過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

日本は治験と人体実験場のごとし

動脈瘤剥離で、死ぬところだった。救急車に搬送されて、一か月の入院。心臓の弁も取り替えた。」ひさしぶりに電話したOさん。70代。

こないだ、友人の僧侶に電話したら「長くはないよ、もうだめだ」と言っていた。症状は聞いてないが、重たそうだった。NGOを主催し、ラオスに小学校建設プロジェクトで100校あまりつくってきた元気な人だった。タイ国王からも表彰されている。70代。

長年、田舎暮らしをめざしていて、やっと古民家を見つけた。そして、見事にリフォームして外国人が泊まりたくなるような家にした。奥さんはハーブ園をつくった。けれども、奥さんは脳出血で入院、夫は脳幹出血。やがて回復して裏山の木を伐採中に、事故で即死。60代。

『ゴング』という週刊誌で、プロレスの写真を撮っていた。猪木やスタンハンセンなどの写真を撮る。ときには、レスラーにつかまえられてリングに放り投げられたこともある。そんな元気な方が、中華街で食事中、突然、亡くなる。50代。

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まちなかにいくと、毎回のように「ピーポーピーポー」という救急車のサイレンの音を聞く。うちの施設の隣は、ドクターヘリが降りてくる。その頻度は高くなり、「ああ・またか」と珍しくはなくなった。

元気だった人が、風呂の中で亡くなっていた。帯状疱疹の人が増える。心筋梗塞、心房粗動、脳梗塞の話をよく聞く。

みんな高齢のためということもあるが、急に亡くなる、急にガンのステージが上がる。そういう人が増えている。

子どもたちの発熱の話をよく聞く。学級閉鎖、学校閉鎖が増える。

これらの現象は、特異なことではなくなるだろう。それが常態になっていくと思われる。

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2018年から、厚労省の発表する毎月の人口動態統計を入力している。

2018年〜2020年の死亡者総数は、毎年だいたい130〜140万人。

ところが、2021年から140〜160万人。2018年〜2020年の平均値をもとにすると、2021年からの死亡者数を累計していくと40〜50万人の超過死亡となっている。この数は、もう戦争状態のごとし、だ。

死因としては様々だが、血栓の状態でなくなる人が増えていると感じる。あるいは、死に至らなくても免疫力の低下のためか、長期の風邪や咳、帯状疱疹、体調不良が増えているようだ。

どうしてこうなったのだろうか。

わからない。老人が多い社会になったことも原因の一つ。そして、大きな要因として考えられることは------。

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2021年の2月から新型ワクチン接種が始まる。8月で2回の接種を終えた人の割合が全ての国民の4割を超える。10月で摂種者は80%近い。さらにワクチンは打ち続けて、7回目となる。

さらに、新型コロナウイルスに対する新しいタイプのmRNAワクチン「レプリコンワクチン」が、国内で承認された。

来年からファイザー、モデルナ、第一三共、レプリコンと4社併売になる。

レプリコンワクチンは、治験期間の途中なのに承認されている。日本は治験と人体実験場のごとし。