過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

認知障害と被害妄想がミックス、みたいなケース

認知障害と被害妄想がミックス、みたいなケースもある。
近い記憶はすっかり忘れてしまって、あっけらかんと、忘れちゃったわ……という穏やかで柔和な方もいる。こういう方とのやり取りはとっても楽だし、こちらが救われる。


いっぽうで、なにか盗られた、覗かれた、と限りなく被害妄想がふくらむ人もいる。こちらは、認知障害よりも、精神障害が強い。統合失調症的な人もいる。


その妄想のために本人は、自縄自縛。追い詰められて、安住なところがないわけだ。こうした妄想は、「そうじゃないよ」と否定してもダメ。その人にとっては「リアルな現実」なわけだ。「そうなんだねー」と共感していくしかない。


しかし、カウンセリングとかで治るレベルではない。見守るしかないわけだけど、一時的には精神安定剤が効くんじゃないか、とも思う。


しかし、医者に連れていくというのも、これまたたいへんで。そういう方は「わたしは、そんなんじゃない」ということで、行かない。ダマして連れて行くと、あとあとたいへんになったり。しかし、障害認定を受けておいたほうが、いろいろ経済的にもサポートになるわけだ。


むかしだったら、加持祈祷とか、お祓いみたいなことで解決していたのかもしれない。このあたり、いま探求中。