過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

グリーンツーリズムとしての田んぼ体験は可能だろうか

なんとか田んぼは続けたい。完全無農薬・無化学肥料のあり方は、変えない。しかし、経費と労力がかかりすぎる。なんとかならないか。

経費が捻出できて、たのしく農作業ができる方法はないか。グリーンツーリズムとしての田んぼ体験は可能だろうか。

なんといっても、春野の美しい自然環境と、無農薬の農業というところが基軸にある。そこが強みであり魅力。

そこで、こういう企画を考えてみた。まだ試行錯誤中。

1)会員制の農業体験を募る。春野の美しい自然の中、1年間を通して田んぼと畑の体験ができる。

2)参加費は1組で年間3万円(家族での参加可能)。10組まで募集。

3.)特典は、無農薬のお米10キロ提供。完全無農薬のフィールドで田んぼと畑の農業体験ができる。(体験に参加できなくても、お米は提供)

さて、どんな農業体験ができるのか……

4月)山菜採り(ワラビやタケノコ)

5月)種籾からの苗つくりの手伝い。

代かき前の田んぼで、どろんこ体験。無農薬の田んぼだからできること、全身どろんこ遊びできる場は、いまほとんどない。その後で、ドラム缶風呂。薪割りなどは、お父さんたちが行う。あるいは、ちかくにあるすみれの湯(町営の風呂)。

6月)田植え。機械植えと手植え。アイガモを放す。ホタルの鑑賞。

7月)田んぼの草取り。大豆の種まき、苗の移植。
※オプションとして、ブルーベリー摘み。

8月)自然観察会。気田川での川遊び。

10月)稲刈りと天日干し。マコモダケの収穫、
※オプションとして、栗ひろい。

11月)脱穀。大豆の収穫と天日干し。

12月)大豆の脱穀。餅つき

1月)冬水(ふゆみず)田んぼの観察。

2月)収穫した大豆での味噌作り。

その他、森で間伐材を切るなど、いろいろと仕事はある。オプションでカヤック体験など。

食事などは提供しない。基本、手弁当。(ほんとうは、炊き込みご飯とか猪鍋とかカレーとか、つくりたい。しかし、準備に追われてしまう)

……など思案中。1組3万円というのは、高いか安いか。

もしも10組の会員がいれば、30万円の経費で田んぼづくりの諸経費がまかなえる。お渡しするお米は100キロだけけですむ。

ふだんやっていることとだけど、イベントとなると、段取りと準備にエネルギーはかかる。受け入れに、かえって忙しくなり、人件費がかかることにならないか。

みなさんの感想、アドバイスをいただければありがたいところです。まだ仲間も賛同も得ていない仮設の企画です。