過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

主食のコメと大豆は、やはり自分で作るのがいちばん

今年も大豆をつくる。一昨年は200キロとれた。昨年は、20キロという惨憺たんたるありさま。草取りを怠ったこと、長雨のために天日干しに失敗してカビが生えたことが原因。

今年は、神戸の佐藤由美子さんからいただいた黒豆、地元の緑豆、そして茶豆に黄豆。つくりかたも、直まき、苗の移植、芽と根っこを切った苗の移植と、いろいろと試している。

大豆をつくっていれば、かなり自給自足に貢献する。煮豆がいい。ご飯と一緒に炊くと美味しい。味噌に加工できる。豆腐に納豆に油揚げ。醤油も。豆乳もいい。おからもいい。大豆焙煎珈琲もおいしい。

完全無農薬と無化学肥料の大豆はとても貴重だ。日本の大豆の自給率は7%。そのうち無農薬で栽培しているのは1%未満といわれる。

93%の輸入先の主なものは、アメリカ(224万t)、ブラジル(52万t)、カナダ(34万t)、中国(3万t)(平成28年度実績)。

輸入の大方は遺伝子操作されたものだろう。除草剤など農薬漬け。大量生産するとなると、そうせざるをえない。アマゾン河流域の広大な農園では、セスナ機で除草剤を空中散布している。除草剤に負けない品種を遺伝子操作して、栽培している。

「除草剤」を浴びた「遺伝子操作」された大豆、さらにはカビ対策で燻蒸処理も行われるとも聞く。

主食のコメと大豆は、やはり自分で作るのがいちばん。安心・安全な食の確保。そして、自分で作るということ。生き方の基軸ではある。