過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

田畑と森

農業は知力、体力、工夫力、ネットワーク力、いろいろ総合的に試される

農業は収穫が「待ったなし」。そこがたいへん。自然災害や病気もある。努力がすべてだめになる。知力、体力、工夫力、ネットワーク力、いろいろ総合的に試される。 いま栽培しているもの。お米(3反)、蕎麦(1反)、大豆(2反)。こちらは仲間でやっている…

きょうは栗ひろい 75キロ

きょうは栗ひろい。朝2時間、夕方30分。合計すると75キロだった。とれた栗は、高濃度の塩水に30分漬けてみた。こういうときの塩は、25キロ1,500円という安いもの。Amazonだと、こんな山里でも翌日に届くのはなんとも便利。沈んだ栗と浮いた栗を分ける。水に…

虫食い栗だけど

虫食い栗は、こうして事務所の前に置いてみた。さっそくエホヴァの証人(ものみの塔)の方、お二人が、選んで持っていってくださった。丁寧にな所所なひとつとってもクリスチャン、さすがと思った。すこし聖書談義も。

毎日、栗拾いだ

毎日、栗拾いだ。40分で10キロくらい拾う。ルーティン化してくると、億劫ではない。ちょうどいい運動になる。道具も揃ってきた。イガをつかむには、やはり鹿皮の厚い手袋。栗をつかむのは、火バサミよりも天ぷら用のトングがいい。虫食い状態によってA級、B…

若いときに山里に移住するのは、たいへんな先取りだと思う

若いときに山里に移住するのは、たいへんな先取りだと思う。リスクはあるが可能性がたくさん。山里では若い人はよろこばれる。地域に活気がでる。田んぼも畑も、茶畑も、森も、若い人に譲りたいというお年寄りも多い。体力のあるうちに、拡大していきことが…

虫に食われた栗は軽いので浮かぶ

きょうも栗拾い。イガのまま拾って20キロ。これまでの累計は55キロになる。栗拾いも、あと5日間くらいだと思う。そろそろ終盤。とる時期が遅かったので、ずいぶんと栗をムダにした。拾った栗は長靴で踏んづけてイガをこじ開けて、実を取り出す。つづいて、水…

イガのままトングで拾うことにした

栗拾いもなかなか手間がかかる。うちには50本もの栗の木がある。いまの時期は、次々と栗が落ちてきている。イガのまま落ちてくる。イガの裂け目を踏んづけて実を取り出す。あるいは、火ばさみで叩いてこじあける。ときに、イガが指に刺さって痛い。畑にはヤ…

栗の中の虫

栗の実が落ちだして、毎日、30分くらい栗ひろいをしている。問題は、実の中に虫がいることだ。うちの栗はまったく農薬散布しないので、虫の入っている確率が高い。市販の栗は、三回くらい農薬散布されたものだと思う。見分け方は、小さな穴だ。穴があいてい…

今年は立て看板をつくってみた

栗畑の草も刈った。今年は立て看板をつくってみた。勝手に拾っていく人が、たまにいるからね。でも、看板のタッチは、あんまり厳しくないものにしてみた。予約なんてないんだけど、そういう言い方で牽制してみた。イラストも入れた。これを7本立てる。なに…

稲の状態 たぶん10月に稲刈り

稲の状態。晩稲(おくて)なので、これから花が咲いて実ってくる。完全無農薬でったくの無肥料。土と水の力だけで育ってきている。育ち方のバラつきは、水の温度(田んぼの水もちの差)などいろいろな要素がある。心配していたイモチ病は、なんとか克服して…

草刈り

山里暮らしで絶対な必要なのが、草刈りだ。鎌などでは追いつかない。絶望的広いのだから。畑に空き地に、ブルーベリー園、田んぼ周り。草を刈るスペースは1,000坪以上はある。刈ったらすぐに草が伸びてくる。週一で草刈りが必要になる。なので、ぼくはエンジ…

ヤママユで機織りを実演されていた

春野で開催しているラブファーマーズカンファレンス。有機農業者の集い。100人くらいきていた。ちょうど逈田さんが、ヤママユで機織りを実演されていたので見学。機織り機は3台あるので、習いたい人には教えてくれる。それこそ、ヤママユの飼い方から糸の紡…

大豆の畑はこんなになってしまう

しばらく草取りしていないと、大豆の畑はこんなになってしまう(1枚目)。イネ科の雑草は逞しく根を張るので、抜くときがたいへん。ここまで育つと雑草に負けない(2枚目)。種からまいたものは、ハトとカラスに食べられて、残念なすがたに(3枚目)。

稲穂が実っているものもあれば、稲穂そのものが出ていないものも

今日の田んぼの様子。恐れていたイモチ病は蔓延していない様子。だが、稲穂が実っているものもあれば、稲穂そのものが出ていないものもある。まばらだ。葉っぱは勢いがあるんだけど、肝心の穂が育っていない。どうしたものだろうか……。

そばの種を播いてから13日目

そばの種を播いてから13日目。びっしり密集しすぎか。間引きしないといけないかな。こうしてみると、蕎麦をまいておくと収穫できなくても、雑草抑えにはなる。ソバは満遍なく広がるので、光が遮断されて雑草が生えるのを防いでくれる。

