過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

1+1=2がわからない。

1+1=2がわからない。
1+1=2というプログラムを作ることができるけれど、そもそも1+1=2の意味がわからない。

Sさんが小1の時、おじさんが算数をみてくれた。
ところが、1+1=2がわからないと悩んでいたのを思い出すという。

1+1=2というプログラムをつくることは可能なんだけれど、「そもそもどうして1+1=2なんだ?」と考え込んでしまった、という。
  ▽
Sさんのおじさんの話。
そのおじさんは、とても優秀な方で、成績抜群。一流大学そして、一流企業に進んだ。そして、SE(システムエンジニア:情報システムやソフトウェアの設計・開発を務めた。しかし、働きすぎで壊れたみたい。統合失調症になって、以来ずっと不調。
  ▽
考えてみれば、
A=Bというのは難しいよ。
だって、A=Aならわかるけれど、「どうしてAとBが等しいのだ?」というのだからい。しかし、A+B=Cなので、さらに難しい。
  ▽
そんなこというと、「数える」ってなんなのだということにもなる。
人間の指は両手で10本なので、一対一で対応させているわけだ。で、10進法。もしも指が両手で4本なら、4進法になっていただろう。ちなみに、コンピュータはonとoffで動くので2進法。時計は12進法と60進法。これは、バビロニアあたりの機嫌かもしれない。
  ▽
さて、インドでは、1.2と数える時、指さして人数をかぞえない。それは、「家畜を数えるとき」だという。人を数える時、たとえば、片手だけで20数えられる。親指で手の関節のシワに手を当てて数える。両手で40いける。そして、桁を上げていけば何百何十何という数を手で示すことができる。