過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ブッダ

わたしのイスラム体験①

イスラエルとハマスの戦い。イスラムの残虐性が報道されるのだが、じつのところイスラムの人々はどうか。ぼくは、報道はあんまり信用しない。自分の体験をもとにものごとをみるようにしている。ということで、すこしぼくのイスラム体験を連載してゆく。 ▽西…

べてに「自分」を入れない生き方をしてみめ 道元の現成公案から

スマナサーラ長老の本作り(道元の「現成公案」をよむ)をしているのだが、そのことが機縁で実践していることがある。これが、なかなかうまいこといきそうなのだ。それは、「自我を入れないで行動する」こと。 自分がいる、自分がある。どんな瞬間でも自分が…

親友たちの奇想天外・八艘飛び。ベトナムとネパール

親友たちの奇想天外・八艘飛び。ベトナムとネパール。ふたりとも、いいなあ。〈康ちゃん〉ベトナムに出かけて、いま寺院でマインドフルネスのリトリート中。ベトナムをふらっと訪ねた縁で、日本とベトナムの交流会を企画した。タン師(ティク・ナット・ハン…

ベトナムのお寺でリトリート(平穏な心に気づく瞑想の集い)

康ちゃんが、ベトナムのお寺でリトリート(平穏な心に気づく瞑想の集い)を受けている。そのときの住職(法話:ニャチャン金山寺住職)のお話を、適当に池谷が超訳。 ▽ブッダの教えの基本は、息に集中していくことです。座る時、歩く時、食べる時。呼吸をよく…

ベトナムでのマインドフルネスのリトリート

花が咲くような呼吸瞑想の実践です。 私たちの心は、喜び、悲しみ、怒りなど、次々と移り変わっていくことがわかりますね。 仏教というものは、感覚を閉ざして、禁欲的で隔離された環境のなかで、何も感じないようになることだと思われていますね。そうでは…

ベトナムに一時帰国したあと、フランスのプラヴィレッジに帰る

先日、ベトナム僧のタン師がうちの施設でマインドフルネスのリトリートを指導してく 先日、ベトナム僧のタン師がうちの施設でマインドフルネスのリトリートを指導してくださった。タン師は、ティク・ナット・ハン師のもとで13年間、学んだ方である。 マイン…

天恩寺(ベトナム寺院)は、ベトナム人僧侶を新住職として迎えることになった。問題はビザだ。

天恩寺(ベトナム寺院)は、ベトナム人僧侶を新住職として迎えることになった。問題はビザだ。長期滞在(最長5年間)をビザ取得について、檀信徒が来訪した。 ▽事前に外務省やら出入国在留管理庁に問い合わせ、書類のことについて聞いてみた。いろいろとやや…

ベトナム寺院 宗教法人の設立に向けて

一年前、はじめてベトナム寺院を訪ねた。 これが縁で、日本人とベトナム人の交流会を企画した。 そして、ティク・ナット・ハン師の弟子のタン師のリトリートを行った。新住職の新任の案内を作成した。 で、これからやることは、宗教法人の設立だ。そのあたり…

ベトナム天恩寺 新住職 晋山のお知らせ

昨年ふと訪ねたベトナムの天恩寺。温かいもてなしをいただいて、それから一年。昨年ふと訪ねたベトナムの天恩寺。温かいもてなしをいただいて、それから一年。交流会とリトリート、さらには新住職新任に挨拶文までつくることになった。縁というものだなあ。9…

「死後のこと」「死後の転生」「無我」についての論及

「死後のこと」「死後の転生」「無我」についての論及。これは、スリランカの、ラーフラ長老の論文をもとに整理してみた。(『ブッダが説いたこと』ワールポラ・ラーフラ著 岩波文庫を参考にしている)しかし、まだよくわからない。 ①存在とは、肉体的、心的…

ベトナム僧のタン師を招いてリトリートから、歴史を振り返ってみる

9月9日、ベトナム僧のタン師を招いてマインドフルネスのリトリートを行った。平和で柔らかな波動の一日であった。 タン師は、日本語はそんなに巧みではないものの、その明るい、微笑みのありようは、しかと伝わってくる。 出家に至るいきさつをお聞きすると…

初期仏典に表されるブッダ

初期仏典に現れるブッダは神格的で超人的な存在ではない。大乗仏典になると、ブッダという存在は、空想的で神話的な存在となるが。 初期仏典は、人間ブッダという感じがする。その教えはシンプルでピースフルだ。 ダンマパダのこんな一節からも感じられる。 …

ひとつひとつやってみると、課題がみえてくる。ほんとうに何をしたいのかが。

昨日は、ベトナムの僧侶、タン師のマインドフルネスのリトリート。呼吸する、歩く、食べる、お茶をのむ、寝る、歌う。すべてにマインドフルであること。すなわち、気づいていること、内側から自分自身をよく観察していること、感じていること、瞬間瞬間にあ…

マインドフルネスのリトリート

マインドフルネスのリトリート。呼吸の瞑想、食事の瞑想、お茶の瞑想、寝る瞑想、歌、そして、それぞれがい感じていることのシェアリング。子どもは騒いでいても、問題なし。大人が静まると子どもたちも静まる。もちろん静寂な空間での瞑想が望ましい。が、…

そういうときは、「新しい道が開ける」

「聞いていない。公に会場を提供するということはできない。柔道と合気柔術を行うということでお貸ししているのであって、誰でも参加自由ということになったら、なんでもありになる。中止してもらいたい」 ベトナム僧を招いてのリトリートは、春野校舎で行う…

