過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

インド

ホンモノはひっそりしている。

人を治せる霊的な治療者ってのは、たくさんいる。 Nさんに出会ったのは南インドのケララ州の海岸で出会った。アシュラム(マータ・アムリーター・ナンダマイー)の近くだ。それから、サイババのアシュラムでも出会った。それ以来のお付き合い。 ▽初診のとき…

いま本は、3冊、制作中。いつも綱渡り。先のことは見えない。

仕事は執筆と編集。企画から原稿、印刷製本、そして流通までやる。といっても、そもそも編集の基礎があって始めた仕事じゃあない。会社(カセットテープとビデオテープを製造する最大手)を辞めたのが36歳。それから、一年のインドの旅を続けて道迷う。たま…

役立たずがシェアリングして死んでゆく

グリム童話の物語。ブレーメンの音楽隊。 役立たずで追い出されたり、食べられたりしそうになった者たちが、行き場もなく放浪する。同じような境遇の年老いたロバ、イヌ、ネコ、ニワトリが出会う。彼らは意気投合して、ブレーメンで音楽隊に入ろうと思い立つ…

半生記。反省記。やはり好きなことをしないとチカラが出ない。

サラリーマン時代。この会社がダメなら別の会社、そして別の会社に移ればいいと変わってきた。 大企業にいると、営業から管理部門など、いろいろやらされる。大阪でピアノを売った、山陰でボイラーや風呂桶を売った、東京でカセットテープを売った。日本橋で…

コブラ使いと女乞食。インドのプシュカール。

インドって、どんなところがおもしろい?そう聞かれるが、たくさんありすぎて、選べない。 友人が訪ねてきたので、こんな話をした。ちょうど暑い日だったので、思い出した。そうそう、ものすごく炎天下でコブラ使いを見た話だ。 ▽四月の半ば、西インドの砂漠…

いまはスマナサーラ長老の「道元禅師」の本作り。説法をもとに原稿にしているところ。

この暑いのにせっせと仕事。いまはスマナサーラ長老の「道元禅師」の本作り。説法をもとに原稿にしているところ。まあ、こんな感じ。 ▽禅はインドから中国に渡った、達磨大師(ボディダルマ)から伝わったとされます。しかし、誰が誰から学んだとかは、人間…

インドの神様の由来を解明していくのは楽しい

インド人のスワルナーリさんとのやりとり。──こんど、インド哲学と日本仏教について話してくださいね。「ああ、いいですよ。はじめにガネーシャについて説明しようと思っているの」──ははあ。いいですね。ガネーシャは、日本では聖天さんとして信仰されてい…

インド哲学と日本仏教を語る 7/25 13時〜

インドの哲学と日本仏教について、語りたい。また、インドという国についての文化的な背景、意識について、政治についても学びたい。というわけで「いちりん楽座」7月25日(火)13時から行う。GoogleMeetで行う。開始1時間前にURLを貼ります。どなたでも参加…

ネヨー ネヨー パーラネヨー パーラサンネヨー ボーディー スヴァッハー

ネヨー ネヨー パーラネヨー パーラサンネヨー ボーディー スヴァッハー 寝よう、寝よう。しっかり寝よう。ちゃんと寝てみんなで悟りの世界にいこう。まあそういう意味だ。 あかりを寝かしつけるのが20時。あかりが、その時間になると、そんなふうに歌ってい…

声を出すというのはいい。そして、みんなで揃って唱えていくのはいい。元気になるし落ち着くしエネルギーがアップする

これまで出会った、各宗派のお経や真言の唱え方をみてみた。 日蓮宗系のお経は、木鉦(もくしょう)を叩いて、リズミカルに唱える。最初は、雨だれ式。続いて、中拍子、本拍子と打ち方が高速になってくる。加持祈祷的なエネルギーになる。 ▽浄土宗は、木魚を…

冬の間は、インドやバリに暮らして、春に戻ってきて秋までいるという計画は全く実現できず

春野町に移住することになったきっかけは、西インドの旅であった。 この山里に移住して、もう12年になる。東京暮らし40年。どうして春野町に暮らすことになったのか。ふりかえってみた。 ▽フリーランスで医学書の編集などをしていたので、一つ仕事が終われば…

インドと日本の交流のイベント・出版の企画書

今朝考えた。インドと日本の交流のイベント・出版の企画書。「東アジア文化都市2023」。採択されれば、動き出す。採択されなくても、ZOOMで開催。 ▽〈概要〉日本在住のインド人女性による、インド文化(哲学、死生観、宗教、暮らし方)を講演する(2回)。ZO…

あそぼう、あそぼう、いっしょにみんなであそぼう『般若心経』

ガーテー ガーテー パーラガテー パーラサンガテー ボーディー スヴァッハー亡くなりそうなそうな方がいて、その方を念じて唱え続けたという。「いつも一緒にいてあげる」と。いわばポア(来世にいいステージに転生しますように)としてのマントラ。死の世界…

ZOOM楽座 5/31 政治家の仕事って? ゲスト 長岡市義 桑原望氏

ZOOM楽座5月31日(水)18時〜20時「政治家の仕事って? ゲスト 長岡市義 桑原望氏」 参加したい人は下記クリック:そのまま入れる。https://us06web.zoom.us/j/4568526263 参加ご自由。無料。顔出し・匿名 ご自由。途中入退室 オッケー。 政治家って何をして…

