過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

宗派の総本山に埋葬されるという選択肢もある

お墓は必要だという人もいれば、いらないという人もいる。ぼくは、お墓はいらない。海や山に散骨、あるいは樹木葬などががいいとおもっているが。独身者の場合には、お墓を建てても、参拝にきてくれる人がいない。子孫がいないと、無縁墓になってしまう。お…

自分なりに心のこもった供養の仕方があるのではないか。そこを探求している。

延命治療はいらない。葬式は必要ない。家族だけの密葬でいい。お墓はいらない。遺骨もいらない。海か山にまいてくれればいい。そう思っている。この考えに賛同するひとは、どんどん多くなっていくように思う。日本古来からの基底部にある(と思われている)…

「いちばん大切なことを、一番最初にやる」。それだけ。

仕事をこなすコツはきまっている。「いちばん大切なことを、一番最初にやる」。それだけ。これができたら、すいすいと仕事をこなしていける。煩わしい思いももたないで、すっきりとしていられる。ところが、これができない。どうしても気分で仕事をしてしま…

新しいスタートは、いつでもきれる

夜は疲れて、くったくた。夜も遅くなれば、なんとなくああだめだなあと被害妄想に陥りそうになったり、先ゆき不安が襲ってきたり、あんまりいいことはない。とにかく寝る。寝つきが悪くても熟睡できなくてもだ。寝る。朝になったらすっきり目覚める、からだ…

その座標は、なんといっても創始者、ブッダに求められるべきもの

仏教という壮大なムーブメント。それは、膨大で複雑。矛盾して、混交し融合している。混乱するので基軸がほしい。その座標は、なんといっても創始者、ブッダに求められるべきもの。インドにおいて生を受け、悟りを開いたブッダという人格、生き方、日々の教…

やはり仏教とは、「ブッダの教え」であるから

ほんらいの仏教とは、ということを考えている。これ、とても難しい。なにしろ仏教は、二千年以上にわたる歴史があり、インド、中国、朝鮮、日本といろいろな国や民族、言語を経由して、生成発展あるいは停滞、混交あるいは融合してきたのだから。キリスト教…

その日一日だけで十分、という生き方

死の瞬間というものは、それは安楽なのかもしれない。どんな人生を歩んだとしても。どんなことをしてきたのか、どんな栄誉があったのか、どんな地位があったのか、どんなことを成し遂げてきたのか。そういうものとは関係なく。人はみんなやすらかに満ち足り…

丁度よいのだと聞こえた時/憶念の信が生まれます

お前はお前で丁度よい/顔も体も名前も姓も/お前にそれは丁度よい/貧も富も親も子も/息子の嫁もその孫も/それはお前に丁度よい/幸も不幸もよろこびも/悲しみさえも丁度よい歩いたお前の人生は/悪くもなければ良くもない/お前にとって丁度よい/地獄…

そのま死んでしまったら、来世は地獄かもしれないと

死の瞬間に、どういう境地にあるのかによって、来世のいわばステージがきまってしまう。死は人生の集大成であり、次の生のスタートとなる。なので、死の瞬間の心こそがもっともたいせつである。そう信じている友人がいた。かれは熱心な仏教徒だ。日頃から、…

ほたるが出てきたよ

暗くなってから、あかりを肩車してでかける。 ざくざくざく。 事務所から徒歩5分のほたる公園だ。 懐中電灯を忘れたので、あたりは真っ暗。新月だからね。 目の前30センチがわからない。手探りであるく。 やっと目が慣れてきたところで、おお間近に光ってい…

これらの冊子もまた、すぐれもの

山田武弘さんの写真もすばらしいが、山田さんのまとめられたこれらの冊子にまた驚いた。1300年の歴史がある西浦田楽の10年にわたる記録がある。その歴史や舞の所作なとも詳しくまとめられてある。西浦田楽の本をつくりたいと思っていたところなので、ありが…

民族衣装というものが、魅力的

山田武弘さんの撮影した少数民族の写真展。その土地の民族衣装というものが、魅力的。山田さんの許可を得て、掲載させてもらう。この夏は、パプアニューギニアに行って撮影してくるという。いちどお宅を訪問して、数々の写真を見せてもらおうと思っている。

少数民族の写真展

この化粧のすてきなこと。アフリカの人たちは、手足が長くて、とっても美しい。派手な化粧がよく似合う。人間がそのままアート。固有の民族衣装がすばらしい。インドのサドゥ(遊行者)の写真もあった。クリエート浜松で、少数民族の写真展をみた。エチオピ…

秋葉山三尺坊大権現

まちなかに出たついでに、浜松市の中央図書館に立ち寄る。郷土史やむかしの広報などを眺めていた。「秋葉山三尺坊大権現」という本を見つけた。ぼくの暮らしている山里・春野町をかたるとき、「秋葉山」(あきはさん)は外せない。ここは神仏混淆の山で、本…

死んだらどこへ行くのか。そして、供養は届くのだろうか。

死んだらどこへ行くのか。死者に「供養」は届くのだろうか。いろいろな考えがある。死んだら、なにもない。無だよ。いやいや、転生するんだ。次の生があるよ。いやいや、霊界(浄土、天国、幽界とか、別の次元の世界)にいくのだ。けれども、これから体験し…

