過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

過疎地の最末端から、福祉の最先端の流れを生み出していけるかも

一ヶ月前から、デイサービスの事業を始めた。施設の有効活用と地域のニーズをみていく。すると「宿泊」「保育」「寄り合い場」の3つが考えられる。
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「宿泊」。利用者さんから、宿泊(ショートステイ)できるかどうか、よく聞かれる。きょうも聞かれた。
しかし、スプリンクラーの設置が義務付けられる。それには、設備に600万円くらいかかる。それは無理だ!と思っていた。
が、行政と確認すると、うちの規模では、その必要はなさそうなことが見えてきた。あとは、消防署と詰めていくことに。
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「保育」。この山里には「保育施設」がない。移住者など、祖父母や親戚がいないので、育児が大変だ。お母さんも働きたくても、子どもがいたら働けない。
では、デイの施設の一室を活用して、保育所としたらどうか。具体的には、「保育ママ制度」の活用である。
許可されれば、育児体験のある女性を雇うことができる。子連れママが、子どもを預けながら、うちの施設でパートで働くことも可能になってくる。
そこで、きょうは役所にでかけた。あかりも連れて行って子連れの打ち合わせだ。その間、職員が役所の児童室であかりを保育してくれた。可能性が見えてきた。
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「寄り合い場」。これは、施設内に「私設図書館」をつくる。地域の方が気楽に寄れる場所とする。「ちょっと寄ってみたよ」という場所であり、出会いの場、語り合いの場である。
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うまく動き出せば、「デイの利用者さん」「地域のお年寄り」「移住者」「幼児とお母さん」。これらが交流し融合していくこととなる。
縦割の福祉ではなくて、横断的な地域密着の福祉。みんなの福祉というか、「居場所」づくりというか、まさに老若男女のくつろげる場としていくことができる。
そうしたとき、過疎地の最末端から、福祉の最先端の流れを生み出していけるかも。そうなったら、おもしろいな。