過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

お寺を活用したイベントという可能性

お寺がコンサート会場として本堂を貸しているケースが、わりとある。わざわざグランドピアノを運ばせてのコンサート、クリスタルボール、弦楽四重奏、インドのシタールと、さまざま。

本堂は、ほとんど木質系だから、音の響きがいい。本堂なら何百人も入れる。駐車場も広い。お寺って、法事や坐禅や読経の場としてはもちろんだけど、こうしたコンサート、生き方講座、体を使ってのリラクセーションの会場に、とても適している。

浜松には、お寺は488か寺もある。コンビニよりも多いと思う。お寺は、ほんらいは寄り合いの場であり、人と人をむすぶ場であり、心の癒やしの場であり、生きる教えを学ぶであったはず。そうした意味でも、お寺を活用したイベントという可能性はたくさんある。

なにかイベントをやりたいので、知恵を貸してほしいと、お寺からそういう依頼もあった。じゃあ「看とりとおくり」、あるいは「終活」をテーマにやりましょうか、というと、いやそんな真面目なのじゃなくて、いつも池谷さんがやっているような、おもしろいのがいい、と。そう言われた。