死とはなにか」についての本作りをしている。

「死とはなにか」についての本作りをしている。「死について」「死後についての」内容だ。 「死」について語ることは、「生とはなにか」について論ずることになる。「この日常の暮らしはどう生きたらいいのか」というところに、つなげていきたい。 ①「死」と…

マインドフルネスの一日のご案内 9月9日(土)10時〜16時

マインドフルネスの一日のご案内日時:9月9日(土曜日)10時〜16時。場所:天竜高校春野校舎(格技場)浜松市天竜区春野町堀之内284参加費:無料 ドネーションは受け付けます。申し込み:だいたいの人数は把握したいので、メッセンジャーかメール、ケータイ(ich…

お盆の日は あれこれ盛りだくさん

ベトナムのお寺で盂蘭盆会に参加する予定だった。ティクナットハーンの弟子のお坊さんが来られるようだった。 しかし、どうしたわけか、道を間違えてしまった。で、諦めて妻の実家に行くことになる。妻とあかりを実家に預けて、ぼくは近くのお寺を訪ねる。 ▽…

亡くなった人への供養 スマナサーラ長老の話

きょう88歳のTさんを本作り(布絵)の件でお会いして、空を見上げながら、「そろそろ死も近いわねえ」と。「死んだらどこに行くのかねえ」「さあ、どこにいくんでしょう」という話をしたばかり。お盆ということで、亡くなった人への供養ということでかつて…

ベトナムのお寺さんと交流したい 天恩寺 chùa Thiên ân  盂蘭盆会

今年のテーマは国際交流。まずはベトナムのお寺さんと交流したい、ということで、ご案内。うちの家族はみんな行きます。9月には日ベの交流会を企画中。 ▽天恩寺 chùa Thiên ân 盂蘭盆会 lễ vu Lan(ベトナムのお盆祭)暑さ厳しい折、お元気でお過ごしでしょ…

たいへんざっくり仏教史

友達が訪ねてきたので、ざっくり仏教話。 ──やあ、ひさしぶり。京都から帰ったきたんですね。京都はお寺が多いので、見どころ満載でしたね。 「いやそれが、なかなかお寺は訪ねませんでした。京都はまちなかに自然が多いので、大したものだと思いました。仏…

いまはスマナサーラ長老の「道元禅師」の本作り。説法をもとに原稿にしているところ。

この暑いのにせっせと仕事。いまはスマナサーラ長老の「道元禅師」の本作り。説法をもとに原稿にしているところ。まあ、こんな感じ。 ▽禅はインドから中国に渡った、達磨大師(ボディダルマ)から伝わったとされます。しかし、誰が誰から学んだとかは、人間…

インドの神様の由来を解明していくのは楽しい

インド人のスワルナーリさんとのやりとり。──こんど、インド哲学と日本仏教について話してくださいね。「ああ、いいですよ。はじめにガネーシャについて説明しようと思っているの」──ははあ。いいですね。ガネーシャは、日本では聖天さんとして信仰されてい…

丹田 ヴィパッサナーという方式が自分にいいかもしれない

「大東流合気柔術」をおしえていただいた。とても地味なゆるっとした動きながら、やってみると体の芯まで響いてくる。先生の動きを見ていると、ワザの効果は抜群なことはわかる。「丹田」と「重心」についてひとつ大きく発見することがあった。これまでのぼ…

日本仏教で最も難解な道元の『正法眼蔵』、その中でもエッセンスである「現成公案」をテーラワーダ仏教から読み解くというテーマ

スマナサーラ長老のお話は深淵で情熱的なものだった。2日間、7時間に及んだ。6月15日と16日。東京に出かけた。なかなか辛口ではあるが慈悲が伝わる。活字で読むのとリアルで接したのでは伝わり方が違う。 まあなにしろ、日本仏教で最も難解な道元の『正法眼…

数秒聞いては、手入力。その繰り返し。あと1時間分もある

ああ暑い、暑い。水のシャワーを頭にかぶって冷やしながらの仕事。アタマはCPUみたいなもので、熱くなると、効率がものすごく落ちる。アタマだけ冷やせば、なんとか長持ちするみたい。スマナサーラ長老の語る道元禅師の文字起こし。全7時間。残るはあと1時間…

スマナサーラ長老の「道元 現成公案を読み解く」は、一日目3時間半のテープ起こし完了

スマナサーラ長老の「道元 現成公案を読み解く」は、一日目3時間半のテープ起こし完了。 nottaというアプリをつかった。音声データをnottaに読み込ませるとテキスト化される。3時間でも数分でテキスト変換というのはすごい。 ただ、外国人のしゃべる日本語…

ミャンマーのお坊さんと増上寺の境内を歩いていたとき

ミャンマーのお坊さんと増上寺の境内を歩いていた。突然、二人の男が猛烈な勢いで走ってくる。必死の形相だ。 「うわっ。な、なにごと……」突然のことで驚いた。 かれらはお坊さんの前にひざまづく。嬉しくて嬉しくて仕方がない。感極まった表情。 ▽お坊さん…

スマナサーラ長老との初対面

長老との初対面。スマナサーラ長老の取材の仕事には、あかりも同行した。 「池谷さんのFacebookをみたら、いつもこの子の写真がでてくるんです。いつも会っているような感じになってしまうんです」と長老。 あかりは、あの哲学的で深遠な説法のかたわら、静…

あの難解至極の、道元禅師の『正法眼蔵』が、「おお!そういうことだったのか」と、感銘することしきり。

あの難解至極の、道元禅師の『正法眼蔵』が、「おお!そういうことだったのか」と、感銘することしきり。 スマナーラ長老「道元禅師を語る」。こんな感じで質疑応答しながら、説法をいただいた。たいへんに充実していた。 2日間のインビュー取材。2日間で…