浄土の教えについて

浄土の教えとは、「西方極楽浄土に往生する」ためのものである。念仏を行じ、極楽往生を願うことがたいせつとされる。(「無量寿経」や「観無量寿経」によれば)もっともたいせつなのは、死の瞬間である。そのときに、極楽往生をきちっと念ずることで、往生…

託児室

子どもがいないときには、託児室などほとんど無関心。だが、子どもをもってみると、地域に託児室がほしい。昨日は、静岡のアザレア(静岡県男女共同参画センター)で事業説明会があり、妻が主体なので、あかりとともに出かけた。ぼくは子守役。会議そのもの…

較べると苗が逞しくない

コメ作りの基本は、苗つくり。いい苗でなければ、いいコメにはならない。上が渡瀬さんのところの苗。すっくとたちあがって、芯が強い。緑の色が濃い。下がうちの苗。温室に長く置きすぎたために、ひ弱。ふにゃっとしていて弱い。色も弱い。根の張りも弱い。…

わずかなお金で救える命がある。そういうところにお金を役立てるほうが、供養になる。

静岡に用事があった帰り、友人のお寺を訪ねた。20年来の友人である。ぼくの日頃の主張よりもはるかにラディカル。ぼくがこんなことをいえば、お坊さんたちから非難轟々となると思うが、これは現役のお坊さんが自ら言うところが、迫力だ。以下、かれの語ると…

田植えが本格的に動き出す

農作業の日々に入っていく。田植えが本格的に動き出す。エンジンがかかってルーティンワークに入れば、むつかしいことはない。エンジンかかるまでが一苦労。かたちが定まってくれば、わりと自動的に進む。問題は、一年経っているので作業を忘れていること。…

ここまで生長した稲の苗

種籾からつくって、ここまで生長した稲の苗。きょう温室から出した。昨年より一週間長く温室に入れすぎた。背丈は高いが勢いがない。柔らかくて弱い。もちろん、根の張りも弱い。これから、さんさんと日光にあたって、たくましくなっていくと思う。朝昼晩と…

講演させてもらった

きのうは、浜松市の可美協働センターの講座室で、「アクティブシニアネット」という団体の例会で講演させてもらった。聞いてくれたのは20名くらいの方。みなさん60後半から70台。企業できちんと仕事をされた方たちという印象。講演というと、一方的に話すわ…

インドの魅力の一つに、バジャンがある

インドの魅力の一つに、バジャンがある。神を讃える歌だ。祈りと歌はひとつ。祈りが歌になり、歌が祈りになる。そして、それが瞑想でもある。躍動でもある。インドのお経は、日本のお経や御詠歌のような陰気なものではない。それは死者の供養のためではなく…

「なにを伝えたいか」に尽きる

いろいろと文章づくりの本を読んでみた。人に伝えるためには、わかりやすく、よみやすい文がたいせつ、と。そういった入門書はたくさんある。まあしかし、いちばんの問題は、「なにを伝えたいか」に尽きる。伝えたいメッセージがない、あるいは薄弱だったり…

単純なものを積み重ねていく

単純なものを積み重ねていく。つまり、分けて分けて、単純にして、それをつないでいけばいいんです。それが基本です。もう単純に単純に書く。基本としてはなるべく文章を短く書く。それから、前書きはなしですね。いきなり事件の山場、核心に迫ってください…

いきなり核心から入る文章

「いきなり核心から入る」ことが大事なんです。「昨日、亭主を殴った」というふうに、どうして殴ったかなんていうことは書かずに、いきなり核心に入っていく。「私はどうも亭主を殴る癖がある」と、ぽんとはじめる。(井上ひさしの文章教室)テレビドラマで…

いつも身近においてあるアイロン

いつも身近においてあるアイロン。衣服のシワ伸ばしのためじゃあない。疲れを取るためだ。低温のアイロンで、からだを温める。あ、疲れたなあと思ったら、さっと当てる。服の上からもできるのがいい。肌に直接当てるときには、タオルを敷く。それも面倒なの…

心を主とし、心によってつくり出される

生きていると、いろいろとうまくいかないことが出てくる。どうも運勢が悪い。いつも引っ張られてうまくいかないみたい。おかしいなあ、と。そうしたとき、方角が悪い、北東にトイレがあるのは凶相だ、玄関の方角がよくないからだ、そう言われるとそうかなあ…

先日の名古屋の知的障害者たち42名との森林ワークショップの記事

障害者と健常者の創作ワークショップを企画している。昨年は、第1回目で、楽舎の田んぼで農作業体験。稲刈り、天日干し、脱穀、餅つき。今回は、その2回目になる。会場はかわな野外センター。森林散策、マンダラアート創作、スプーン曲げ、野外炊飯の体験…

それを縁として、テコにして行動していく

いままでやってきたことを話せばいいと言われて、引き受けた。はて、なにを話そうか……。しみじみと深い話ができるわけない。あれもやった、これも手掛けた。幕の内弁当のように体験を繰りだそうか。でも、なにがいいたいの、なにをしたいの?ということにな…