過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

炭焼きのヒント 木酢液

炭焼きを生業としている左近さんが訪ねてくれた▲うちの炭焼き窯は、伝統的な赤土を叩いて作ったものだが、かれの窯は、赤土に硬化剤を入れたつくったという。そのほうが、はるかに丈夫だという▲かれは剪定したミカンの枝で炭を焼いている。焼き鳥屋に販売している▲木酢液のほうは、全量、買い取ってくれる会社があるという。飼料に混ぜると、肉質が良くなるというので、そちらのニーズだ。

木酢液となると、広葉樹でも針葉樹でもどちらでもできる。広葉樹を伐るのは、木が少ないうえに、そうとうに重たい▲杉や檜の間伐材ならば、このあたりには無限といっていいほど伐り捨てられている。それを炭にすればいいかもしれない。けっして良質な炭はできないけれども、木酢液はたくさんできる▲さらには、放置竹林ばかりなので、竹酢液もとれる▲ただし、木酢液を効率よくとるためには、水冷式がいいという。沢の水を引いてくればいいと思う。