過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

マスコミが取り上げない大きな問題がある。それは、創価学会と公明党のこと

世をあげて統一教会問題を取り上げている。日本の政府が、一つの宗教団体によって、いかにその影響と支配を受けてきたかがわかる。

背景にGHQ占領政策がある。そして、いまだにその絆を断ち切ることができていない。
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さて、マスコミが取り上げない大きな問題がある。それは、創価学会公明党のこと。

創価は、平和と人権と正義の宗教団体であると主張している。が、戦時下において戦争に反対したことはなかった。会員はそう思い込んでいいる。自分たちの歴史を知らない。過去の出版物は廃刊と改ざんされているのだ。

創価学会が弾圧されたのは、戦争に反対したからではない。「国家神道では戦争に負ける。『法華経』でなければ勝てない」と主張して「伊勢神宮の神札」を受けなかったからだ。
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以下、すこし歴史を示してみる。

1941:10月:機関紙「価値創造」第3号。アドルフ・ヒトラーの『我が闘争』について大きく紙面を割いて紹介し、ヒトラーを「現代の転輪聖王」と持ち上げ、理想的な君主とみなしていた。

1942:1月:「価値創造」の第6号には、日蓮正宗宗務院の布告を転載。その内容は、日蓮正宗が、大石寺において全国から僧侶や檀信徒を集め「大東亜戦争戦勝祈願大法要」を開催し、信仰の根本である「戒壇の大御本尊」の御開扉に続き、「戦争完遂宣誓式」を行うというもの

1942:2月8日:大石寺において全国から僧侶や檀信徒を集め「大東亜戦争戦勝祈願大法要」を開催。信仰の根本である「戒壇の大御本尊」の御開扉に続き、「戦争完遂宣誓式」を行う。

1942:牧口会長・戸田理事長が出席した創価教育学会・会合の記録より
大東亜戦争も一週年の垂れんとして、(昭和天皇)陛下の御稜威の下、我が陸海軍将兵が緒戦以来、赫々たる戦果を挙げている事は、吾等の衷心より感激に堪えない次第であるが、然し一方世界の様相は、一層混乱の一路を辿(たど)るのみで、修羅地獄とは、こういうことを言うものとの実感を与える」(大善生活実証録 17頁)

『価値創造』の後継誌として出された小冊子「大善生活実証録」によると、総会の開会にあたり幹部の一人が「陛下の御稜威の下、我が陸海軍将兵が緒戦以来、赫々たる戦果を挙げている事は、吾等の衷心より感激に堪えない次第であるが、然し一方世界の様相は、一層混乱の一路を辿るのみで、修羅地獄とは、こういうことを言うものとの実感を与える」……我国としても、もう寸毫の妥協も許されず、勝つか負けるかの一時のみ、否、断じて勝つの一手あるのみである」と挨拶。

牧口会長・戸田理事長が出席した創価教育学会・会合の記録より
いまや皇国日本か、北はアリューシャン群島方面より、遙かに太平洋の真ん中を貫き、南はソロモン群島付近まで及び、更に南洋諸島を経て西は印度洋からビルマ支那大陸に、将又(はたまた)蒙古満州に至るの広大なる戦域に亘り、赫々たる戦果を挙げ、真に聖戦の目的を完遂せんとして老若男女を問はず、第一線に立つ者も、銃後に在る者も、いまは恐らくが戦場精神によって一丸となり、只管に目的達成に邁進しつつあることは、すでに皆様熟知されるところである。
(略)本日の総会に当たり、私達同信の者は、起てこの聖言に新たなる生命を感じ、現下の国情に深く思いを致し、相共に携えてこの重大時局に対処せられんことを熟望してやまない次第である。会長牧口先生の常日頃私達を警められて、国家のための信仰を鞭撻せられる所以も、吾が学会の使命の目的も、即ちかかってここにあるものを確く信ずるものである」(大善生活実証録:創価教育学会 昭和17年12月31日発行)
また、総会はいつも皇居に向かっての遥拝で始まり、会の終わりには軍歌が歌われた。
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戦後は創価学会公明党を創設した。1955年に政界進出している。政界進出の目的は「国立戒壇」をたてることにあった。

1959:昭和三十四年の参議院議員選挙の際には、当時、創価学会会長代行の池田氏は、「国立競技場・国立美術館・国立公園等も、すべて国民の要望であり、国民のものである。宗教にあつても最高の宗教が国民の幸福のために、国立戒壇として建立されることは必然でなくてはならぬ。……それには同志をたくさん議会におくらなければならない。」とのべている。

さらに、池田氏は、「大聖人様の至上命令である国立戒壇建立のためには関所ともいうべき、どうしても通らねばならないのが創価学会の選挙なのでございます。」

聖教新聞の社説では、「これ(国立戒壇の建立)は大折伏の結果国を挙げて日蓮正宗の信徒となってこの吾が国から一切の邪宗教群を一掃し終った際に、国会の議決によって決定されなければならない」
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創価学会は言論出版妨害事件を起こして、世の指弾を浴びて、いまは、もうその考え(国立戒壇)は公式に取り下げた。

しかし、創価学会の「天下取り構想」=「総体革命」は続いている。
政界、官僚、司法、警察、マスコミ、教育、経済界などものすごく幅広い影響力をもっている。その人材育成力と配置力もすごい。小選挙区制によって選挙協力で自民を支えて、その影響力を与党内で発揮している。

そして、創価学会の体質は、「自分たちだけが正しくて、他の教えは間違っている。地獄に堕ちる」というところにある。これは、『法華経』〜日蓮の思想の影響である。

戸田の没後2年(三回忌)を経て、池田大作創価学会第3代会長に就任した際の言葉を示す。
「敵は邪宗教です。邪宗教は人々を地獄に落とす。…恩師戸田城聖先生の邪宗撲滅の大精神を精神として、今、ふたたび門下生一同は、邪宗撲滅に猛然とおそいかかっていきたい」