過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「時代が、国がどうなっていくのか、見届けて死んでいかねば」という思いはある

政治については、もうどうしようもなく。
最悪のシナリオを考えてみた。そういうことも見越しておいて、いまここを平穏にすごしていく工夫を。
 
①「集団的自衛権行使で攻撃される」
集団的自衛権行使でアメリカの戦いに自衛隊が参加。マスコミはこぞって煽り立てる。日本人は大政翼賛。日本が攻撃される。テロ続発。原発が破壊。国土は荒廃。人も住めなくなる。
 
②「首都圏に大地震東南海大地震
自然災害が相次ぐ。東京も壊滅。東海地方も壊滅。
 
③「経済は疲弊」
コロナは収束せず。経済は大停滞。国民は食うや食わず。自殺か相次ぐ。公務員、政治家と既得権益の人たちは、優雅な思いで暮らし、国民のことは我がごとに非ず。自己責任論と。
 
④「放射能の汚染は止まらず」
フクシマは止まらず。別の原発もトラブルを起こす。汚染土は、道路や農業改良土として全国にまかれる。海にトリチウムはどんどんと垂れ流し。奇形魚などが出まわるが、隠蔽される。やがて、国民の間に奇病が続発。
 
⑤「海外から土地買い占め」
中国などが、どんどんと土地を買い占める。水かさをますように移住して、いつのまにか中国が自治権をもつ。政治家も賄賂を掴まされて、いいなりに。
 
⑥「核のゴミ捨て場」
ベクレルの基準値がゆるいので、ヨーロッパの核廃棄物がやってくる。日本の山は核のゴミ捨場となる。自治体には、補償金などがはいり、既得権益者たちは、反対しない。
 
⑦「高齢社会」
少子高齢社会で、年寄りばかり。活力は全く失われる。地方の道路やがけ崩れ崩れなどは補修できず放置。若者たちは、日本では稼げず、海外に出稼ぎに行く。
 
⑧「誇りのない国」
まったくの三等国になる。日本の誇りも失う。若者たちの自己肯定感は、どんどんと落ちていく。
 
ま、そんなこと挙げていても、どうしようもない。なるようになるだけ。
しかし、「時代が、国がどうなっていくのか、見届けて死んでいかねば」という思いはある。
死んでしまえば、そこでゲームセット。
ああ、あれは夢のようなものだったかと思うのか、思わないのか。
まったくなんにもないのか。ただ、安楽な世界の広がりだけになるのか。だれにも、わからない。
そんなことより、きょうはこれから草刈り1,000平米。
 
「この戦争をやった者は誰であるか、東条であり軍部であるか。そうでもあるが、然し又、日本を貫く巨大な生物、歴史のぬきさしならぬ意志であったに相違ない。日本人は歴史の前ではただ運命に従順な子供であったにすぎない。
(中略)
人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要なのだ。そして人の如くに日本も亦堕ちることが必要であろう。堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない。政治による救いなどは上皮だけの愚にもつかない物である。」(坂口安吾堕落論より)