桃をいただいた

ずっしりと重たい箱が届いた。あけると桃だ。桃は、姿かたちがすてき。香りがいい。この夏場はひんやり冷えた桃がとくにおいしい。桃は生命力の象徴。邪気を払う力もあると古来から重宝されてきた。あかりにと、井元さんからいただいたのだ。かれは奈良の五…

蕎麦から芽が出てきた

雑草のまま放置していた我が家の畑も、蕎麦畑になるか。そばの芽が出てきた。種まきから5日目。前回に播いたのは、友人から頂いたやつ。10キロくらい播いた。だが、ひとつも芽が出なかった。今回は、市販のもの。5キロとした。草刈りしてトラクターで耕して…

蕎麦の樽まき、大豆の草取り

10日前に播いた蕎麦からちっとも芽が出ない。これはだめとあきらめた。水野さんがあたらしく5キロの種を買ってきてくれて、一緒に種まき。こんどはちゃんと芽が出ますように。20日前に播いた大豆のほうは、種まきしたその日から鳩やカラスがやってきて、8…

コツコツ草刈りの日々

コツコツ草刈りの日々。だいたいは、エンジン草刈機で粉砕する。背負い式の馬力のあるのが2台。肩にかけるのが1台。一輪車で押すのは扱いにくいので、返品させてもらった。使う刃は二枚刃のプロペラタイプを愛用している。もっとも破壊力があるし、軽いし、…

日本の原風景を壊しているもの。いま思いつくのは三つ

日本の原風景を壊しているもの。いま思いつくのは三つ。ひとつは森。山を崩して住宅地にしたこと。天然林を伐採して、スギ・ヒノキの森にしてしまったこと。その人工林が放置されて鬱蒼して暗くなるばかり。鳥も動物も昆虫もいない。ふたつ目は、田んぼ。も…

広葉樹の森のある山里に暮らしたいものだが

都会は、買い物が便利、仕事がある、教育も医療もととのっている。いろいろ文化的なことに触れやすい。そんな都会を離れて田舎に暮らすとなると、やはり不便だ。買い物は遠い、店がない、品揃えがない。仕事がない。教育も医療もきびしい。なにより文化が希…

蕎麦の種をまく

草ぼうぼうのまま放置されていたわがやの畑。蕎麦の畑にする。冬にはライ麦の種をまく。水野さん夫妻が来てくれて、まずは草刈り。一緒に葛のツルがたいへんな勢いで広がっていた。そして耕うん。耕すのはトラクターがないと無理。これはベトナム人から30万…

直まきと苗植えの二つのやり方

大豆はいつも直播きしていたが、今年は、直まきと苗植えの二つのやり方をためしている。直播きは、テグスを張るのを厳重にしなかったので、カラスとハトがほとんど食べ尽くしてしまったようだ。若葉も食いちぎられて無惨なすがたに。苗植えは成功している。…

大豆の苗の移植

朝はブルーベリーの収穫。1時間でバケツ一杯分。蜂がぶんぶんと飛んで来るのが恐ろしい。午後からは、大豆の苗の移植。およそ千株植えた。前日の雨で土が湿っていたこと、曇りで暑くなかったことが幸いした。豆のまま播いた畑は、テグスを張り巡らしていたの…

主食のコメと大豆は、やはり自分で作るのがいちばん

今年も大豆をつくる。一昨年は200キロとれた。昨年は、20キロという惨憺たんたるありさま。草取りを怠ったこと、長雨のために天日干しに失敗してカビが生えたことが原因。今年は、神戸の佐藤由美子さんからいただいた黒豆、地元の緑豆、そして茶豆に黄豆。つ…

草刈りの一日

よく働いた一日。集落の草刈りは朝の8時から3時間。夕方は、ブルーベリー狩り1時間。妻とあかりと。帰宅して、また事務所のそばの空き地と畑の草刈り1時間半。汗だくだ。明日は朝の5時から大豆の種まき、そして2,000株の苗植え(そんなに無理だと思うけど)…

これ、いもち病じゃなかろうか

かなり心配になってきた。これ、いもち病じゃなかろうか。5枚の田んぼにちらほら見られる。昨年の例でいうと、しばらくして田んぼ全体に蔓延してしまう。そうなるとコメの実りはスカスカになってしまう。苦労が水の泡に。いもち病じゃなければ安心だけど。…

ビオトープを作っている

田んぼのとなりにビオトープを作っている。川から別に水を引いている。田んぼからのこぼれ水も入ってくる。冬の間も水をたたえておくつもり。こちらは昨年は、アイガモの楽園にしていた。アイガモがいるときには、草はみんな食べられてしまうし、他の昆虫た…

家族で田んぼの草取り

家族で田んぼの草取り。泥の田んぼに踏み入れて手で草を抜く。泥との対話だね。邪気がアースされていくような気もする。頭がからっぽになる。草取り瞑想みたいだ。心身の健康にも、田んぼの草取りはおすすめ。無農薬の田んぼだからできること。あかりが戦力…

分けつが始まっている

田植えから30日。分けつ(茎の根元から新しい茎がでてくること)が始まってきている(1枚目の写真)。地元の長老と立ち話。「肥料なしでよくここまで生育しているものだと。大したものだ」と感心してくれた。まったくなんの肥料も入れてない。もちろん完全無…