過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

田畑と森

分けつが始まっている

田植えから30日。分けつ(茎の根元から新しい茎がでてくること)が始まってきている(1枚目の写真)。地元の長老と立ち話。「肥料なしでよくここまで生育しているものだと。大したものだ」と感心してくれた。まったくなんの肥料も入れてない。もちろん完全無…

筋トレと思って、つづけていくしかない

朝の7時くらいから、近所で草刈りの音がけたたましい。こう暑くしては早朝にやらないと、へばってしまう。といっても5時や6時からじゃ迷惑になる。7時くらいがちょうどいい時間帯かな。この数日、草刈りは日課のようになっている。ぼくの場合は、夕方から…

2日連続の草刈デー

2日連続の草刈デー。こんな暑い日の日中にやったので、もうヘトヘト。きょうは筋肉痛で、おやすみ。まずはわがやの敷地。ここで、豆と蕎麦、秋にはライ麦を栽培しようということになる。くんまの農家民宿・たべやの水野さんと草刈り。水野さんのパワーで、草…

カブトエビをつかまえにいく

昨日は雨の中、カブトエビをつかまえにいく。ザルのひとすくいで2〜3匹とれる。一時間ほどかけて、みんなで500匹くらいはとれたろうか。夕方、楽舎の田んぼに引っ越しとなった。が、今朝、観察してみてもみあたらない、田んぼがひろいので、5万匹くらいい…

カブトエビの観察会を行います。

カブトエビの観察会を行います。明日(6月25日、日曜日)、カブトエビをすくいに行きます。興味のある人は、田んぼを案内します。小雨決行。田んぼの持ち主で、アイガモ農法の中道さんにも、きていただいて、お話を伺います。有機農業のこと、アイガモ農法の…

ついにカブトエビを発見した

おお、いる。いる。すごいぞ。ついにカブトエビを発見した。アイガモ農法でいろいろと教えてもらった中道農場の田んぼに、たくさんいた。ホームセンターで、中道さんとばったり出遭った。立ち話をしていたら、カブトエビとホウネンエビがたくさん発生したと…

カルマ・ヨーガの山里暮らし

ラブファーマーズ・カンファレンス(有機農業者の集い)が、今年も春野で行われる。今年で三回目だ。全国からはるばる春野の山里に訪れる。主催者の天野くんから、今回の企画のひとつに、マインドフルネスをテーマにいれたいという話があった。マインドフル…

アイガモが孵化したいう

年、アイガモ農法で活躍してくれたアイガモ君たちの一部は、くんまの農家民宿「たべや」さんが飼ってくれることになった。ゼツリンのオスがいて、ハーレム状態であった。次々と卵を産んだが、そのまま放置されて孵化することはなかった。やっと一羽、孵化し…

こんな可愛いシバヤギを

くんまの農家民宿「たべや」さんで飼われていたヤギ君だが、ほしい人はあげますと伝えたところ、島田さんがほしいと訪ねた。ところが、時遅し。もう市場に出されてしまっていた。ざんねん。けれども、「たべや」さんの紹介で新城市のヤギ農家を紹介してもら…

不耕起栽培へのトライアル

耕さない。代掻きをしない。肥料も入れない。そういう農法がある。不耕起栽培という。となりの早川くんの田んぼは、今年、この不耕起で田植えをしていた。耕さない、代掻きしないので、雑草が生えている。前年の稲の切り株が残っている。その間に、穴をあけ…

田植え機が動かない

田植え機が動かない。田んぼの中に深く沈み込んでしまって、脱出できない。泥の中で車輪が空回り。ついには動かない。何人かで押したり引いたりしても、ついには膠着状態。トラクターにロープを付けて引っ張って、かろうじて脱出。車輪に動力を伝えるシャフ…

地道な代かき作業

きょうは地道な代かき作業。炎天下の仕事はつらい。田んぼが5枚もあるので、水漏れする田んぼの補修。畦塗りをしたり、ていねいに代かきしたり。なにしろ20年もの休耕田なので、どこかに穴があって水が漏れる。モグラが空けたりもしている。苗を植えたとき…

較べると苗が逞しくない

コメ作りの基本は、苗つくり。いい苗でなければ、いいコメにはならない。上が渡瀬さんのところの苗。すっくとたちあがって、芯が強い。緑の色が濃い。下がうちの苗。温室に長く置きすぎたために、ひ弱。ふにゃっとしていて弱い。色も弱い。根の張りも弱い。…

田植えが本格的に動き出す

農作業の日々に入っていく。田植えが本格的に動き出す。エンジンがかかってルーティンワークに入れば、むつかしいことはない。エンジンかかるまでが一苦労。かたちが定まってくれば、わりと自動的に進む。問題は、一年経っているので作業を忘れていること。…

ここまで生長した稲の苗

種籾からつくって、ここまで生長した稲の苗。きょう温室から出した。昨年より一週間長く温室に入れすぎた。背丈は高いが勢いがない。柔らかくて弱い。もちろん、根の張りも弱い。これから、さんさんと日光にあたって、たくましくなっていくと思う。朝昼晩と…

