過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

人と人との組み合わせの力で、山里で打ち捨てられているものを商品化

ありがたいことに、いろいろな方が訪ねてきてくれる。きょうは、森林組合で日々、木樵をしているOさんが来訪。はからずも他の森林組合に勤めているYさんも来訪。かれとは、放置竹林解消のプロジェクトを一緒にやっている。

山林資源をどうやって収益に結び付けられるか、という話に。捨てられてしまうヒノキの枝を買い取ってくれるところがある。スギ、ヒノキ、マツなどの針葉樹材に出る死に節や腐れ節の補修に使われる。節部分をカットして、ヒノキの枝から作った埋木の駒を打ち込むのだ。

河原にたくさんある流木も、磨けば立派な商品になる。炭焼のときにできる竹酢液・木酢液も商品になる。放置竹林の竹は、チップにしたりパウダーにすれば堆肥に使える。買ってくれるところがある。布袋竹という竹は、杖にしたら売れる、などなど。

そこへ、Tさんが訪ねてこられた。あちこちに、広大な山を所有しておられる方だ。うちの竹やぶには、布袋竹がたくさんあるから、好きなだけあげるよ、と。そして、竹をチップにする大型の機械も持っているという。こんどお借りしてみようと思う。

こうして人と人との組み合わせの力で、山里で打ち捨てられている間伐材、杉や檜、放置竹林、流木など、商品として売れる道もあるかもしれないと思った。

いつでも自由な語らいができて、情報交換を楽しんで、人と人とのネッワークが広がる。そんな場を作っていきたい。そのためにらは、ごちゃごちゃしている納屋を片付けて、図書室にして、宿泊もできるようにする。そのプロジェクトは、春から動くことにしよう。