過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「鞠と殿さま」大名行列

「鞠と殿さま」作詞:西条八十/作曲:中山晋平
 
このコンビに「東京音頭」がある。
うたっていて気持ちがいい。軽快だ。テンポもメロディもいい。歌が物語になっていて楽しい。
 
女の子が鞠つきしていて、鞠がとんでった。さがしてもみつからない。大名行列にぽんぽんと跳んでった。
 
お殿様の籠の前に落ちた。殿様は鞠を携えて籠のまま東海道を下ってゆく。やがて紀州に。そして、鞠は紀州のみかんになった。
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参勤交代の大名行列は、たいへんだったろう。百万石の加賀藩で約三千人、徳川御三家紀州藩(五十五万石、)は、約四千人。 大名の見栄の張り合いで、段々、豪華にきらびやかになっていった。
 
この大層な行列によって、地方にお金が落ちた。経済は循環していく。藩は窮乏になる。独自に各藩は経済を立て直す。成功したのは、薩長。ちなみに、紀州藩は御三家だが、明治維新では官軍についた。
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歌詞を大きく印刷して、イラストなど貼り付けていくのも楽しい。角の装幀は、倉本聰の素描展のパンフを活用。
 
イラストは、「あとひきせんべい」の包みから。一昨日、気賀の長楽寺の尼さんが遊びに来てくれて、そのおみやげにいただいたものだ。
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