仏教の源泉であるインドの哲学、死生観、ものの考え方も紹介するって本

インド人女性との対話① 彼女は、日本人の男性に嫁いで来日した。東インドのベンガル州出身。バラモンの家系に生まれた。ベンガル語、ヒンディー語、英語、日本語が流暢である。インドでは、学生時代、外国人の旅行者の通訳をしていた。 ──どんなグループの通…

電話でインド哲学入門

インドの友人とやりとりした。ベンガル州のバラモン出身だ。たまに電話して、つねに哲学論議。世間話なし。いきなりトップギア。以下は、10分会話。こうして、ときどき電話して話すと、インド哲学入門講座ができるかなあ。 ▽──生きてる。元気?「生きてまー…

富永仲基は経典を大きくとらえるとき、「幻」「文」「絞」という見方ょ

日蓮における偽書の続き。 「いい文章だから、いい内容だから、真蹟だろうが偽書だろうが、どうでもいい。気に入った文章を生き方の指針とする」という読み方もある。ぼくは、その立場だ。 しかし、そうはいっても、オリジナルの日蓮思想はどういうものかを…

愛の波動じゃなくて、悪の波動みたいだね

昼食はおかずにゴマサバを焼いた。その前に薪割り。もうガスはほとんど使わない。ロケットストーブで、薪と炭で調理する。 いろいろなムドラー(手と指で世界を表すシンボル)の話になった。フリーメーソンはこういう指をそれとなく示すし、こういうのは法輪…

「即」ということばが、よく仏教(大乗仏教)に出てくる

「即」ということばが、よく仏教(大乗仏教)に出てくる。即とは、「すなわち」という意味合いで使われる。即席ラーメンのように、「ただちに・時を移さず」という意味もあるが。 本来、異なった概念・ありようを「即」で結びつけてしまうのが、大乗仏教であ…

なんだっていい。しかし鎌倉時代の祖師たちにひかれる

鎌倉時代の祖師のことを探求するのが大好きである。日課である。とりわけ親鸞、道元、日蓮。 哲学的、実存的な深みで、道元と親鸞に惹かれる。教義・法門の構築、その実践的な生き方として日蓮に惹かれる。 ただ、日蓮には、親鸞、道元のような哲学的、実存…

変化に遊ぶしかない放浪が続いた

「考える」ことは大切。だが、考えて行動すると勢いがそがれることがある。はからいが生まれて、エネルギーが滞る。躍動しない。伝わらない。重たい。そして疲れる。 でも、がまんして頑張るというパターンで生きてきた。で、どうもうまくいかない。自分の人…

方丈記と立正安国論

日蓮と鴨長明というテーマが浮かんで書いている。 ことの発端は、あかりといつも歌っているインドの歌:「ハヌマンチャリサ」(ハヌマンという神様をたたえる歌)をカナを振ったテキストを投稿したら、インドの方からコメントがあった。 あれ、どんな方かな…

おかあちゃんと「やること」のリストをつくった

学校に行かないと決めたあかりは、とにかくずっと家にいる。こちらも仕事に手がつかないので、自分で自分を管理するようになってもらわねば。7歳じゃ無理なことだけれど。おかあちゃんと「やること」のリストをつくった。ちゃんとやったら、あかりがシール…

ヤマギシの洗脳体験01

インドを旅すると、まったくの無所有生活をしている遊行者によく出会う。その数、何百万人もいるんじゃなかろうか。寝るのは樹の下、持ち物は衣と杖くらい。 インドではそうした遊行者は尊敬される。お金持ちはすすんで布施をする。そうした社会だから無所有…

共時性(シンクロニシティ)が起こることが多い

共時性(シンクロニシティ:因果関係のない2つの出来事が、偶然とは思えないかたちで同時に起きること)とでもいうか。 ぼくには、それがよく起こることがある。 きょうは、この過疎の山里にある銀行の支店に行く。現金を降ろすことになって免許証の提示を…

ヒーナヤーナは小さな智慧、マハーヤーナは大きな智慧

お経(仏典)は、ブッダが直接著したものではない。長い年月に渡って、弟子がまとめたものである。そのあたり、イエス・キリスト、ソクラテスや孔子、老子も同様だ。-------------------ブッダが滅すると、弟子たちによって、教えがまとめられ、韻を踏んで口…

自分の人生で長きに渡ってある洗脳は「偏差値教育」

統一教会の問題で「洗脳」が語られる。いろいろな宗教団体と縁があるので、その人の洗脳を解くなんて至難の業だというのは、体験的実感だ。 で、なにより日本人はたえず洗脳されているといえる。それは、テレビ真理教。ワクチンとマスク真理教。この洗脳はほ…

日本人が英語に費やす時間とエネルギーがすごい。それよりも

人生で英語に費やした時間とエネルギーはすごい。中学3年間、高校3年間。浪人して1年間。大学でも授業があった。しかし、使えていない。ああ、もったいない。 実際に外国人と話すことはほとんどなかったので、話す自信がなかったし、そもそも相手に伝わる…

炎の舞

本日の炎の芸術。炎の舞のようだ。古材ゆえに味わい深い。 製材会社の敷地に打ち捨てられている材木。充電式のチェーンソーで伐って、もらってきた。 毎日、炎で遊べるしあわせ。炎を観てはインドの祈りの歌(ハヌマンチャリサ)をいつも歌っている。

古代インド語のサンスクリットと仏典のパーリ語を少しずつ

古代インド語のサンスクリットと仏典のパーリ語を少しずつ、学ぼうとしている。ともに、文字はなくて口承であるから、もともとの正確は発音はわからない。たとえば、サンスクリット語の「智慧」という言葉。ほとんどの本で智慧のことは、ジュニヤーナと記さ…