過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ほぼ目標の30寺社の参加が目前

「ご住職はおられますか?」「あいにく留守です」「奥様ですか?」「たんなる年寄りの留守番です」。なあんだ留守番か、年寄りじゃ仕方がない……と思ってはいけない。こういう方こそ、じつは真の実力者だったりする▲それで、ていねいにお話をさせていただくと、いろいろと説明してくれた。歴史も詳しい、品格がある方だ。きっと住職のお母さまだと思う。こちらがはい、はいと聞いていると、たくさん話してくれた。それで、ぜひ、お寺に来てください。いつでも歓迎します、ということになった。

ということで、きょうも「神社・寺社カフェ」の企画。市民に開かれた神社とお寺のネットワークづくりだ。きょうは主に、神社にアプローチ▲神社は難しい。というのは、たくさんの神社があっても、そこに神主が常駐していない。大きな神社は、来訪客を相手にお話などしてくれない。けれども、なんとか探しあてた。

伊勢の皇太神宮に 神衣(かんみそ)を700年間に渡って納めていた歴史をもつ。宮司は古来より神服部(かんはとり)一族が務めている初生衣(うぶぎぬ)神社▲神道の儀式と教義にとても造詣の深い、貴船神社と 浜名総社神明宮。神道初級講座をやっていただくことにした。蕎麦粥も出してくれる▲和銅2年(709)伊予の大山祇神(おおやまづみのかみ)を勧請したという山住神社は、宮司が体調が悪くて参加できず、ざんねん。

お寺のほうは、真言密教の寺で、「阿字観」という瞑想法を教えてくれる頭陀寺、見事な庭園のある実相寺など、新規に参加してくれた▲これで、目標の30に対して29件になった。ほぼ達成だ。このペースで毎日、電話していけば50件の参加は可能だと思う。でも、パンフレット作りの時間がないので、ここで打ちきり。来年は50寺社、再来年は100寺社、いけるかな。