちなかの人も、利用できる。次々とネットワークを広げていくことはできる。

⑧水道が不可なら、各自水筒を用意してくる。ウォータータンク持参、自己責任で沢の水の煮沸、ドラム缶風呂。トイレの水。コンポストトイレも可能。

⑨固定定費は大してかからない。暖房は薪ストーブが数万円、冷房はいらない。薪で煮炊き。寝具は各自がシュラム持参。維持費は、各自のドネーションに任せる。足りない費用は理事長の池谷が負担する。

⑩維持については、池谷に続く人たちがまちがいなく現れる。その流れで維持は可能と思う。

⑪あまりに有休資産がもったいないで、いろいろと法令や手引きをもとに県の衛生課、保健所、上下水道局、国交省、ひとつひとつあたってみた。これ、かなり疲れる。

⑫ともあれ、まったくの消滅集落。人のいない場で自由にくつろげる場は貴重。それを浜松市はむざむざと放置して廃棄物にしては、まことににもったいないのだ。
遊休資産のプレゼンは延べ4回目となる。まあ、今回はもう一度トライしてみることにした。ゲームは終わらず。