過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

いまこんなことで困っている、ここがわからない、という姿勢が

見事な理論展開、よく調べあげたデータ、非の打ち所がない……のような話をしても、人は動かない。よくわからんが、なんだかすごい、大したものだ、アタマがいいな、と思ってもらっても、事態はちっとも変わらない。むしろ、いまこんなことで困っている、ここ…

人と人との組み合わせの力で、山里で打ち捨てられているものを商品化

ありがたいことに、いろいろな方が訪ねてきてくれる。きょうは、森林組合で日々、木樵をしているOさんが来訪。はからずも他の森林組合に勤めているYさんも来訪。かれとは、放置竹林解消のプロジェクトを一緒にやっている。山林資源をどうやって収益に結び付…

北遠仏教会の総会で

雨の中、お坊さんばかりの会合にでかけた。北遠仏教会の総会で、「神社・寺カフェ」の企画のこと、山里の定住促進事業について、すこし話をさせていただいた。村おこしには、お寺さんが基軸となって動いてくださると、とても厚みと信頼感が生まれるので、ぜ…

あかりは、もう六か月

あかりは、もう六か月。たからものです。重湯を食べられるようになった。

こんな禅僧の本を作り始めるところ

いま手をつけようとしているのは、禅僧の本▲この方は、京大の博士課程で、湯川秀樹博士のもとで素粒子論を学んでいた。名古屋大の後輩にもノーベル賞を受賞した益川敏英さんがいる▲一緒に昼食をいただきながらのインタビューだったけど、ぼくにはまったく歯…

仏教を学ぶ日々があった

いま仕事として仏教書の編集と執筆をしている。仏教は大好きなので、趣味と実益を兼ねての仕事は、ありがたいことだと思う。仏教を学ぶきっかけのひとつは、30の頃のK先生との出会いだ。先生は浅草に住んでおられて、毎日、説法と執筆の日々だった。とにか…

かつて山の木は次々と伐採されて、いたるところ禿山になって

昨日から火鉢で暖をとっている。ずいぶんと炭を使う。炭を買って暖を取っていると、石油や電気よりも割高になりそう。かなりの贅沢なことになる。うちは炭焼き窯を作ったので、これからはふんだんに炭を焼くことができるけれども。ところで、むかしの山里の…

対談調の本作りにしてみた

対談調の本作りにしてみた。いま試行錯誤中。こたえるのは、スマナサーラ長老。───願いや目標をもつことが、一概にすばらしいわけではないんですね。あれこれと願いを立てて生きていこうとするのは、「いまの自分を受け入れられないことのあらわれ」というこ…

火鉢にしてみた

日当たりのいい暖かい部屋は、赤ちゃんと妻の専用スペースになった▲ぼくのしごと空間は、キッチンのそばのいちばん寒いところに追いやられている。日当たりは悪い。板の間で断熱材なし。下から冷えがしんしんと伝わってくる▲けれども、とても居心地はいい。…

まずは手をつけるだけでも

完了しようと思うと、プレッシャーがかかって、なかなか手を付けられない。手を付けていないと、リアリティが遠ざかる。仕事がますます遠ざかる。けれども、漠然と「ああやらなくちゃ……」という思いだけが肥大化して、自分を苦しめる。完了しようとは思わず…

ヌカのおいしい食べ方の工夫

昨年、耕作放棄地をよみがえらせて、つくったお米が500キロ。仲間4人でわけた▲なにしろ完全無農薬・完全無肥料だ。暑い夏は、朝の5時から毎日、一か月あまり1時間半かけて草取りをしてた。そんなお米だから、ありがたい。おいしい。玄米でそのままいただ…

お寺を活用したイベントという可能性

お寺がコンサート会場として本堂を貸しているケースが、わりとある。わざわざグランドピアノを運ばせてのコンサート、クリスタルボール、弦楽四重奏、インドのシタールと、さまざま。本堂は、ほとんど木質系だから、音の響きがいい。本堂なら何百人も入れる…

「ひとつ完了」「ひとつ完了」というように仕事をしていこう

たくさんやることがあって、てんてこまい。そういうときは、つい仕事が荒くなる。荒くなるとストレスが溜まる。運気が落ちていく。で、そのときだ。たくさん仕事があるのは、脳力開発の機会だと思うことにする。ストレスを脳細胞の活性化のチャンスにするぞ…

炭焼きのヒント 木酢液

炭焼きを生業としている左近さんが訪ねてくれた▲うちの炭焼き窯は、伝統的な赤土を叩いて作ったものだが、かれの窯は、赤土に硬化剤を入れたつくったという。そのほうが、はるかに丈夫だという▲かれは剪定したミカンの枝で炭を焼いている。焼き鳥屋に販売し…

動き出すと、いろいろ次の展開が起きる

「神社・寺カフェ」。30ものお寺と神社が参加してくれることになった。まあしかし、参加してもらうためには、100件くらいのお寺に電話することに。不在も多く、なんどか電話する。賛同してもらっても、企画書を送りますといって、忘れていることもある。以前…

