過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

お兄ちゃんたちが遊んでくれた

きょうは、お兄ちゃんたちが遊んでくれた。

──公園で声がするよ。友だちがいるかなあ。
「じゃあ、行ってみようか」。
──いく。いく。急げ急げ。帰っちゃうかもしれないから。

「でも、男の子たちの声がするよ。遊んでくれるかなあ」。
──きっと大丈夫だよ。遊んでくれるよ。あかりは楽観的だ。ついてみたら、男の子たちばかり。みんなでキャッチボールしてた。思い切って声をかけてみた。
「ねえ。きみたち。あかりと遊んでくれるかなあ。まだ3つなんだけど」
─いいですよ。遊びましょう。男の子たちは切り替えが早い。あかりを囲んで、おもちゃを組み立てて、一緒に遊んでくれた。みんな小学校5年生という。野球の話から、サッカーの話から活発に話をしながら、おもちゃを組み立ててくれた。「10連休があるよね。どうするの」
──でもたくさん、宿題があるんです。
「宿題なんて、どうして必要なのかねえ」──なにか、生きていくために大切らしいんですよ。
「ふ〜ん。そうかあ。でも、火の熾し方とか、木の登り方とか、キャンプの仕方とか、そういうののほうが大事なんだと思うけど」
──そうなんですよ。そういう勉強をやりたいんですよ。「また、あかりと遊んでくれるかなあ」。
──いいですよ。いつでも遊びますよ。ぼくら、ひまだし。

そんなやりとりができた。楽しい出会いだった。

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