講演させてもらった

きのうは、浜松市の可美協働センターの講座室で、「アクティブシニアネット」という団体の例会で講演させてもらった。聞いてくれたのは20名くらいの方。みなさん60後半から70台。企業できちんと仕事をされた方たちという印象。講演というと、一方的に話すわ…

先日の名古屋の知的障害者たち42名との森林ワークショップの記事

障害者と健常者の創作ワークショップを企画している。昨年は、第1回目で、楽舎の田んぼで農作業体験。稲刈り、天日干し、脱穀、餅つき。今回は、その2回目になる。会場はかわな野外センター。森林散策、マンダラアート創作、スプーン曲げ、野外炊飯の体験…

川奈の野外センターで楽舎主催のワークショップ

昨日は、北区の引佐町川奈の野外センターで楽舎主催のワークショップを行った。はるばる名古屋のまちなかから、知的障害のあるひとたち37名とスタッフ5名が来訪。昨年の秋は、春野の楽舎の田んぼで稲刈り、脱穀、天日干しを体験したが、今回はその2回目にな…

知的障害者との交流の集い

5月14日(日)の10時半から、知的障害者との交流の集いを行います。昨年、一緒に農作業してくれた名古屋のメンバーたち40名です。会場は、かわな野外センター。浜松市北区引佐町川名455-5 TEL053-544-0219 http://park20.wakwak.com/~hamataikyou/kawana/…

稲の苗床作り

朝から稲の苗床作り。昨年とれたサガビヨリの種籾を水に浸しておいて、胚芽が出てきたところで、育苗箱に播く。大友さんがつくった培養土(赤土に糠を混ぜて発酵させたもの)を育苗箱に入れて、そこに種籾80グラムを播いて、軽く土をかぶせる。70箱つくった…

いまはもういない。

しばらく前まで、田んぼを仕切って、ここでアイガモを飼っていた。いまはもういない。沢からの水も引かなくなったので、地割れしている。こうしてみると、土が微細にとろとろになっているのがわかる。カモ君たちが、せっせと足でかき混ぜてくれていたからだ…

10キロの種モミを水につけた

田んぼの仕事がはじまる。まずは種から苗を育てるのが肝心なところ。たねは、昨年、とてもいい出来栄えだった晩稲(おくて)のサガビヨリ種モミをつかう。1粒のお米が、芽を出してちゃんと実ると、約3000粒ものお米になるそうだ。きょうは10キロの種モミを水…

わおっ、大きなヘビ。アオダイショウだ。

わおっ、大きなヘビ。動かない。よく見てみると、卵を飲みこんでいるところだ。これはきっと、アオダイショウだ。卵はアイガモが産んで放置していたものだろう。かつては、ヘビを見たら卒倒しそうなくらい怖かった。けれども、山里に暮らすようになって、当…

生きものはやはり世話がたいへん

米作りは、完全無農薬がいい浜松の山里、春野町に暮らす私は、仲間と米作り行っている。広さは3反(3千平米)。米作りは、完全無農薬がいいにきまっている。なにしろ主食だから、安心・安全なお米がいい。けれども、除草剤を使わない栽培は、除草剤を使う…

ついにアイガモは一羽となった

きょうは11匹、あれれ、きょうは9羽、あれれきょうは5羽に。そして、ついにはアイガモは一羽となった。キツネかタヌキに襲われてしまったのだ。電気柵があっても、カモたちは跳び越えて畑の草をついばんでいた。夜中に襲われたのだと思う。その一匹は、昨日…

農家民宿「たべや」の水野さんのところに

くんまに出かけたので、農家民宿「たべや」の水野さんのところに、寄らせてもらった。ここは静岡県で農家民宿第一号。ヒツジやヤギがいる。うちの田んぼで活躍したカモくんを大切に飼ってくださっている。立派な小屋でカモ君たちは、しあわせそうだった。あ…

芸術性のあるものに接して、作者の人がらや創作の意図に触れるのはたのしい

どこか鎮魂の響きを感じさせる作品だ。切り株に苔を敷いてその上に展示してある。なかにロウソクの火を入れてもいいし、植物を育てても面白い。森のなかにいくつも置かれていた。こちらは、春野出身の木下さんの作品だ。昨日でかけた「天竜アートキャンプ」…

森下さんの森で杉の木を伐らせてもらう

稲刈り後の天日干しをする(稲架掛け)ための長い樹の棒(ナル)が必要で、田河内(たごうち)集落の森下さんの森で杉の木を伐らせてもらうことになった。森下さん親子で、懇切に樹の伐り方を教えていただいた。足場の悪い斜面で重たいチェーンソーをもって…

いよいよ田んぼ作りがはじまる

いよいよ田んぼ作りがはじまる。昨日は朝の7時半から田んぼのある集落あげての水路の掃除(井さらい)だ。うちのメンバー5名が参加。「井さらい」というのは、かつて田んぼをみんながやっていたときの必須な共同作業。いま田んぼをやっているのは、うちと…

アイガモの卵

アイガモは現在9羽。アイガモたちは網を飛び越えて、あたりの草むらで若草を食べている。いまのところ外敵には襲われていない。なんと! 卵を産んでいた。大友さんが見つけた。巣箱を用意していたが、そこでは産んでいない。野原の真ん中に、温めずに放置さ…