過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

企画をみんなにむけて語ることで、自分の中でみえてくる

昨日は加藤さんの里の家で「つながる新年会」。鍋をかこんで舌鼓を打ちながら、他愛もない話を和やかに……というのではない。加藤さんも、内山さんも、松下さん、山路くんも、小林くんも、みんないろいろとプロジェクトを持ち、企画を持って、こうしようという意欲のある人達だ。いま温めている企画をわかちあう、そういう集いとなった。

こんな企画を提案している。と話せば、それに対して、こういうことはどうか。こうしたらおもしろいと、次々とテンポよく提案が出てくる。なるほどそうか、それはおもしろいね。じゃあ、そこのところのサポートをお願いね、ということになる。

自然素材アート展、遊休農地を活用した栽培から収穫と加工のプロジェクト、移動キッチンの寄り合いの場つくり、ジビエの展開、和紙のアート展、ドローンの活用、古民家のリノベーション、放置竹林の活用などなど。総論じゃなくて、具体論だ。理論の展開じゃなくて、現実をどのように動かすのか、という分かち合いだ。自分がいま、そしてこれからできることはなにか、そこを見据えた語りあいだ。

企画をみんなにむけて語ることで、自分の中でみえてくるものがる。ここが弱いな、これはいけそうだな、と。ひとの企画に対して、ちがう立場から見ると、いろいろとみえてくる。ここを補強したほうがいい。ここは強みだなあ、そこを伸ばしていくといい。こうして、いろいろとジャンルの違う人達が、企画を実現していく、そういう集いをもっていく。そうなると、人生はまた、たのしいことになる。