「神社・寺カフェ」の案内文

「神社・寺カフェ」の案内文です。すこしかしこまりつつ、やわらかに書いてみました。伝わりますかね。ほんらい神社やお寺は、文化と伝統が息づいて、人と人をつなげるコミュニティの場でした。境内には豊かな自然があり、たたずまいには数百年の歴史を刻ん…

家探しのてつだい

中国の山東省で電気自動車をプロデュースしているGさん夫妻が来訪。いよいよ「ついの棲家」を春野にしたい、ということだった。昨年来、空き家などを案内させてもらっているし、中国の電気自動車事情の講演もしてもらった。売り物件でいいのがある、という…

相槌ひとつで

相槌ひとつでよくない印象を与えるときがある。むかし学生時代の頃、人の話を「ん、ん」と聞くクセがあった。目上に人に対してもだ。それで、ある人から叱られたことがある。以来、目上の人に対しては、「ん、ん」とは頷かない。「はい」「ええ」にしている…

ブッダは最高の修行として、二つの心のありようを示した

スマナサーラ長老の本作りをしているところ。「いまからでもおそくない、生きるという仏教入門」みたいなタイトル。章立ては、これから。練り直し。その一部。───「どんなものにも波立たない落ち着いた心」と「つらいことに対する忍耐をつくること」───お釈…

まだまだ試行錯誤がつづく

「神社・寺カフェ」のチラシ作り。なかなか、これだというところがきまらない。広重も北斎もいいけど、春らしくない。ということで、版画家の佐野せいじさんのすてきな版画を試しに使わてもらっている。まだ、使用許可を得ていないけどね。これなら、春らし…

「神社・寺カフェ」のチラシ作り

「神社・寺カフェ」のチラシ作りの日々。 デザインがきまらない、キャッチコピーがきまらない。説明の文章も、まだ。お寺さ神社の説明もこれから。各自社ごとの企画内容も、日取りも、まだ。というなかで、きょうほとんど完成させてしまう勢い。A4サイズの…

なんとも便利なGoogle Maps

「神社・寺カフェ」の仕事。きょうは参加してくれる寺社のマップづくり。Googleにマイマップをつくって、そこに登録していく。マップにポイントのマーカーを付け、寺社の概要を記載していく。写真やホームページなどもリンクできる。参加してくれる寺社の現…

「神社・寺カフェ」パンフつくり

「神社・寺カフェ」の企画は、参加寺社が30となったので、ひとまず完了。3月末に行うので、パンフレットを作らなくちゃいけない。30もある寺社が参加してくれる日を確定し、どんなことをしてくれるのかイベントの内容を詰める。そして寺社のウリ、概要をわ…

どうやって農業で暮らしていけるか、子育てしながら継続していけるか

いつものように、こんな山里でありながら、お客さんが次々と訪れてくださる。お客さん同士が重なるので、サロンのような語りあいの場になっていく▲昼前に石窯づくりのジャム次郎さんが来訪。ちょうど妻があかりをつれて帰ってきた▲その後、入沢さん夫妻が来…

ざっとこういう企画   お寺と神社  寺社カフェのイベントがはじまる

好きな時間にきて、庭や本堂を見学してもらい、適当に住職がお客さんと雑談する▲縁側カフェみたいにコーヒーを出してくつろいでもらい、お寺というよりも村の話をする▲きちっと時間をきめて集まってもらい、境内の案内から、坐禅会、そして茶会をやる▲茶話会…

ほぼ目標の30寺社の参加が目前

「ご住職はおられますか?」「あいにく留守です」「奥様ですか?」「たんなる年寄りの留守番です」。なあんだ留守番か、年寄りじゃ仕方がない……と思ってはいけない。こういう方こそ、じつは真の実力者だったりする▲それで、ていねいにお話をさせていただくと…

つくるというのは「捨てる」ということでも

つくるというのは「捨てる」ということでもある。1つを伝えるために、3つも4つも捨てる。捨てることで1つが生きる。本を作るということになると、素材をあつめて料理するようなもの。その過程で、いろいろと捨てる。これはいらない。これは余計。これは…

「寺社カフェ」の企画のアプローチ

動き出せば、きちんと成果は出る。ということで、今日一日は、よくやったと自分に満足▲朝からずっと、お寺に電話。「寺社カフェ」の企画に参加してくれそうなお寺さんにアプローチ。ネットで検索して、もしやこのお寺は参加してくれそう……というアタリをつけ…

企画をみんなにむけて語ることで、自分の中でみえてくる

昨日は加藤さんの里の家で「つながる新年会」。鍋をかこんで舌鼓を打ちながら、他愛もない話を和やかに……というのではない。加藤さんも、内山さんも、松下さん、山路くんも、小林くんも、みんないろいろとプロジェクトを持ち、企画を持って、こうしようとい…

「いま・ここで、できること」に集中する

あれこれと先のことを心配しないで、「きょうできること」をやる。「いま・ここで、できること」に集中する。いまできることを、ちゃんとやれば、道は開ける。そこが第一の生き方。……そうはいっても先々のことが、やはり心配になる。心配が起きると、いまに…