過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

貴船神社と足神神社

一か月間にわたって29か所で開催された「神社・寺カフェ」は、昨日で終了。最終日は、佐久間の山奥の貴船神社と長野県との境、青崩峠(あおくずれとうげ)の麓にある足神(あしがみ)神社でひらかれた。

主催者なので、やはり出かけなくちゃ、ということで妻とあかりと三人で出かけた。クルマで片道1時間半で貴船神社、さらにそこから1時間で足神神社だ。この企画は、エリアが広すぎるな。

貴船神社は、20名ほどの参加者。田開宮司が丁寧に神道の説明をしてくださる。蕎麦雑炊をいただく。おいしいので、お替わり。地元の婦人と、佐久間の過疎化の現状、村おこしの動きについて、語りあった。

足神神社では、10名ほどの参加者。守屋宮司が1300年つづく「西浦田楽」(にしうれでんがく)のこと、青崩峠のこと、家康が武田軍に敗れて逃げて山住神社にかくまわれたという伝説、山には狼がいて、それを退治した先祖の話など、じつに楽しい含蓄のあるお話をいただいた。

守屋宮司は、750余年の祭祀の歴史をもつ足神神社の世襲宮司として四十一代目を受け継ぐ。そして、重要無形民俗文化財の国の指定を受けた「田楽」では能頭を担っている。