過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

いつも身近においてあるアイロン

いつも身近においてあるアイロン。衣服のシワ伸ばしのためじゃあない。疲れを取るためだ。低温のアイロンで、からだを温める。

あ、疲れたなあと思ったら、さっと当てる。服の上からもできるのがいい。肌に直接当てるときには、タオルを敷く。それも面倒なので、アイロンに靴下を履かせてある。

気持ちいいという温度で、当てる。目の下、鼻の下、首筋に当てている。胸、お腹、丹田。腎臓などもいい。そして仙骨。足の裏。肩甲骨のあたり。気持ちいいなあという箇所を見つけては当てるだけ。

これ、ちょっとした瞑想にもなる。センサリーアウェアネス。微細な体の感覚に気づいていく。考えるのではなくて、感じるのだ。

冷えはからだに良くないことは、実感としてわかる。冷えは万病のもと、といわれる。

疲れるというのは、血液の循環が滞って老廃物がたまることだとおもう。で、その部分を温めると、温度差が生じて、血流が盛んになる。滞った老廃物が運ばれて新鮮な酸素が送られる。それで、疲れがとれるのだろう。

お灸や温めたコンニャクもいい。びわの葉を敷いて治療する方法もある。湯たんぽもいい。煎ったりレンジで温めた塩を袋に入れて温めるのもいい。

ただ、これらは手間がかかる。火を使ったり煙や臭いが強烈。なので、かんたんにできるのがいい。いつでもさっと取りだせるのがいい。そこで思いついたのが、アイロンだった。

ちいさな裁縫用のコテが便利だ。つねに枕元や机のそばにおいてある。ただ、注意が必要。忘れて放置すると、火事になる。なので、タイマーが必要。ワンセットせいぜい20分がよいかと思う。